1990年11月9日金曜日

1990年11月号

1990年11月号 表紙:小川範子



SOFT TOP20
 MSX版への移植が完了した『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』が1位返り咲き。2位には『プリンス・オブ・ペルシャ』。『サイレント・メビウス』は初登場で4位だった。
『三国志2』『大航海時代』はコンスタントにチャート上位を占めるのだが、『ランペルール』はやや低迷。88SR専用というのもあるが、やはりヨーロッパという馴染みの薄い世界観が災いしたのか?
 TAKERUは『セレクテッド・ソーサリアン』の1~5が全てランクインするという怪物ぶり。



新作
『ファンタジー4』が登場。未プレーだが、身体部所ごとにダメージが設けられているというのが斬新。でも、他のゲームがパクっていないところを見ると、さほどウケたわけではないようだ。
『エメラルド・ドラゴン』のX68000版がグローディアというソフトハウスから出た。バショウハウスとは、どういう関係にあるのだろうか? 同社から出る『ヴェインドリーム』では「エメドラでおなじみのグローディア…」とあるので変名したのだろうか?
 TRPGでは『AD&D』の日本語版が登場。当時のオレたちは、『D&D』をベースに『AD&D』の面白いところを付け足していくというローカルルールで遊んでいた。たとえば、アライメントをローフル・グッド~カオティック・エビルまでの9段階に分けたりとか。


特集
【How to Win完全制覇】
『大戦略3’90』『銀河英雄伝説2』『ランペルール』『サイレント・メビウス』『ウィザードリィ5』『三国志2』『バーズテイル』『ヒルズファー』『天と地と』『ウルティマ5』『ソーサリアン』『クォータースタッフ』『ロボクラッシュ』
 アメゲーのRPGが5本も含まれている。外国産RPGがこんなに多くを占めるなんて、現在のコンシューマ市場じゃ考えられないことである。


How to Win
 特集でやったので休載。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:最終話
 M字型の生え際の人影は読者の予想通りアシュラムであった。外なる人間が会合の地に集結したことによって、クリスタニアの秩序を保っていた「周期」が崩れる。そして、これによってクリスタニアが本格的に(ゲームとして)スタートすることになる。
 今月の新作はモンスターメーカーのフィギュア。このカードゲームは、毎週のように友人同士で集まって遊んだもんである。


SLG WORLD
 SLG徒然対談。四谷、お茶の水がSLGについて語り合うというもの。


福袋
 満を持してという感じで『ドラゴンナイト2』が登場。でも、これだけはオレは未プレー。深い理由はない。
 How to Winは『ドリーム・プログラム・システムSG』


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第11話
 エルトリウムに置いていかれたと思われたガンバスターであったが、危機一髪というところで間に合い、なんとか宇宙怪獣を退ける。その後、神(=グレートアトラクター)を討伐することに反対のシリウス人が、マリナの恋人タクナ(通称・若ハゲ様)を使ってマリナ暗殺を試みるのだが…

『ルーンワース 星の勇者』:最終話


付録
【サーク2冒険ガイドブック】
 サークは面白かった…だが、続編は何故かプレーせず。特に理由らしい理由はないのだが。


その他・備考
『ポピュラス』の生みの親ピーター・モリニューが、新作『パワーモンがー』を引っ提げて来日。モンガーって、モモタロウを連想させる名前だ。