1991年12月9日月曜日

1991年12月号

1991年12月号 表紙:杉本理恵



SOFT TOP20
『シムアース』がトップ、『アトラス』が2位に。ワールドワイドというか、グローバルなゲームがワンツー。3位は『ワイアラエの奇跡』が。ゴルフゲーは着実なセールスを記録する。
  なお、4位には『シャングリラ』が。エルフも新作を出せば、ランキング上位にくるようになった。
 TAKERUでは『ソーサリアン』が2ヶ月連続でトップ。さすが。



新作
『らんま1/2飛龍伝説』なのだが、原作よりもHっぽいような気がするのは気のせいだろうか?
 アートディンクからは『関ヶ原』が。テーマがテーマだけに楽しみにしていたのだが、なんだかシステムが理解しにくいというか、自分のしたいことが反映されにくいゲームなので挫折した。
 ウルフチームからは三国志ゲームの『天舞』が。これは逆に、適当にやっていても適当にクリアできてしまうという、トホホなゲーム。ちなみにオレは劉備、関羽、張飛の三人だけに兵力を持たせ、敵部隊を一つずつ潰して中原の覇者になった。


コンプRPG
 新作TRPGは「コンプRPG」月報に移転。
『ウォーハンマー』は話題になったような気がするが、でも未プレー。『スペース・アウトロー』のイラストが唯登詩樹っていうのが、ちょっとだけ気になる。


特集
【RPG大特集'91】
 年末恒例企画のRPG特集。だが、この年はSLGに押されていた印象がある。ファルコムの新作がないというのが、その印象をより強めている。そこで仕方がなく(?)エロゲーの『ランス3』が陽の目の当たるところに出てこれた。
 他に『ロードス島戦記2』『ウルティマ6』『指輪物語第1巻』『ウィザードリィBCF』『幻影都市』『ファングス』『KIGEN』『ごくらく天国』。
 ウィザードリィ、ウルティマのRPG二大巨頭と、ファンタジー小説の金字塔・指輪物語というラインナップがしぶい。
(当然、この当時は『ロード・オブ・ザ・リング』はなかったわけで)


How to Win
『太閤立志伝』が登場。このゲームは、まさに何でもできるゲームで、何度も繰り返し遊んだものである。プレーヤーの想像力とシステムが、何でもアリを実現していた。
 他に『信長の野望・武将風雲録』『ヨーロッパ戦線』『天下統一2』『プリンセスメーカー』『アルシャーク』『パワーモンガー』『ルーンワース3』。特集のRPGよりも、こちらの方が粒が揃っている感じ。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第12話
 帝国の執政官を拉致し、半ば強引に反帝国組織を革命軍に変えてしまった一行。成り行きながら賛同者も増えて、いよいよ革命の気運が高まる。


SLG WORLD
 サバイバルゲームについて。SLGと歩兵戦闘は切っても切れない、ってことなのか?


福袋
『ドラゴンナイト3』が登場。ドラナイシリーズでは、オレが初めてやったのがこれ。でも、とある事件により発売が少々延期になり、しかもグラフィックにも若干修正が加えられることに。
 How to Winは『2069AD』


コミック
『ダンジョン・マスター』:第2話
『ムーンクエスト』:第8話


付録
【ブランディッシュ】
 付録の表紙も本誌と同じく杉本理恵。
 付録で『ブランディッシュ』をやったので特集の方が寂しい内容に。また、ファルコムの新作『ぽっぷるメイル』と『アドバンスト・ロードモナーク』についても少々。


その他・備考
 ミス・リリアこと杉本理恵がセカンドアルバム『銀河の空想』をリリース。ついでに、桂三枝のザ・ラスベガスという番組にもレギュラー解答者として出ていた模様。
 今月のリセットちゃんは『ぷよぷよ』。リセットちゃんの作風にあったゲームでした。
 読者参加ゲームの『トップをねらえ!NeXT GENERATION』が終了。マンガより早く始まって、マンガより遅く終わった。