1991年7月号 表紙:横山知枝
SOFT TOP20
ようやく『信長の野望・武将風雲録』がトップに。他社のゲームもトップに立つことはあるが、長くランクの上位を占めるのは信長シリーズだけ。
2位は『マスターオブモンスターズ2』、3位は『ロードモナーク』と久しぶりにパソゲー御三家が表彰台独占。
TAKERUでは『A列車で行こう3』がトップに。パッケージ版だけでなく、TAKERU版でもトップになるんだから、このゲームの人気も本物。
新作
X68000版の『サイレント・メビウス』が登場。後発ということもあって改良点がいくつかある。中でも特筆すべきは、オープニングにラリーが登場すること。98版では登場しなかった。
『AD&D』では関連商品がいくつか登場。『D&Dマガジン』も取り上げられていた。懐かしい。
特集
【エメドラをこえて】
この時期、奇しくも『エメラルド・ドラゴン』を開発したスタッフによるゲーム『アルシャーク』と『ヴェインドリーム』が登場。この2作を取り上げている。
コンプ的には大人気のエメドラ、その遺伝子を受け継いだこの2作の行く末は…? それは後のソフトセールスで審判が下される。
How to Win
『プリンセスメーカー』でもリプレイがスタート。イヌボン(福袋ではイボンヌ木村)が娘を育て、その過程を記すというもの。相変わらず攻略の役には立たない。
他に『信長の野望・武将風雲録』『マスターオブモンスターズ2』『ダイナソア』『ロードモナーク』『ルーンワース2』『ビーストロード』も。
RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第7話
失われた計画書を取り戻すために、今回は町の中を捜索するシティアドベンチャー。これを読んでいて思うのは、プレーヤーがマスターの思惑通りに動いてくれないと、シティアドベンチャーは成り立たないってこと。オーソドックスなダンジョンシナリオだと、とりあえず先に進んでくれれば、良くも悪くもストーリーが進展する。でも、シティアドベンチャーだと場合によってはストーリーが破綻することもある。で、今回はミッション失敗という形で、とりあえず決着だけはした。
SLG WORLD
SLGプレイヤー図鑑ということで、SLGプレイヤーのファッションについて。四谷の格好は爆笑モン、っていうか、いないだろこんなヤツはって感じ。
福袋
『カクテルソフト増刊号』。前号でも書いているが、エロゲーもファンディスクが出るようになった。
エルフからは『ELLE』が登場。98版は『ELLE』だったが、WIN版では『el』に。商標登録か何かに引っかかったんだろうか。
How to Winは『DPS SG2』と『キャル2』。
コミック
『ムーンクエスト』:第3話
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第16話
グレートアトラクターの脳天をかち割ったグレートガンバスター。だが、グレートアトラクターの脳味噌だと思われていたものは、オーバーロード直前のバニシングモーターだった。グレートアトラクターには、もともと実体なんてなかったのである。脱出路を断たれたグレートガンバスター、このままではオーバーロードしたバニシングモーター共々ブラックホールの果てに消えてしまう…
付録
【SLG文庫スペシャル 仮名手本大戦略/プリンセスメーカー】
その他・備考
ミス・リリアの杉本理恵がセカンドアルバム「Celceta」を発表。毎月、なんらかの芸能活動をしているようで。ここの欄が、ミス・リリアの活動報告の場になってしまっている。
『学園都市Z』ってゲーム、なんかトップっぽいんですけど…
押井守の「これでもくらえ!」で扱ったのは『ブラック・レインボウ』。このゲーム、キャラグラフィックを自作できるのだが、絵が上手い人はこういう機能でも遊べて羨ましい。
『ブルトン・レイ』シナリオコンテスト2の募集開始。