1988年11月号 表紙:中村由真
SOFT TOP20
『ソーサリアンシステムパック』が1位。これはゲームじゃなくて『ソーサリアン』の追加シナリオ。2位が『イース2』でファルコムは相変わらず強かった。ちなみに『ソーサリアン』の本体が6位に入っているのだから、この売れっぷりには舌を巻くしかない。
3位に『激突ペナントレース』が入っているが、これはコナミの『パワフルプロ野球』の前身(『エキサイティングベースボール』は激ペナの前身)
新作
『琥珀色の遺言』という推理物ADVが登場。リバーヒルソフトの十八番である。オレはこういう推理物より、ストーリー性の強いADVの方が好きだった。このころの体質が、今でもやるドラ好きとして受け継がれているようだ。
つげ義春の『ねじ式』がゲーム化。グラフィックが恐かったというのが当時の印象。っていうか、つげ義春のマンガ読んだことないし。
特集
【SFゲーム特集】
巻頭がメリエスの『月世界旅行』になっている。
特筆すべきは『サイオブレード』と『スナッチャー』が扱われていることだろう。この両作はプレーしたくてたまらなかった。
『サイオブレード』はMSX版を入手できたが、『スナッチャー』はサターン版の発売まで待たなければならなかった。
オレ的には『サイオブレード』のリメイクをプレステ2でプレーしたいところ。
それにしても、『スナッチャー』は小島秀夫のゲームだというのに、彼の名前が一言もでてきていないのが感慨深い。
この他に『シャティ』『ヴェイグス』も。
How to Win
いよいよ始まった『ロードス島戦記』の攻略。オリジナルキャラで攻略している。
そして、ファルコムの二大看板『ソーサリアン』と『イース』は、それぞれ『戦国ソーサリアン』と『ワンダーズ・フロム・イース』の紹介だけで攻略はなし。なんで?
RPGリプレイ
『ロードス島戦記3』:第3話
この号で、ついにニースが登場。扉絵の笑ったニースって結構レアかも…。
ちなみにライナの拷問シーンが始まったのも、この回から。
SLG WORLD
『A列車で行こう2』
なおSLG通信では、『スーパー大戦略』のマップコンストラクションでロードス島を作ってきた強者がいた。
福袋
『リップスティック・アドベンチャー』が登場したことによって、ようやくエロゲーのグラフィックもマトモになってきた。当時はAV女優のガタガタの実写っぽいグラフィックか、ヘボヘボのアニメ系グラフィックしかなかったから、このゲームのグラフィックが美麗に見えた。
コミック
『イース』第7話
『マーシー』第6話
付録
【ラストハルマゲドン裏マニュアル2】
ここで『妖怪紀行』(ラスマゲのパロディ)が発表されているが…
その他・備考
『聖エルザクルセイダーズ』最終回。松枝蔵人の小説はコンプティークの必需品だったが、オレは途中からだったので、これは読んでいなかった。
『トップをねらえ!』OVA1巻のストーリーダイジェストが掲載。随分と太っ腹。
今号から矢野徹のエッセイ『狂乱の酒場』がスタート。
矢野徹といえば『ウィザードリィ』日記。この中で、「タッチタイプを覚えるのには『ウィザードリィ』で遊ぶのが一番」というようなことを書いていた。半信半疑でオレも試してみたら、本当にタッチタイプができるようになっていた。