1989年3月号 表紙:藤谷美紀
SOFT TOP20
『信長の野望・戦国群雄伝』が『ピラミッド・ソーサリアン』を抑えて首位。これは、ある意味では画期的なことである。ちなみに信長はPC-88SRでのみの発売。これもスゴイ!
そして『スーパー大戦略』が3位に。
光栄・日本ファルコム・システムソフト、当時のパソゲー御三家が仲良く表彰台に立った。
『ウィザードリィ4』が4位に入っているが、これもウィズブランドのなせるワザなのだろうか。
新作
『死霊戦線2』が登場。面白いシリーズだったが、なぜか「2」は未プレー。
『野球道』が登場。単にペナントレースを戦うだけでなく、キャンプから選手編成、スカウトといった球団運営全般をシミュレートするというゲーム性に大いに惹かれた。
特集
【How to Win SPECIAL】
How to Winの特集とはいえ、実際には攻略に至っていないものも多数あり、どちらかというとオールジャンル扱う特集といったところか。
ファルコム特集では『ピラミッド・ソーサリアン』の攻略と共に、「ファルコム乱心?」とユーザーを困惑させたSFシューティングの『スタートレーダー』も。
How to Win
『信長の野望・戦国群雄伝』』と『水滸伝・天命の誓い』では、『維新の嵐』の後を引き継いでリプレイが。ただし、今回は予備知識編ということで、システム周りの解説に終始。
『妖怪変紀行』は今号でもしっかりページを確保。出来上がってもいないゲームなのに、こうやってページを確保できるなんて、それだけ飯島健男ひいては『ラスト・ハルマゲドン』が支持されていたってことだろう。
他に『ウィザードリィ4』『ヴェイグス』『どろろ』『ゴーファーの野望・エピソード2』『スナッチャー』『ロードス島戦記』『サイオブレード』も。
RPGリプレイ
『ロードス島戦記』:第7話
カノンにて読者のオリジナルキャラが登場。でも、小説版の同じ場面では出番がなかったようで。
SLG WORLD
『シュヴァルツシルト』
これも息の長いシリーズ、工画堂の看板タイトル。
とはいえ、これも未プレー。
福袋
『ドキドキシャッターチャンス』でエルフの名前が初登場。
コミック
『イース』:第11話
『マーシー』:第10話
付録
【マイト&マジックBOOK2裏全書】
その他・備考
X68000のゲームで『リターン・オブ・イシダ ソフトでハードな物語2』という業界ネタのゲームがあった。タイトルからして、かなりいい感じだったのだが、結局、他機種に移植されることはなかった。これは、やってみたかったゲームの1つである。