1991年1月号 表紙:千堂あきほ
SOFT TOP20
『シムシティ』が貫禄のV2。『銀河英雄伝説2』が初登場で2位。『大戦略3パワーアップキット』と『大戦略3'90』が5位と6位に仲良くランクイン。このランキングを眺めていると、オレの趣味はマイナー志向なのかと思わなくもない。
TAKERUでは『野球道2』が首位。『ソーサリアン』一色だったTAKERUにも、色々なゲームが登場するようになった。
新作
【パソコンゲーム大全】としてまとめられている。後半が、いつもの新作ページのような体裁になっている。
ルーカスフィルムが鳴り物入りで投入したのが『ルーム』というADV。でも、オレの周りでこれをやってる人はいなかった。
年の瀬ということで『ファルコムキャラクターCG』というものが登場。これを使えば、ファルコムキャラを印刷した年賀状も作れる。
『サーク』の番外編『フレイ』が出たが、なぜかMSX版のみだったと記憶している。
TRPGでは『ブルーフォレスト物語』が登場。一部に根強いファンがいるようだが、オレは未体験。
特集
【The日本ファルコム】
貫禄の一社独占特集。システムソフト以来(1989年8月号)である。
もっともゲームの攻略は『ダイナソア』だけで、残りはファルコム関連のニュースだけ。特集といってもページ数は少ない。
How to Win
【パソコンゲーム大全】
新年号ということでイレギュラーな誌面構成となっており、How to Winも新作ソフトエクスプレスが合わさったような状況となっている。
前半部がいつものHow to Winで『アルシャーク』『銀河英雄伝説2』『ルーンワース2』『大戦略3'90』『三国志2』『ブライ下巻』。なんだか続編ばっかりだ。人気シリーズの続編はヒットが固い、というのは20世紀から定説になっていたようだ。
RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第1話
というわけで新シリーズ開始。面倒な設定はなく、全員が顔見知りで村人を助けに行くという、わりとありきたりのオープニングだった。
この連載で注目すべきは、魅力度18というフォース以上の美形美少女プリースト・フィランヌの存在だろうか。でも、性格と口がよろしくない。
今月の新作はサイリュームという発行物体。ゲームの新作はソウトエクスプレスの方でまかなうようになったみたい。
SLG WORLD
SLGでは題材にされることの少ない古代の戦争について。
福袋
バーディーソフトの『CAL』が登場。キャラデザの美龍の絵はオレのお気に入り。
アリスソフトからは『闘神都市』が登場。
コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第12話
シリウス人の指導者に操られるタクナ。正気を失ったタクナはマリナを殺そうとするのだが…マリナの必死の説得と熱いキス(笑)のおかげで、タクナは正気を取り戻し、マリナも無事なのであった。
付録
【平成3年 日本のソフトハウス PART1東京版】
ソフトハウスの数も増えたので、この年から東京(関東)版と全国版とに別れて月跨ぎの企画となったのである。この企画、ソフトハウスがこれまで開発したゲームも合わせて紹介してくれるので、とっても役立つ。
『ドラッケン』でパソゲーデビューしたEPICソニーだが、読者プレゼントがファミコンの『TM NETWORKライブインパワーボール』ってのが笑える。
また、謎の存在だったグローディアがエメドラスタッフによって立ち上げられたソフトメーカーだということも、ようやく判明した。
その他・備考
コンシューマのゲーム大賞を決めるスピリッツ・オブ・ジ・イヤーのノミネート作品を発表。電撃PSのウォルフ中村って、この頃から仕事をしてたんだ。