パッケージより
11.13戦慄の格闘技、誕生!
骨法というと、オレにとっては『スーパーファイヤープロレスリング』のカイザーです。
元々、獣神サンダーライガーのファンなオレなんですが、それを模したカイザーのピヨり掌打→浴びせ蹴りのコンボが強すぎるのなんの。
そもそも「掌打とか浴びせ蹴りって何なのさ?」「どうやら骨法という武術の技らしい」「ライガーや船木が体得してるって」「骨法、スゲーよ!」といったカンジで盛り上がっていたところへ、週刊プロレスに骨法の堀部師範が登場し一気にオレの中での骨法指数が跳ね上がったもんです。
んで、このビデオは1993年11月13日に後楽園ホールで行われた、骨法の興行の第一回目です。
週刊プロレスのベースボールマガジン社が協力しており、このビデオも週刊プロレスビデオ増刊vol.2として発売されています。
現在の骨法を取り巻くアレやコレはオレ的にはわりとどうでもよくて、当時の骨法熱にうなされたボンクラがこのビデオを見たという感想です。
まず、オープニングに雅楽の演奏。興行でも最初にこの演奏があったんでしょうかね。
それから堀部師範、ベースボールマガジン社の社長のスピーチが続きます。
そして試合の前に、まずは骨法とは何かというデモンストレーション。
ここのデモンストレーションが、かなりカッコイイです。
もちろん、今の総合格闘技の感覚で見ると、技術的にアレなのかもしれないけど。でも、オリエンタルな決まり手などが独特でいいです!
そして、試合。
パッケージ裏に試合結果が書かれているけど…。
ちなみに本数勝ちとはポイント決着、即時勝ちとはKO勝ちのことです。
第1試合
小澤賢(7-3 本数勝ち)町田誠一郎
第2試合は無し
第3試合
北條誠(8-2 本数勝ち)霄洋明
第4試合
大原学(4-2 本数勝ち)角田健二
第5試合
小柳津弘(即時勝ち)小森谷衛
第6試合
小笠原賢一(10-4 本数勝ち)阿部一英
最優秀選手決定戦
小柳津弘(即時勝ち)北條誠
骨法の技術的なこととかは全然わからないので、なんとも言えませんが…。
まず、全体的に地味です。プロのショースポーツと比べると、ですが。
入場曲のようなものはなく、試合用のコスチュームが全員同じ。体格的にも際立った特徴があるわけではないので、いわゆるプロレス的なショーの要素はないです。
骨法がそういうショースポーツを志向したものではないので、当然といえば当然なんでしょうが。ただ、どうしても地味な印象でした。
試合展開は掌打から始まり、間合いを取って関節技へ、というものばかりでした。
細かい技術的な見方をすると違うのかもしれませんが、シロートのオレが見てると全試合同じような展開でした。
しかもロストポイント制ではないので、どんなにポイント差があっても10分間は戦い続けるっていうのも間延びしたカンジでした。
これもショースポーツじゃないんだから、といってしまえばそれまでなんですが。
とはいえ、週刊プロレスビデオ増刊として見てしまうと、やはり地味と言わざるを得ませんでした。
どうしてもファイプロのカイザーが入口だっただけに、浴びせ蹴りで即時勝ちとかを期待しちゃうんですよ…。
入場曲はありませんでしたが、ビデオが終わる時のエンドロールで流れる骨法のテーマ?はよかったです。
「ケンカケンカケンカ、ケーンカ!」
『第1回 骨法の祭典』
監修:堀部正史
企画・製作・著作:株式会社ベースボールマガジン社
骨法の祭典[ビデオ] 価格:¥ 4,893(税込) 発売日:1993-12 |
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