1990年1月号 表紙:本田理佐
SOFT TOP20
『ワンダラーズフロムイース』『斬』がワンツー。
『遙かなるオーガスタ』『上海2』といった、いわゆる定番モノがそれに続く。こういったゲームは今でもシリーズを重ねて売れている。
新作
デービーソフトお得意の可愛いキャラのゲーム『メルルーン』。でも、デービーソフトは脱衣麻雀も出したりするから侮れない。最近はゲームを作ってないようだけど。
特集
【第4回 全国縦断ソフトハウス・マラソン】
新年号では恒例となった企画である。
興味深かったのはデービーソフトの所在地。前年号では市街地に居を構えていたのに、今回はテクノパークに移転していたのだ。移転は知っていたが、意外と早い段階で移転していたのだなと感心しきりだが、地元民以外にはわかりにくいローカルなネタである。コンプにもテクノパークの田舎ぶりを揶揄されてるし。
笑ってしまうのがウルフチームの秋篠氏のキャッチ。「秋篠さんは成金だ」。う~ん、今となっては悲しいぐらいに笑えてしまう。
ガイナックスではオタキングこと岡田氏が、きちんと社長としてサービスをしている。これを見ると「あ~、社長だったんだ」と納得する。
また、今号からはTRPGやボードゲームメーカーも取り上げている。いかに当時はTRPGがパソゲーと密接に関わっていたかを物語るエピソードである。
How to Win
同じSLGリプレイでも2つの系統がある。一つは、任意のキャラクタを使って攻略の過程を記すというもの。もう一つは、マルチプレイで対戦の様子を記すというもの。で、前者が『天下統一』で後者が『提督の決断』である。読み物としてダントツに面白のは、やはりマルチプレーで、当時はログインでも似たような企画があったと記憶する。
『セレクテッド・ソーサリアン』の攻略に関しては、コンプで募集した企画なのだが、他誌ではどういう扱いだったのだろうか? 『ソーサリアン』というメジャータイトルだけにブッチするわけにもいかないだろうし。さて?
他に『ルーンワース』『エメラルド・ドラゴン』も。
RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第3話
クリスタニアもロードス島RPGも初お目見えということで、この連載は初心者向けになっているのがミソ。わりと用語解説やルール説明にページを割いている。
そのせいかテンポがわりと遅く、ようやくクリスタニアへの手かがりが手に入ったというところで終わっている。
SLG WORLD
レビューは『銀河英雄伝説』と当時の売れ線ゲーム『斬』と『提督の決断』。
『斬』に関する指摘は、まさにその通りでグラフィック先行でシステムがヘボだった。『斬2』に関してはオレもプレーしているので、そのときに改めて詳述したい。
福袋
新年号ということでエロゲーメーカーも新年の抱負を。それにしてもジャストは「ソフトハウス・マラソン」で扱われているのに、他のエロゲーメーカーは袋とじで1ページ十把一絡げ状態。いわゆる老舗と呼ばれるメーカーにも苦労の時代はあったのだ。
コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第2話
マイクロガンバスターの存在に気付いたマリナたち。でも、ガンバスターの充電のため戦艦を停電させてしまい、重営倉行きならぬ艦内謹慎。、修学旅行へは連れて行ってもらえなくなる。
『ルーンワース 星の勇者』:第5話
付録
【ドラゴンスレイヤー英雄伝説ガイドブック】
【お正月だよ!AD&D冒険日誌DX】
『AD&D』に関してはリプレイの天才・グループSNEの清松みゆきが製作しているだけあって面白い。ゲームの方も、これぐらい面白ければねぇ……
その他・備考
今回の『リセットちゃん』は『遙かなるオーガスタ』。
当時、仲間内で話題になっていた『ハラキリ』。登場する武将(忍者?)には「S.小杉」なる人物も。スタインバーグ氏のセンスは無限大だ!
ファミコン版『MADARA』の完成発表会というパーティが開かれた模様。ファミゲーでこんなことが行われていたとは驚き。ちなみに当時のコナミの正式社名は「コナミ工業株式会社」。
昨年、日本テレネットのイメージガールに選ばれた宮本裕子嬢は「麻生優子」という芸名でデビューしていた。「麻生優子」とは『ヴァリス』シリーズの主人公のこと。この手のゲームキャラのバーチャルアイドルは「藤崎詩織」だけかと思ってたけど、こんな昔からやっていたとは…ちなみにデビュー曲は『マイ・シュガー・ベイビー』。『アルバトロス2』(ゴルフゲーム)の主題歌。
裏表紙のFM-TOWNSの広告が宮沢りえに。この後、高倉健、木村拓也と続くのだが、彼女の前任者はカケフくんである。
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