1989年8月号 表紙:西田ひかる
SOFT TOP20
『アフターバーナー』がなんと1位。X68000とFM-TOWNSだけの発売で1位というのだから、色々な意味で驚かされる。『スタートレーダー』が2位だから、STGでワンツーということになる。まさに隔世の感。
なお、初登場の『サーク』は3位だった。
新作
『妖怪変紀行』でミソをつけた感のあった飯島健男であったが『ブライ』を引っ提げて復帰した。キャラデザが、どこかで見たことがあると思っていたら、アニメ版『聖闘士星矢』を担当した荒木伸吾だった。
MSXの『アンデッドライン』が登場。ファンタジー世界のSTGというとドラスピを思い浮かべるが、実際には『キングスナイト』っぽいゲーム。けっこう面白い。
特集
【システムソフト】
なんとシステムソフト1社だけの特集。『天下統一』『大戦略3』『遊兎伝』の3本だけ。この当時はSLGが全盛期だったので、歴史物SLGと戦略型SLGの両タイトルを有するシステムソフトだけで、特集が組まれても不思議ではなかったのだろう。
How to Win
ギャルゲーという言葉はまだなかったけれど、『ヴァリス2』は間違いなくそういう目で見られていたと思う。でも、オレは未プレー。パソコン版を見た後だけに、ファミコン版はやる気がなかったし。
ソーサリアンの新作『宇宙からの侵略者』も攻略開始。ソーサリアンシリーズは短いスパンで、新作っていうか新シナリオがどんどんリリースされたので、 遊ぶのには困らなかっただろう。でも、オレはベーシック版で挫折。ヘボゲーマーのオレには、ソーサリアンすらキツかった。
他に『サーク』『信長の野望・戦国群雄伝』も。
RPGリプレイ
『ロードス島戦記3』:第12話
シャイニングヒルへ突入するところ。
今月の新作RPGは『T&T』のサプリメント『モンスター! モンスター!』プレイヤーがモンスターになるという変わり種。でも、『T&T』も未プレー。「これでも喰らえ」って言われても、喰らう気にはなれなかった。
SLG WORLD
レビューは『信長の野望・戦国群雄伝』と『アスガルド』
信長に関しては発売から一年近く経っているので今更という感じもするが、雑誌の誌面的には熱い状態だった。このころの信長はシステムがシンプルだったし、決着するのも早かったから繰り返しプレーがしやすかった。
福袋
Hコミック大賞ということでゲームは一切無し。当時は規制が少なかったので、かなり際どい描写があったものである。
阿宮美亜へのインタビューもあり。
コミック
『ルーンワース 星の勇者』:第1話
『イース』:第16話
これまでのコンプはゲームを漫画化していたが、『ルーンワース』はゲームとマンガが同時進行だった。この後に、T&Eソフトから同名タイトルのゲームが発売される。
付録
【イース3冒険ブック】
イースシリーズの中で、唯一オレがプレーしたのが『イース3』
でも、どんな内容だったのかは覚えていない…
その他・備考
ジャストとフェアリーテールが合同で立ち上げたブランドがカクテルソフトだったと初めて知った。
『トップをねらえ!』OVAの3巻が出たが、これまでのようにストーリーダイジェストはなし。ピンナップだけ。
リバーヒルソフトにて『ブライ』を作成中の飯島健男であったが、エッセイ欄で「パンドラボックス」という名称を使っていた。
アイドルクラブで横山智佐が登場していたが、当時の声優は年齢を公開していたみたいだ。