1992年5月号 表紙:新島弥生
SOFT TOP20
初登場の『三国志3』が貫禄のトップ。この頃から、光栄のゲームも98専用で発売するようになったみたい。というわけで、2位は98に移植された『ロボクラッシュ98』。すっかり市場の中心は98に移ったようだが、そんななかX68000専用の『グラディウス2』が3位と頑張っている。
TAKERUのトップは『スタートレーダー』なのだが、これはファルコムの同名タイトルと同じものなのだろうか? メーカーの名前がMNMソフトウェアとなっているのだが。
ファンタジー小説では秋津透の『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー10 突入』がトップ。2位には友野詳の『コクーンワールド3 夜明けに笑う冒険者』これは読んでいた。
TRPGでは『マジカルランドRPG』がトップ。でも、これは見たことも聞いたこともないゲームだ。
新作
『大戦略4』が通信対戦機能を備えて登場。とはいえ、シリアルケーブルを使っての通信なのだけど。当時のパソコン普及率を考えると、一般家庭じゃほぼ無理な環境。
アメゲーでは『ミッション・インポッシブル』が出ているが、これはトム・クルーズ版ではなく、いわゆる『スパイ大作戦』の方。主演もピーター・グレイブス。
コンプRPG月報
コンプRPGということで『ガープス』が上陸したわけだが、それ以外にも『ルーンクエスト'90s』や『クレギオン』など、毎月のように新作がリリースされる。でも、TRPGって消費するタイプのゲームじゃないので、こんなに新作が次から次へと出ても、遊ぶ時間と仲間が揃わないような気がするのだが…。
ちなみにオレのサークルでは、毎週土日に集まって約1年ほどに渡っての超長期キャンペーンをやっていた。ロードスの連載をもしのぐ環境である。当時は、これが当たり前だと思っていたけど、大人になって時間と仲間が希少な存在となると、この当時がいかに恵まれていたかを痛感することに。こんな時代は、もう戻ってこないんだろうな…。
特集
【光栄SLG三連射】
『信長の野望・武将風雲録』『三国志3』『太閤立志伝』と前号と全く同じメンツ。とはいえ、どれもこれも面白いゲームなのだから仕方がない。事実、オレもこの頃はこの3つのゲームしかやっていなかった。
【ファルコム2大RPG ATTACK GUIDE】
『ドラゴンスレイヤー英雄伝説2』と『ぽっぷるメイル』。『ぽっぷるメイル』は『ワンダラースフロムイース』以来の横スクロールARPGだったが、あんまり芳しい売り上げではなかった模様。でも現在だったら、ちょっとやってみたいかも。
How to Win
『ロードス島戦記2』『ロボクラッシュ2』『天下統一2』『ウィザードリィBCF』
上の特集でも書いているが、この頃は光栄三昧だったので印象に残るゲームが少ない。ロードスは年が明ける前にクリアして、やり尽くしていたし。
RPGリプレイ
『黄金伝説クリスタニア』:第2話
没落した騎士の娘・レミリアから仕事の依頼をされる。依頼の内容は、父を謀略で殺した真犯人を捜し出すというもの。仕事を受けた一行だが、クリスタニアのプレーヤー達は、シティアドベンチャーが苦手な人ばかりのようで、無為に時間だけが流れるだけだった。
SLG WORLD
戦国合戦バトルロイヤルは長篠の戦い。なんかテーマがパソゲーから離れていってる。
福袋
CGノベルの第2弾は『ドラゴンナイト4』。「4」とはいってもゲームとは違い、あくまでもタケルとルナのその後のエピソードというもの。
ゲームでは『レッスルエンジェルス』が登場。この1作目はやっていないが、後に出る『レッスルエンジェルス3』は最高にハマった。
福袋裏表紙の「もぎたてフルーツ・ギャル」は飯島愛。このころは、あんな過去(当時は現在?)があるとは知る由もなし。
コミック
『リスティス』:第1話
わたぬきほづみのマンガ。この号から、異例のマンガ3本の連載に。
『ダンジョン・マスター』:第4話
短期連載から通常連載を勝ち取った下克上連載。でも、面白いしね。
『ムーンクエスト』:第13話
付録
【ふしぎの海のナディア プロダクションノート】
プロダクションノートとあるように攻略法ではなく、製作過程を追いながら製作スタッフのコメントを求めるというもの。ゲームでも、こういうアプローチの仕方ってありだと思う。読んでいて面白いし。
その他・備考
表紙の新島弥生は『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(スーファミ)のCMに出演(ゼルダ姫役)。つまり、第二の間下このみというわけだ。
押井守のこれもくらえは『ブルー』。マルチシナリオでTRPGっぽさがウリだったが、想像力の幅を持たせるための地味なグラフィックが災いしてセールスに繋がらなかった…という印象がある。
各ソフトハウスの近況を伝える「ソフトハウス伝言板」が終了。こういうメーカーの近況報告って、当時はわりと貴重な情報源だったんだけど。今はホームページがその役割を担っているけど。
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