1990年7月号 表紙:和久井映見
SOFT TOP20
98版『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』が出たにもかかわらず3位止まり。『三国志2』『ポピュラス』がワンツー。ソーサリアンやイースの勢いに比べると、ドラスレはやや勢いが足りない。
TAKERUはソーサリアンや大戦略のユーティリティが好評。
新作
FM -TOWNS専用のサイキック・ディテクティブシリーズ3作目『AYA』が登場。当時の水準としては最高峰ともいえるグラフィックに、TOWNSの凄さを実感。店頭デモでも、サイキック・ディテクティブシリーズは使われていた。コンシューマに移植されないものだろうか?
『ソリッドスネーク・メタルギア2』が登場。日本語版はMSXでしか出ていないという、かなりレアなゲーム。今さらコンシューマで出されても困るだろうが、でもコナミアンティークスに収録して欲しい気もする。
特集
【RPG&SLG最強ゲーム9】
美麗なグラフィックのゲームがひしめく中、『ウィザードリィ5』のワイヤーフレームが一際目立っている。
で、美麗なグラフィックといえば洋ゲー『クォータースタッフ』。グラフィックに騙されたわけでもないのだが、買ってみたがあまりの難易度に早々と挫折した。
他に『クリムゾン3』『大航海時代』『三国志2』『ポピュラス』『インペリアル・フォース』『ロボクラッシュ』。
How to Win
『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『ソーサリアン』『エメラルド・ドラゴン』というおなじみの常連組。
『トップをねらえ!』は脇役キャラの人気投票の結果発表。1位はターニャ・マカロフ。以下、チサト・モリワキ、フリッパー(イルカ)となっている。
RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第9回
剣の牙の公爵と戦闘かと思ったら、その部下だったと拍子抜け。その後、改めて剣の牙の公爵から宣戦布告をされる。
今月の新作は『レムリカモンスター』。『モンスターメーカー』の翔企画から出たカードゲームなのだが、全く記憶になかった。
SLG WORLD
『天下統一』の簡単な攻略法。
お茶の水による「合戦物語」では厳島の合戦について。ログインもそうだったが、なぜかこういう史実に対して、ライターが自身の持論を展開するというのが流行っていた。歴史小説も「ifもの」が流行っていたし、そういう風潮だったのだろうか?
福袋
エロゲーのHow to Win。『ドラゴンナイト』『ベロンチョ身体検査』『リップスティック・アドベンチャー2』『きゃんきゃんバニー・スペリオール』『トワイライトゾーン4』『ランス2』『アソコの幸福』『ストロベリー大戦略』
コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第8話
人類の敵が「神」を名乗るグレートアトラクターであることが判明。一方、マリナ達はグレートガンバスターのパイロットになるために、ウラシマ効果を使って半年間で2年間分の時間を稼いで特訓をする(『ドラゴンボール』みたい)。
『ルーンワース 星の勇者』:第12話
付録
【天と地とマルチ・マニュアル】
角川映画ということでメディアミックス絨毯爆撃を展開。ちなみにカセットブックのカバーイラストは天野喜孝。アルスラーン風の上杉謙信。
【秘本 天下統一】
マルチプレイのリプレイのみならず、それを小説化した。榊良介の作家志向は、この頃から目立ってきたようである。
その他・備考
ライトスタッフが立ち上げ。「エメラルド・ドラゴンのスタッフが集結」と制作者が前面に出て、しかもゲーム画面が出てこないという当時としては異例の事態。なお、ここにも飯島健男が絡んでいる。まだ、『ブライ下巻』が発売されてないのに。
なお、ライトスタッフは今はもうない。