1991年5月9日木曜日

1991年5月号

1991年5月号 表紙:中嶋美智代



SOFT TOP20
 前号同様に『A列車で行こう3』『信長の野望・武将風雲録』がワンツー。面白いのは、コンプ読者が選ぶ注目のソフトでは、『A列車で行こう3』はトップ20にも入っていないということ。こうした読者の傾向をふまえて、コンプ本誌ではA列車の攻略はほとんどされていない。
 で、『ドラゴンシティX指定』『ドラゴンナイト2』が3位・4位と続いているが、これもコンプ読者の意向は反映してなかったりする。
 TAKERUでは『電脳倶楽部/武尊 第34号』がトップ。これって、どんなゲームなのか知らない。



新作
 ファミコンで発売されていた『ベストプレープロ野球』が98に移植。ファミコン版は好きだったが、プラットフォームをパソコンに移した場合、『野球道』シリーズの方がオレ的には面白かった。『野球道』シリーズは球団運営やチームの戦力強化も自分でプレーできるから。
 ファミコン昔話を思い起こさせる『クリスタル・チェイサー』が登場。オリエンタルな舞台なのに、横文字のタイトルは違和感アリ。
『ザ・ビッグ野球』というボードゲームが登場。野球のゲームなのだが、イラストはやくみつる。この人、ホントにいろんな仕事をしてる。


特集
【SLG新作大事典】
 パソゲーとは切っても切れないSLG。っていうわけで、新作のSLGについて包括的に扱っている。『ポピュラス』『シムシティ』の登場によって、SLGの定義や種類が大いに増えたというのも見逃せない。
【パソコン風雲録 人気作家の野望】
 コンプ(角川書店)に縁のある作家のコンピュータ環境を紹介し、各人のパソコンとの関わり方も述べてもらうというもの。また、コンプにしては珍しくハードのカタログも載っている。コンプはゲームオンリーで、ハードについて特集を組むということは極めて稀だった。


How to Win
 初登場以来、ずっと誌面に載っている『プリンセスメーカー』であるが、実は開発画面も載らないほど出来。なのに毎月取り扱うのだから太っ腹である。でも、ヒットしたしな。
『続ダンジョンマスター』はリアルタイム3D、『ドラッケン』は360度画面がウリなのだがポリゴンは使っていない。これって凄いことなのか、凄くないことなのか…?
 他に『信長の野望・武将風雲録』『ダイナソア』『アルシャーク』『戦極』『マスターオブモンスターズ2』『ブライ下巻』『ルーンワース』も。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第5話
 テューレの死体を冷凍保存することに成功。とりあえず、これでミッションクリア。だが、テューレには莫大な借金の山が残され…これが次の連載での冒険の動機になる。


SLG WORLD
『鋼鉄の騎士』を特集。久しぶりに一つのタイトルに焦点を当てている。


福袋
『キャル2』が登場。以前も書いたが、キャラデザの美龍はオレが好きなイラストレーター。
 How to Winは『麻雀クリニック増刊号』。麻雀ゲームだけに攻略法と呼べるものもないが、フラグの立て方について。


コミック
『ムーンクエスト』:第1話
 桐嶋たけるによるマンガです。
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第14話
 無事に載った(笑)
 宇宙中心空間に到着したエルトリウム。そこでグレートアトラクターと出くわすという予想外の展開。総員出撃ということで、「ふくめんコーチX」は覆面を脱ぎ捨て、ユング・フロイトとなって(マリナだけ正体に気付いていなかった)シズラーで出撃。もちろん、グレートガンバスターも出撃だ。


付録
【ロードモナーク征服ガイド】
 ファルコムにしては珍しい戦略型SLG。だが、このタイプのゲームはプレーしないのがオレ。っていうか、ファルコムのゲームも『ダイナソア』と『太陽の神殿』(ファミコン版)しかクリアしていないし。


その他・備考
 ミス・リリアの杉本理恵がファーストシングル『初恋の通り雨』をリリース。
 マル勝ファミコンが、4月26日よりマル勝スーパーファミコンへと名称変更。
 押井守のゲームエッセイが隔月で載るようになった。この頃の押井守は、オレに大きな影響を与える映画監督ではなかった。っていうか、そんなこと知らなかったし。で、扱ったゲームは『ドラゴンウォーズ』。
 アーケードで『ドライバーズアイ』『ウィニングラン』のポリゴンレースゲームが登場。今のポリゴン技術から比べると雲泥の差。
 画面見下ろしタイプになったテトリス『ウェルトリス』が登場。でも、これがヒットしたという話は聞かない…
 工藤めぐみがアイドルとして登場。10年一昔とは言ったもんである。


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