1990年8月9日木曜日

1990年8月号

1990年8月号 表紙:寺尾友美



SOFT TOP20
 初登場の『大航海時代』が首位。2位も『三国志2』と光栄の貫禄を見せつけた。
 また『機甲師団』『バトル』といった本格派SLGもランクイン。本格過ぎて、この辺のゲームはオレに縁がなかった。
 TAKERUのソフトには『うろつき童子』『びんびん麻雀ピーチエンジェル』といったエロゲーがランクイン。対面しなくても購入できるから売れるのだろうか?



新作
『Strip Poker2』という実もフタもない洋ゲーがあるが、なぜか男も脱ぐという仕様であった。さすが洋ゲー。
『ソリッドスネーク・メタルギア2』に登場するキャラはオッサンとオバサンばかりで老け顔が多い。メイ・リンが抜擢されたのは、そこに秘密があるのだろうか。


特集
【コンプティーク特選 BIG GAME6】
 ゼネプロ(=ガイナックス)から、ついに『サイレント・メビウス』が発表。このゲームはオレが初めて買ったPC-9801のゲーム。「コミックスを買ってゲームの予習をしよう!」というアオリにまんまと引っかかってコミックスを購入。あまりの面白さにハマってしまい、ゲームも買ってしまったというもの。この記事は、オレの趣味・嗜好に大いに影響を与えた、記念碑的な特集だったといえる(笑)
 なお、残りのBIG5は『大航海時代』『インペリアル・フォース』『ウィザードリィ5』『天と地と』『大戦略3'90』。


How to Win
『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』が98NOTEに移植。当時のノートはモノクロだったので、ゲーム画面はモノクロに。こういう時代もあったのだ。
『ロボクラッシュ』はゲーム化されているが、なぜかコンプでは取り上げられないMSXでのみの発売だった。なぜコンプの企画なのに、コンプ読者が少ないMSXで出したのが謎。
 他に『エメラルド・ドラゴン』『三国志2』『ポピュラス』『ソーサリアン』も。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第10話
 暗黒の民と銀狼の民の戦争が開始。ただし、ロードスRPGには戦争ルールはなかったので、戦争としては解決されない。あくまでも局地戦をプレーヤー達が戦うだけ。それにしてもウォリアーマスクを被ったバッソーのイラストが恐い。これじゃあバーサーカーである。ウリィィィ!
 新作は『ドラゴン・ウォーリアーズ』。ゲームブックのような体裁のブックタイプ。当時は手軽なブックタイプより、ボックスタイプの方が多かったのだ。多分、『ソードワールドRPG』や『T&T』の成功が大きかったのだろうか。
『パラレルクエスト』の読者が送ったハガキで「うちう1つよいおぢさん」というのがあるのだが、このネタは10年経った今でも笑える。


SLG WORLD
 三国志の人気キャラについて解析。『三国志2』で呂布を君主にしてやってみたが、あまりのカリスマの低さに裏切り者続出で辛かった。玉爾を手に入れれば楽になるんだろうけど…そこまでたどり着けなかった。
 続・おせーてあげるでは『バトル』を攻略。これを読んだら、メチャ面白そうなのだが、どっこい実際にやってみたら激難。世界中を敵に回して、30分ぐらいでゲームオーバーになった覚えがある。


福袋
 ディー・オーが登場。また、エロゲーの老舗が一つ増えた。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第9話
 2年間の特訓を終えて逞しくなって帰ってきたマリナ達。だが、今回のグレートアトラクター殲滅作戦は、時間軸の歪みのため帰還できるのは数千年後となってしまう。そのことを察したジュンはヘコみまくる。一方、スズコはトップパイロットのユングが作戦に参加しない不満を、「ふくめんコーチX」に直談判。だが、ユングは宇宙放射線に侵されていたのであった。
 だいぶ「トップ」らしい展開になってきた第9話である。

『ルーンワース 星の勇者』:第13話


付録
【ウルティマ5攻略指導教本】
 今でこそウルティマといえばオンラインだが、当時はオーソドックスタイプのRPGだった。ウルティマの特徴といえば宗教だが、宗教のチャプターに描かれているカットが、某教団の教祖を連想させる人物…宙に浮いているし。おおらかな時代だったのだ。


その他・備考
 スタークラフトは洋ゲーRPGの移植を主にしていたが、なぜかパッケージの女キャラはみんな際どすぎる格好をしている。っていうか、ほとんど裸。なんで?
 今月のリセットちゃんは『ランス2』。実はランスシリーズとは無縁で、『鬼畜王ランス』まで未体験だったりした。
『ブルトン・レイ』のシナリオコンテストが募集開始。これに応募するために『ブルトン・レイ』を買ったもんである。でも、結果は推してしるべし…
 このころはゲーセンもプレイスポットとして大人気だったようだ。
 FMWがブレイクし始めた頃でもあったようだ。ダチョウ倶楽部の上島がやるような、青いショートタイツにタンクトップという懐かしいスタイルの大仁田がいる。