1992年1月9日木曜日

1992年1月号

1992年1月号 表紙:西野妙子



SOFT TOP20
 日本ファルコム久しぶりのARPG『ブランディッシュ』が初登場でトップ。2位の『斬2』はウルフチームの戦国SLG。グラフィックは確かに綺麗だったが、それ以外に見るものがないゲームだった。
 TAKERUのトップは『麻雀マスター』。ダンマス風の3Dダンジョンで脱衣麻雀をやるので「マスター」。キャラデザは唯登詩樹なので、ちょっとやってみたい。



新作
 ガイナックスから『ふしぎの海のナディア』が登場。ガイナックスが自分の所のアニメをゲーム化するという流れが、これで完全に定着した。
 手術SLGの『ライフ&デス』が登場。オレは盲腸手術も成功できず、早々と挫折した。
 エニックスの十八番ADVの『ホーリーナイト』が登場。エニックスは優良なADVをたくさん持っているのに、なぜかコンシューマに移植してくれない。ドラクエなんかより、こっちの方が楽しみなのに。


コンプRPG月報
 季刊ということでコンプRPGのネタは少な目。
 新作TRPGでは『機動警察パトレイバーALPHONSE』が登場。ヒットしたアニメのTRPG化ってのは一時期、相当に流行った。あの『新世紀エヴァンゲリオン』もTRPG化されている。でも、それが原作並に面白いのかっていうと…


特集
【七つの伝説】
 コンプに縁のあるイラストレーターに気合いの入ったイラストを描いてもらい、ついでに関連作品の宣伝もするというもの…いや、趣旨は逆か(笑)。
 結城信輝(ロードス島戦記OVA)、うるし原智志(クリスタニア)、中村数宣(ロボクラッシュ)、桐嶋たける(ムーンクエスト)、池田恵(忍者家族 瑠璃丸伝)、中村博文(ゲートワールド)、貞本義行(ルナル・サーガ)というラインナップ。
【新春新作ゲーム大特集】
 光栄から待望の『三国志3』が発表。まずは、さわりということで基本システムから。そんなに三国志に入れ込んでいたわけではないが、光栄のこのシリーズはよく遊んでいた。
 日本ファルコムからは『ぽっぷるメイル』が。これまでのファルコム色とはやや異なり、メイルという女の子キャラが前面に押し出されたARPG。
 今号から『ロードス島戦記2』の攻略が本格化したが、なんとリプレイ形式での攻略に。しかも、リプレイといっても本当にプレイヤーが6人揃ったわけではないと思うが…でも、この方が読んでいる分には楽しかった。なお、パソゲー版ではスパークを最初から仲間にすることはできない。で、スパークに変わってショートという騎士が随行することに。
 他に『アドバンスト・ロードモナーク』『ブランディッシュ』『天下統一2』『幻影都市』『ヨーロッパ戦線』『ウルティマ6』『指輪物語第1巻』『信長の野望・武将風雲録』『プリンセスメーカー』『関ヶ原』『ウィザードリィBCF』『らんま1/2』『KIGEN』『ファングス』『ヴェインドリーム』『レミングス』も。


How to Win
 特集をやってるのでお休み。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第13話
 打倒皇帝を目指す一行は神獣クロイセに会うために城に穴を開ける工事を開始。その工事に最中に皇帝側が送り込んできた強敵を相手にしボロボロ。でも、なんとか工事は完了。だが、そこに待ち受けていたのは真紅の皇帝であった。


SLG WORLD
『信長の野望・武将風雲録』のリプレイ記事が出来上がるまで。
「戦国合戦バトルロイヤル道場」というコーナーができた。これは歴史上の合戦をライターが指揮官になりきって、自分なりの戦い方を仮想シミュレートする、いわゆる「歴史ifもの」系の企画。ログインでも似たような企画があった。SLGゲーマーってのは、こういうのが好きなんでしょうか?で、選ばれた舞台は川中島の戦い。


福袋
『女教師・亜紀子』が登場。
「アノ」事件の影響で『ドラゴンナイト3』が発売延期に。だが、グラフィックは差し変わっていない…ある意味で貴重な画面写真かも?


コミック
『ダンジョン・マスター』:最終話
 短期連載ということで今月号で終わり。だが、好評だったので4月号から連載が再スタートすることに。まさに下克上。
『ムーンクエスト』:第9話


付録
【少年コンプ VOL.1】
 漫画雑誌としても軌道に乗ってきた『コミックコンプ』の出張版的な感じの付録。コンプに縁のある作家が原稿を寄せている。
【1992新作ゲーム総進撃】
 年末から年始にかけて発売されるゲームのカタログ。カタログをつらつらと眺めていると、いわゆる美少女キャラの含有率が高めだ。


その他・備考
 ミス・リリアこと杉本理恵のニューシングル『宇宙へ行こうGOGOGO』が発表された。
 押井守のこれでもくらえは『アトラス』。
『ブルトン・レイ』シナリオコンテスト2の大賞発表。
 松枝蔵人の新作『忍者家族 瑠璃丸伝』が連載開始。
 アーケードコーナーで「ピンボーラーへの道」が開始。この当時でも、ピンボールで遊んでる人って、あんまりいなかったような気がするけど。


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