1992年4月号 表紙:小田茜
SOFT TOP20
トップは『関ヶ原』。以前も書いたと思うが、自分が意図したことが実行できなくて、もどかしいゲームだった。2位から4位には『ロードス島戦記2』『幻影都市』『ウィザードリィBCF』とRPGがランクイン。
TAKERUでは『RPGツクール』『Dante2』とRPGコンストラクションがワンツーに。みんな、オレ同様にRPGの自作を夢見ていたのだね。
今号からファンタジー小説とTRPGの売り上げランキングもスタート。
ファンタジー小説では菊池秀行の『D-昏い夜想曲』がトップ。TRPGでは『蓬莱学園の放課後』がトップ。
新作
X68000に『グラディウス2』の移植が決定。このころのコナミは硬派といわれていた。出すゲームはACTかSTGがほとんどだった。
『スーパー野球道』が登場。これは、かなりやり込んだ。当時のジュニアオールスターでMVPになった鈴木一朗を鍛えまくって、9番ライトで起用したのも懐かしい想い出。
コンプRPG月報
コンプRPGVol.2が発売。『ルナル・サーガ』のエフェメラが大人気のようで。
新作TRPGでは『三国志2』のカードゲームが。中身はともかく、3300円というのは破格の高値。さすが光栄といったところか。
特集
【'92ソフトハウスBIG3】
この栄えあるBIG3に選ばれたのは光栄、ガイナックス、日本ファルコムの3社であった。
光栄は『三国志3』『太閤立志伝』『信長の野望・武将風雲録』のリプレイ3本立て。信長は伏兵の織田南の勝利で幕。『太閤立志伝』の場合、どんなリプレイよりも自分のプレイが一番楽しい。
ガイナックスは『ふしぎの海のナディア』と『プリンセスメーカー』。プリメは最終回にして、ようやくプリンセスに。でも、このゲームはプリンセスになることだけが目的じゃないんだよね。
トリのファルコムは『ドラゴンスレイヤー英雄伝説2』『ぽっぷるメイル』『アドバンスト・ロードモナーク』。英雄伝説2はクリアしたはずなのだが、どんな内容だったか全く思い出せない。
How to Win
『ロードス島戦記2』は前号で一気に攻略してしまったが、一転、今号ではリプレイの続きからになっている。ゆえに中身は前号と重複している。
他に『ロボクラッシュ98』『天下統一2』『ウィザードリィBCF』『ポピュラス2』『幻影都市』も。
RPGリプレイ
『黄金伝説クリスタニア』:第1話
前回のキャンペーンで戦死したテューレ(1991年3月号参照)が今回も登場する。テューレを蘇生するためにかかった費用を借金として抱えてしまい、それを返済するために「黄金峡」を目指すというのが冒険の発端。
SLG WORLD
戦国合戦バトルロイヤルは三増峠の戦い。
福袋
エルフから『天神乱魔』が登場。例の事件によって当局のチェックが厳しくなる中、エルフは独自に「成人向け」バージョンと「一般向け」バージョンを出すようになった。で、『天神乱魔』はその第1弾。
How to Winは『華麗なる人生 みなさんのおかげです。』
例の事件に関する読者の意見も載っている。で、担当ライターの私的意見と断った上で見解も述べられているが…コンプの正式コメントはなし。
コミック
『ムーンクエスト』:第12話
付録
【少年コンプ Vol.2】
今回はコンプ本誌に復帰を果たした『ダンジョン・マスター』が巻頭に。
その他・備考
'91コンプティークソフト大賞の応募開始。
スーパーファミコンのCD-ROMアダプタが発表された。だが、これが実現されることはなく、いつの間にかプレイステーションが発売されて……
今月も未来ちゃんがサポート。扱っているのは『レミングス』
小川範子のエッセイ「おっこらせ日記」が終了。