1991年2月9日土曜日

1991年2月号

1991年2月号 表紙:高橋由美子



SOFT TOP20
『大戦略パワーアップキット』『大戦略3'90』がワンツー。『シムシティ』は3位へ後退。
光栄は新作がなく、『ランペルール』の6位が最高、同じく新作のなかった日本ファルコムはチャートに載らないという異常事態に。
 TAKERUは『年賀状デザイン集'91』が4位、『P1EXE年賀状データ集』が9位と、季節を象徴するようなランキングに。



新作
『プリンセスメーカー』が登場。システム的にはパラメータ上げゲームということで、経営SLGの系譜を継ぐことになるのだが、「女の子」を主人公に据えたことがエポックメイキングに。このゲームがなければ、ときメモに代表される「恋愛SLG」の基礎が作られなかったかもしれない。
 今の形に近づいた『A列車で行こう3』が登場。町作りに焦点を当てたという点では『シムシティ』に影響されているのだろうか。
『ダンジョンウォーズ2』というモンスターメーカーのボードゲームが登場。でも、カードゲームほどには、これにはハマらなかった。


特集
【ダイナソア】
 ファルコム初の本格派3DRPGということで特集が。ただし、中身は攻略法。3Dマップということで、逐一全てのマップを掲載している。
【信長の野望・武将風雲録】
 待ちに待った信長の最新作。コンプにしては珍しく攻略法に徹している。システム解析の他に、主要な大名のデータと傾向も掲載。攻略に役立つか否かはともかく、数字をたくさん用いており、いつものリプレイとはやや趣を異にする。


How to Win
 前月号では1月25日に発売日が決定していた『アルシャーク』。だが、今月号では「発売日が5月にずれ込んだ」という謝罪広告が載った。ところが本誌記事では、「1月下旬に発売日が変更」と載っている。いつを起点に延期されたのかは、この時点では不明、前号では発売日告知もなかった。広告と記事とで情報が一元化されていなかった、という希有な例。
 他に『ブライ下巻』『ルーンワース2』『続ダンジョンマスター』『三国志2』『銀河英雄伝説2』『サーク2』『大戦略3'90』も。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第2回
 ミュルミドンとの戦闘でクラスがウォリアーのテューレより、チェインメイルを着ているプリーストのフィランヌの方が役立つことが判明。レベルが低い時は、こういうのってありがち。


SLG WORLD
 武士道について。


福袋
 前作がヒットした『ポッキー2』登場。How to Winは『レイ・ガン』。
 なお、この頃に「悪書追放運動」が活発化し(遊人のコミックスが発禁になったりした)、福袋のHシーンが著しく自主規制されることに。


コミック
『天下統一 外伝』:前編
 どこらへんが『天下統一』の外伝か分からない忍者のマンガ。短期集中連載の模様。
 で、『トップをねらえ!NeXT GENERATION』はまたもや休載。しかも復帰は流動的で、いつになったら原稿が載るのか分からない状況だという。


付録
【平成3年 日本のソフトハウス PART2全国版】
 前号は東京のソフトハウスだったが、こちらは東京を除く全国版。
 ウェストサイドって馴染みのないソフトハウスだが『ウィザード』を開発と知って納得。これはバックアップツールでゲームでも何でも、バックアップできちゃうという優れもの。今だったら絶対に市場に出ないようなツールなのだが、このころは一般のゲーム雑誌でも取り上げられていた。
 ついにエロゲーメーカーも、こちらで取り扱ってもらえることに。でも、1社当たり半ページ、開発スタッフの顔写真も無しと相変わらず不遇をかこっていた。


その他・備考
 今月のリセットちゃんは「リセットちゃんすごろく」。季節らしいテーマ。
 OVA版『ロードス島戦記』のキャラデザを勤めた結城信輝のインタビュー。


1991年1月9日水曜日

1991年1月号

1991年1月号 表紙:千堂あきほ



SOFT TOP20
『シムシティ』が貫禄のV2。『銀河英雄伝説2』が初登場で2位。『大戦略3パワーアップキット』と『大戦略3'90』が5位と6位に仲良くランクイン。このランキングを眺めていると、オレの趣味はマイナー志向なのかと思わなくもない。
 TAKERUでは『野球道2』が首位。『ソーサリアン』一色だったTAKERUにも、色々なゲームが登場するようになった。



新作
【パソコンゲーム大全】としてまとめられている。後半が、いつもの新作ページのような体裁になっている。
 ルーカスフィルムが鳴り物入りで投入したのが『ルーム』というADV。でも、オレの周りでこれをやってる人はいなかった。
 年の瀬ということで『ファルコムキャラクターCG』というものが登場。これを使えば、ファルコムキャラを印刷した年賀状も作れる。
『サーク』の番外編『フレイ』が出たが、なぜかMSX版のみだったと記憶している。
 TRPGでは『ブルーフォレスト物語』が登場。一部に根強いファンがいるようだが、オレは未体験。


特集
【The日本ファルコム】
 貫禄の一社独占特集。システムソフト以来(1989年8月号)である。
 もっともゲームの攻略は『ダイナソア』だけで、残りはファルコム関連のニュースだけ。特集といってもページ数は少ない。


How to Win
【パソコンゲーム大全】
 新年号ということでイレギュラーな誌面構成となっており、How to Winも新作ソフトエクスプレスが合わさったような状況となっている。
 前半部がいつものHow to Winで『アルシャーク』『銀河英雄伝説2』『ルーンワース2』『大戦略3'90』『三国志2』『ブライ下巻』。なんだか続編ばっかりだ。人気シリーズの続編はヒットが固い、というのは20世紀から定説になっていたようだ。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第1話
 というわけで新シリーズ開始。面倒な設定はなく、全員が顔見知りで村人を助けに行くという、わりとありきたりのオープニングだった。
 この連載で注目すべきは、魅力度18というフォース以上の美形美少女プリースト・フィランヌの存在だろうか。でも、性格と口がよろしくない。
 今月の新作はサイリュームという発行物体。ゲームの新作はソウトエクスプレスの方でまかなうようになったみたい。


SLG WORLD
 SLGでは題材にされることの少ない古代の戦争について。


福袋
 バーディーソフトの『CAL』が登場。キャラデザの美龍の絵はオレのお気に入り。
 アリスソフトからは『闘神都市』が登場。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第12話
 シリウス人の指導者に操られるタクナ。正気を失ったタクナはマリナを殺そうとするのだが…マリナの必死の説得と熱いキス(笑)のおかげで、タクナは正気を取り戻し、マリナも無事なのであった。


付録
【平成3年 日本のソフトハウス PART1東京版】
 ソフトハウスの数も増えたので、この年から東京(関東)版と全国版とに別れて月跨ぎの企画となったのである。この企画、ソフトハウスがこれまで開発したゲームも合わせて紹介してくれるので、とっても役立つ。
『ドラッケン』でパソゲーデビューしたEPICソニーだが、読者プレゼントがファミコンの『TM NETWORKライブインパワーボール』ってのが笑える。
 また、謎の存在だったグローディアがエメドラスタッフによって立ち上げられたソフトメーカーだということも、ようやく判明した。


その他・備考
 コンシューマのゲーム大賞を決めるスピリッツ・オブ・ジ・イヤーのノミネート作品を発表。電撃PSのウォルフ中村って、この頃から仕事をしてたんだ。


1990年12月9日日曜日

1990年12月号

1990年12月号 表紙:杉本理恵



SOFT TOP20
 洋ゲーの『シムシティ』が1位に。話題通りの売れ行きだった。3位の『ラグーン』はX68000だけの発売で大健闘。5位には『レイ・ガン』が入り、エロゲーがチャート上位に入るのが不自然ではなくなってきた。
 TAKERUはMSXマガジンから出た『MSXディスク通信』が1位。こういうマガジン形式やユーティリティディスク形式の廉価なものがTAKERUでは人気があった。



新作
『ジーザス2』が登場。「1」はファミコン版でやったが、「2」はパソコン版でプレー。これもコンシューマに移植して欲しいゲームの一つだ。でも、最後のトリックをどうすればいいんだろう…?
 フランス生まれのRPG『ドラッケン』が登場。これまで「洋ゲー」と「アメゲー」の区別は厳密にしてこなかったけど、これは紛れもなく洋ゲー。
『スパン・オブ・ドリーム』がひっそりと登場。


特集
【歳末RPG大決算】
 年末はRPG特集というのはコンプの恒例だったようだ。
 ファルコムの完全な新作『ダイナソア』が登場。ファルコムにしては珍しく3DRPGであった。ウィズフリークだったオレは、このゲームにはハマりまくったもんである。表・裏両方のシナリオで全てのアイテムをコンプリートした。それぐらい面白いゲームだったのだが、なぜか昨今のリバイバルでも復帰していないし、コンシューマにも移植されていない。ファルコム的には『スタートレーダー』と同じ扱いのようで、それが残念。
 もう一つハマったといえば『アルシャーク』。エメドラのスタッフが大挙して立ち上げたライト・スタッフの処女作である。オレのエメドラのスタッフが作ったということで、発売日に速攻で勝ったもんである。未だに戦闘シスムテが理解できないが、かなり遊んでいたのは確か。
 他に『ルーンワース2』『サーク2』『ブライ下巻』『ファンタジー4』『ダークレイス2』も。
 またRPG特集ということで、コンプとは切っても切れないTRPGも特集。これも時代性の表れというやつである。
 カードゲームで『シークレットゲーム』というSMを扱ったものがあったが、これはどうやってみんなで盛り上がれば良いんだろうか…


How to Win
『銀河英雄伝説2』『大戦略3'90』『三国志2』『天と地と』『ソーサリアン』


RPGリプレイ
 RPGリプレイは時期シリーズ開始の準備のため休止。
 クリスタニアについては付録にて。
 今月の新作はマジカル・トランプという手品用のトランプ。新作ゲームに関しては特集の方で。


SLG WORLD
 旬のゲーム『シムシティ』について。でも、オレは全然ハマらなかった。


福袋
 この頃になるとグラフィックが優れていて、なおかつゲーム的に遊べるゲームが求められてくるようになった。エルフやカクテルソフトといった、今でもブランドとして残っているメーカーと、今は残っていないメーカーとの差はそういうところにあるようだ。


コミック
『トップをねらえ!エルトリウム奇譚』
 というわけで、またもや作者急病のため連載休止。9月号に続き、西野司の原稿が載ることに。これは殴り込み艦隊の時の話で、ユングとノリコが主人公。
 それと2Pだけ今南二のよくわからないマンガも載っている。

『ルーンワース 星の勇者』:番外編
 年の瀬ということで、レギュラー連載に最終回が多いのか?


付録
【クリスタニアRPG】
 パソゲー雑誌でTRPGのルールブックを別冊付録にしてしまうなんて、現在ではきっと考えられないことだろう。
 で、肝心のゲームについてだが、あくまでも基本設定と用語集だけで、クリスタニアの最大の特徴であるビーストマスターについては、本当に触りの部分だけである。ロードスRPGをベースにしているので、やり込んでる人ならこの程度のルール説明でもなんとか遊べないことはない。


その他・備考
 ミス・リリアもコンプの表紙を飾ったんだから大したモンだ。ちなみにファーストアルバムは『KRELIA』
 今月のリセットちゃんは『ごくらく天国』、相変わらずマイナー指向。
 ブルトン・レイ・シナリオコンテストの大賞が発表された。ゲームは持っていたが、コンストラクションに挫折したオレは、挫折の負い目からシナリオコンテスト受賞作は買わなかった。


1990年11月9日金曜日

1990年11月号

1990年11月号 表紙:小川範子



SOFT TOP20
 MSX版への移植が完了した『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』が1位返り咲き。2位には『プリンス・オブ・ペルシャ』。『サイレント・メビウス』は初登場で4位だった。
『三国志2』『大航海時代』はコンスタントにチャート上位を占めるのだが、『ランペルール』はやや低迷。88SR専用というのもあるが、やはりヨーロッパという馴染みの薄い世界観が災いしたのか?
 TAKERUは『セレクテッド・ソーサリアン』の1~5が全てランクインするという怪物ぶり。



新作
『ファンタジー4』が登場。未プレーだが、身体部所ごとにダメージが設けられているというのが斬新。でも、他のゲームがパクっていないところを見ると、さほどウケたわけではないようだ。
『エメラルド・ドラゴン』のX68000版がグローディアというソフトハウスから出た。バショウハウスとは、どういう関係にあるのだろうか? 同社から出る『ヴェインドリーム』では「エメドラでおなじみのグローディア…」とあるので変名したのだろうか?
 TRPGでは『AD&D』の日本語版が登場。当時のオレたちは、『D&D』をベースに『AD&D』の面白いところを付け足していくというローカルルールで遊んでいた。たとえば、アライメントをローフル・グッド~カオティック・エビルまでの9段階に分けたりとか。


特集
【How to Win完全制覇】
『大戦略3’90』『銀河英雄伝説2』『ランペルール』『サイレント・メビウス』『ウィザードリィ5』『三国志2』『バーズテイル』『ヒルズファー』『天と地と』『ウルティマ5』『ソーサリアン』『クォータースタッフ』『ロボクラッシュ』
 アメゲーのRPGが5本も含まれている。外国産RPGがこんなに多くを占めるなんて、現在のコンシューマ市場じゃ考えられないことである。


How to Win
 特集でやったので休載。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:最終話
 M字型の生え際の人影は読者の予想通りアシュラムであった。外なる人間が会合の地に集結したことによって、クリスタニアの秩序を保っていた「周期」が崩れる。そして、これによってクリスタニアが本格的に(ゲームとして)スタートすることになる。
 今月の新作はモンスターメーカーのフィギュア。このカードゲームは、毎週のように友人同士で集まって遊んだもんである。


SLG WORLD
 SLG徒然対談。四谷、お茶の水がSLGについて語り合うというもの。


福袋
 満を持してという感じで『ドラゴンナイト2』が登場。でも、これだけはオレは未プレー。深い理由はない。
 How to Winは『ドリーム・プログラム・システムSG』


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第11話
 エルトリウムに置いていかれたと思われたガンバスターであったが、危機一髪というところで間に合い、なんとか宇宙怪獣を退ける。その後、神(=グレートアトラクター)を討伐することに反対のシリウス人が、マリナの恋人タクナ(通称・若ハゲ様)を使ってマリナ暗殺を試みるのだが…

『ルーンワース 星の勇者』:最終話


付録
【サーク2冒険ガイドブック】
 サークは面白かった…だが、続編は何故かプレーせず。特に理由らしい理由はないのだが。


その他・備考
『ポピュラス』の生みの親ピーター・モリニューが、新作『パワーモンがー』を引っ提げて来日。モンガーって、モモタロウを連想させる名前だ。


1990年10月9日火曜日

1990年10月号

1990年10月号 表紙:桜井幸子



SOFT TOP20
 1位はコンプ的には全くノーマークだった『栄冠は君に』。高校野球を舞台にしたゲームというのは、多分、これが最初なのでは。目の付け所がアートディンクである。
 3位には『ソリッドスネーク・メタルギア2』。言わずと知れた小島秀夫の『メタルギア』の2作目。MSX専用で『三国志2』を押し退けての3位だから、その完成度の高さが伺われる。とはいえ、オレは未プレーという体たらくなのだが…。
 4位には『プリンス・オブ・ペルシャ』が。全くタイプの異なるACTがランクイン。
 TAKERUでは相変わらず『ソーサリアン』が強い。



新作
 リバーヒルソフトお得意のサスペンスADV『黄金の羅針盤』が登場。
『メガ・トラベラー』『バーズテイル』と洋ゲーがどんどん上陸。何でも来いって感じだが、『バーズテイル』のグラフィックじゃ日本ではウケないだろう。
『俺のケツをなめろ!』という第2次大戦もののカードゲームがあるのだが、カードに書かれたセリフがイカす。特に「総統命令」というカードのセリフ「ゲルマンの鉄の意志を以て戦え!降伏は許さん!」ってのが秀逸。


特集
【SLGウォーズ2】(前回は6月号)
 ようやく日本語版が登場した『シムシティ』。今では数多あるシムシリーズも、これが記念すべき第1作。でも、オレはすぐに挫折。
 その代わりにハマったのが『栄冠は君に』。もともと野球をやっていたし、高校野球が好きだったというのもあるが、これにはハマった。自分が監督になってチーム作りをするというのが、とにかく面白かったのだ。
 今でもプレーしていた頃を憶えている。肩が強い1年生を投手にコンバートして、みっちりとトレーニング。その選手が3年生になったときに、エースとなって甲子園でパーフェクトゲーム(!)を達成したときは、本当に嬉しかった。
 他に『ランペルール』『シムシティ』『大戦略3'90』『銀河英雄伝説2』も。


How to Win
 毎月のように攻略記事を載せている『ウィザードリィ5』。もちろん、これを攻略に役立てた。でも、スーファミ版の攻略本が出たら、そっちも買った。それがウィズフリーク。
 他に『サーク2』『三国志2』『天と地と』『ウルティマ5』『ソーサリアン』『ロボクラッシュ』も。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第12話
 スフィンクスのリドルを解いて、ようやく会合の地に到着した一行。そこに待ち受けていたのは剣の牙の公爵と神王。イラストの神王の見覚えのある生え際に読者は一様にショックを受ける……待て、次号。
 今月の新作は『ゲームマスターの達人』というTRPGの指南書。こういう本が出版されていたということに、当時のTRPGブームの熱さが伝わってくる。


SLG WORLD
 SLGにおける英雄伝説。歴史上の人物に思いをはせるというもの。リプレイが忙しいのか、なんかゲームから離れたネタばかりような気がする。


福袋
『麻雀刺客』というゲームは、一応、パロディということなのだろうが、どこかで見たようなキャラばかりが登場する。ナウシカとかラムとか。こういうのが許されるぐらい、当時のエロゲー業界は寛大で、また市場が小さかったのである。
 How to Winは『世界でいちばん君がすき!』


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第10話
 ワープアウトしてきた宇宙超獣と戦うマリナ達。だが、エルトリウムのスーパーワープには間に合わず…

『ルーンワース 星の勇者』:第15話


付録
【麻宮騎亜公認 サイレント・メビウスデータファイル】
 これをきっかけにサイレント・メビウスは映画化されたり、ノベル化されたり、CDが出たりと次々とマルチメディア化していくことに。


その他・備考
 ミス・リリアは7月21日にレコードデビュー。定期的に活動内容が報じられている。
 今月のリセットちゃんは『ロンメル』。作者の赤井孝美はマイナーなゲームが好きなのか?
 ポータブルPCエンジンというハードがあったことに新鮮な驚き。
 フロッピーディスクにオマケが付いてくるというサービスが。確かに、オレも『幻影都市』の体験版がついたフロッピーがついてきた覚えがある。


1990年9月9日日曜日

1990年9月号

1990年9月号 表紙:田中陽子



SOFT TOP20
『ウィザードリィ5』が首位に。ファミコン版ばかりのオレだったが、どうしても『5』がプレーしたくて、ついにパソコン版を買ってしまった。スーファミへの移植も決定しており、スーファミの方がクオリティが高いのを承知で、でも待ちきれずに買ってしまったのだ。当時にしても珍しい、2DDのフロッピーディスクに驚愕したものである。
 2位はシステムソフトの『インペリアル・フォース』。SFのSLGが2位に入るなんて珍しい。と思ったら、やっぱりシステムソフトだった。
 TAKERUの『吉田コンツェルン』ってどんなゲームなんだろ? 画面写真もないし、記憶にもない。知っている人がいたらご一報下さい。



新作
『プリンス・オブ・ペルシャ』が登場。これも10年前のゲームだったのか。
『スペースローグ』というポリゴンを使った宇宙航行シーンのあるゲームが登場。ポリゴンとはいっても今とは比べられるものではないが。ウルティマのオリジンが開発。
 今月から、唐突にカードゲームやTRPGの新作も紹介することに。
『トップをねらえ!』のカードゲームも登場。このころのカードゲームはデッキを組んで、というゲームではない。
『サイコガンダム・ニューホンコンの戦い』というガンダムのボードゲームも登場した。


特集
【新作極楽】
 久々のADVの超大作『サイレント・メビウス』にページを多く割いている。今でこそキャラゲーでも遊べるものが多かったが、当時は原作付きのキャラゲーといえばたいていがクソゲーだった。そういう意味でも、このゲームは「キャラゲーでも遊べる」ということを示したエポックメイキングとも呼べる。
『サーク2』も登場。キャラ原画は菊池通隆。トロン大活躍である。
 他に『ランペルール』『大戦略3'90』『手天童子』も。


How to Win
『エメラルド・ドラゴン』『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』が終了。月刊誌ということもあるが、連載期間が長かったのが当時の攻略法の特徴。短いものは短いのだけど。
 また『ソーサリアン』はシナリオ集が定期的に発売されるので、『ソーサリアン』という括りでずっと連載が続いている。
 他に『ウィザードリィ5』『三国志2』『ウルティマ5』『天と地と』『大航海時代』『ロボクラッシュ』


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第11話
 結局、やっぱり会合の地を目指すこととなった一行。グリフォンとの戦闘も、ウォリアーマスクのおかげで、あっさりと決着。グリフォンらしくない幕切れだった。
 今月の新作は『光と闇のレジェンド・黄昏の町エプリエル』のリプレイ。なんか、知らないところで数知れないRPGが出ていたのだなぁ…。


SLG WORLD
 三国志的人生相談。『三国志2』のプレースタイルについて悩む読者にお答えしようというもの。


福袋
『RAY・GUN』が登場。当時のエルフは新作のサイクルが早かった。
 How to Winは『DE・JA』。


コミック
『トップをねらえ!学園天国!』
 作者急病のため急遽、西野司による読み切りが載った。ストーリーはノリコ達がトップになった後の沖女の話。柏原コーチの元で頑張る学生達が主人公。
 この頃から、黒い影がジワジワと…

『ルーンワース 星の勇者』:第14話


付録
【RPGムービーガイド ロードスの書】
 OVA版『ロードス島戦記』についてのガイドブック。アイテムや装備品、魔法のエフェクトなどについて細かに解説している点が「RPG」たる由縁か。
 OVAや小説を見ていると、やっぱりロードスのヒロインはディードリットなのだな、と感じさせられる。特にOVAの場合、ディードリットばっかりが前面に押し出されているし。
 ちなみにオレのお気に入りはウッド・チャック。ジェイ・ランカード(ウッドの本名)って名前のキャラを使ってたときもあったしね。


その他・備考
 ミス・リリアの杉本理恵のインタビューとプロモーションビデオの撮影風景。ギョーカイ的位置づけはともかく、ゲーム業界的には『イース』の看板を背負っているだけに、コンプ的には期待が高かったようだ。
  パワーグローブ発売。「腕を動かすと、その通りに動く」というのだが、それはウソだろってかんじ。


1990年8月9日木曜日

1990年8月号

1990年8月号 表紙:寺尾友美



SOFT TOP20
 初登場の『大航海時代』が首位。2位も『三国志2』と光栄の貫禄を見せつけた。
 また『機甲師団』『バトル』といった本格派SLGもランクイン。本格過ぎて、この辺のゲームはオレに縁がなかった。
 TAKERUのソフトには『うろつき童子』『びんびん麻雀ピーチエンジェル』といったエロゲーがランクイン。対面しなくても購入できるから売れるのだろうか?



新作
『Strip Poker2』という実もフタもない洋ゲーがあるが、なぜか男も脱ぐという仕様であった。さすが洋ゲー。
『ソリッドスネーク・メタルギア2』に登場するキャラはオッサンとオバサンばかりで老け顔が多い。メイ・リンが抜擢されたのは、そこに秘密があるのだろうか。


特集
【コンプティーク特選 BIG GAME6】
 ゼネプロ(=ガイナックス)から、ついに『サイレント・メビウス』が発表。このゲームはオレが初めて買ったPC-9801のゲーム。「コミックスを買ってゲームの予習をしよう!」というアオリにまんまと引っかかってコミックスを購入。あまりの面白さにハマってしまい、ゲームも買ってしまったというもの。この記事は、オレの趣味・嗜好に大いに影響を与えた、記念碑的な特集だったといえる(笑)
 なお、残りのBIG5は『大航海時代』『インペリアル・フォース』『ウィザードリィ5』『天と地と』『大戦略3'90』。


How to Win
『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』が98NOTEに移植。当時のノートはモノクロだったので、ゲーム画面はモノクロに。こういう時代もあったのだ。
『ロボクラッシュ』はゲーム化されているが、なぜかコンプでは取り上げられないMSXでのみの発売だった。なぜコンプの企画なのに、コンプ読者が少ないMSXで出したのが謎。
 他に『エメラルド・ドラゴン』『三国志2』『ポピュラス』『ソーサリアン』も。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第10話
 暗黒の民と銀狼の民の戦争が開始。ただし、ロードスRPGには戦争ルールはなかったので、戦争としては解決されない。あくまでも局地戦をプレーヤー達が戦うだけ。それにしてもウォリアーマスクを被ったバッソーのイラストが恐い。これじゃあバーサーカーである。ウリィィィ!
 新作は『ドラゴン・ウォーリアーズ』。ゲームブックのような体裁のブックタイプ。当時は手軽なブックタイプより、ボックスタイプの方が多かったのだ。多分、『ソードワールドRPG』や『T&T』の成功が大きかったのだろうか。
『パラレルクエスト』の読者が送ったハガキで「うちう1つよいおぢさん」というのがあるのだが、このネタは10年経った今でも笑える。


SLG WORLD
 三国志の人気キャラについて解析。『三国志2』で呂布を君主にしてやってみたが、あまりのカリスマの低さに裏切り者続出で辛かった。玉爾を手に入れれば楽になるんだろうけど…そこまでたどり着けなかった。
 続・おせーてあげるでは『バトル』を攻略。これを読んだら、メチャ面白そうなのだが、どっこい実際にやってみたら激難。世界中を敵に回して、30分ぐらいでゲームオーバーになった覚えがある。


福袋
 ディー・オーが登場。また、エロゲーの老舗が一つ増えた。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第9話
 2年間の特訓を終えて逞しくなって帰ってきたマリナ達。だが、今回のグレートアトラクター殲滅作戦は、時間軸の歪みのため帰還できるのは数千年後となってしまう。そのことを察したジュンはヘコみまくる。一方、スズコはトップパイロットのユングが作戦に参加しない不満を、「ふくめんコーチX」に直談判。だが、ユングは宇宙放射線に侵されていたのであった。
 だいぶ「トップ」らしい展開になってきた第9話である。

『ルーンワース 星の勇者』:第13話


付録
【ウルティマ5攻略指導教本】
 今でこそウルティマといえばオンラインだが、当時はオーソドックスタイプのRPGだった。ウルティマの特徴といえば宗教だが、宗教のチャプターに描かれているカットが、某教団の教祖を連想させる人物…宙に浮いているし。おおらかな時代だったのだ。


その他・備考
 スタークラフトは洋ゲーRPGの移植を主にしていたが、なぜかパッケージの女キャラはみんな際どすぎる格好をしている。っていうか、ほとんど裸。なんで?
 今月のリセットちゃんは『ランス2』。実はランスシリーズとは無縁で、『鬼畜王ランス』まで未体験だったりした。
『ブルトン・レイ』のシナリオコンテストが募集開始。これに応募するために『ブルトン・レイ』を買ったもんである。でも、結果は推してしるべし…
 このころはゲーセンもプレイスポットとして大人気だったようだ。
 FMWがブレイクし始めた頃でもあったようだ。ダチョウ倶楽部の上島がやるような、青いショートタイツにタンクトップという懐かしいスタイルの大仁田がいる。