1991年4月号 表紙:ribbon
SOFT TOP20
『信長の野望・武将風雲録』が一歩後退し、『A列車で行こう3』がトップに。ここで興味深いのは、信長は88専用であるのに対し、A列車は98専用だったということ。そして、各種ハードに移植されている『エメラルド・ドラゴン』は3位。
TAKERUでは『電脳倶楽部/武尊 第33号』がトップ。ディスクマガジン形式のものがチャートの上位を占めるようになった。一方でTAKERUチャートを独占していた『ソーサリアン』はチャートから姿を消した。
新作
脱げば脱ぐほど強くなる『バトル・スキンパニック』が98に移植され、『スーパー・バトル・スキンパニック』となった。
トールキンの『指輪物語』(今でいう『ロード・オブ・ザ・リング』)もゲーム化された。でも、相変わらずのアメリカンなグラフィックが、当時のオレを萎えさせていた。
TRPGでは『ソードワールド』のマスタースクリーンが登場。このマスタースクリーンっていうのもTRPG独特の商品だ。
特集
【ファルコム王国】
『ソーサリアン』『イース』の二枚看板がなくなったファルコムだが、『ダイナソア』『ロードモナーク』で巻き返しを図る。このころは、まだマウスオンリーの操作体系がなかったっていうのが時代を感じさせる。
How to Win
風雅システム唯一の看板タイトルといってもいい『アマランス』が登場。ストーリーは面白そうなのだが、独特の戦闘システムに付いていけず挫折した覚えがある。
他に『大戦略3'90』『マスターオブモンスターズ2』『戦極』『ブライ下巻』『プリンセスメーカー』『ルーンワース2』『ファースト・クィーン2』も。
RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第4話
戦死したテューレの死体を冷凍保存するために白き谷を目指す一行。元テューレのプレーヤーは、カルーアという人間・戦士のキャラクタを作り直して参加。連載4回目にして、未だに何を目的にするのか分からないという異例の連載となっている。
SLG WORLD
『三国志2』リプレイを振り返るというもの。
福袋
How toWinは『ドラゴンナイト2』2回目。
読者投稿のバナナメイツにはHシーン自主規制を嘆くものが寄せられた。それに対するコンプ編集部(=角川書店)の腰抜けな対応にため息。
コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第13話
連載再開時期は流動的、とのことだったが2ヶ月ぶりに告知もなしに復帰。でも、ページ数は減っている。
神(=グレートアトラクター)の意志に従ってマリナを亡き者にしようとするシリウス人。だが、マリナに託してみようということで、マリナ暗殺計画は白紙に。
付録
『少年信長王』
2月号では有力大名によるデータと傾向を載せたので、今回は弱小大名のデータと傾向。
そして、いよいよリプレイも開始。今回のリプレイは「運命の回転盤」というランダムで発生する強制命令を導入。これによってごり押し・力押しだけでなく、ランダム要素の強いゲーム性が導入されることになった。
その他・備考
PC-9801の広告は大江千里。当時の98は、NEC的には「キュッパチ」と呼ばれていた模様。オレは「キューハチ」だったけど。ちなみにX68000は「ロッパー」だった。
90年度のソフト大賞応募の告知。
『ストリートファイター2』が登場したのはこの年だった。『ゆうゆのクイズでGO!GO!』もね。
NECのPC-9801新シリーズとしてPC-9801DXが登場。これがオレの愛機(通称・初号機)になった。