1990年3月号 表紙:田村英里子
SOFT TOP20
集計期間が年末ということで新作ラッシュ。
首位は『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』で格の違いを見せつけた。以下、『エメラルド・ドラゴン』『三国志2』と続き、4位には『ドラゴンナイト』が! エロゲーといえども侮れないということが認識されるようになった。ベスト5に「ドラゴン」が3作も入っているのも見逃せない。
ちなみに前号で飯島健男が鼻息荒かった『ブライ』は5位に。
新作
『アマランス』で有名な風牙システムから『ビートバイス』というSTGが。このころから女の子キャラの可愛さには定評があった。
『ティル・ナ・ノーグ』や『ブルトン・レイ』のようなマルチシナリオRPGが静かなブームになっていた模様。
特集
【史上最強のRPG】
ついに日本語版『ウィザードリィ 5』が登場。『4』で脱線したが、『5』は原点回帰を目指すと共にTRPGの要素もふんだんに盛り込んだものとなった。これには、かなりオレの魂が熱くなったものである。
他にも『T&T』『AD&D』とTRPGをベースにしたRPGがあったのだが、これらはいずれもアメリカンテイストなイラストが、かなり不評だった。その点、ウィズ5はファミコン版のイラストレーター末弥純を起用するなど超本気であった。
他に『プール・オブ・レイディアンス』『サーク2』『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『ソーサリアン』『ルーンワース』『T&T』『夢幻の心臓3』。
How to Win
『天下統一』のみという寂しい内容。
RPGの攻略は特集で済ませていたから。
RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第5話
ウォームの神獣バイアードが登場。だんだん、クリスタニアらしくなってきた。でも、サイアの言葉じゃないが、クリスタニアはグロテスクな奴らが多い。ロードスの場合は、基本的に人間やデミ・ヒューマンを相手にすることが多かった。
今月の新作は『タイタン』。ファイティングファンタジーシリーズということで、ゲームブックだと思うのだけど…?
SLG WORLD
レビューは『提督の決断』。提督だけでなく太平洋戦争SLG全般にも言及しているが、この手のシリーズは未プレーなので何とも言えなかったりする。
福袋
福袋初と思われるHゲーのHow to Win。選ばれたのは『ドラゴンナイト』。やった感じとしては攻略法なんていらないと思ったが、それだけユーザーが多かったってことなのだろう。
コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第4話
シリウス人の念波攻撃(サイキックみたいな兵器)の前に大苦戦。ジュンは腕を骨折してしまい、まさにマリナは孤立無援!
『ルーンワース 星の勇者』:第7話
付録
【エメラルド・ドラゴンDX】
ダンジョンマップを見て思うのは「難しい~」。現在のオートマッピング、単純マップに慣れきってしまったヌルいオレなら間違いなくギブアップ。こんなゲームを、よくぞクリアしたなと当時のオレに乾杯。
【秘本 三国志2】
その他・備考
今月のリセットちゃんは『ブルトン・レイ』。これはシナリオエディターに惹かれて買ったな~。
『ロードス島戦記』OVAが紹介。全13巻を揃えた友人から借りて見た。話の中身はリプレイとも小説ともゲームとも違うもの。あんまりオレ的には好きではなかった…。
他機種やコンシューマーのゲーム大賞を発表。アーケード部門は『テトリス』、X68000部門は『アフターバーナー』、PC-エンジン部門は『究極タイガー』、メガドライブ部門は『ファンタシースター2』、ゲームミュージック部門は『交響曲イース』。PC-エンジン部門にはベスト10にハドソンのゲームが4本もランクイン。
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