パッケージより
わたしモモコは現役女子大生。実はある男を探すため「クリスタル」っていうファッションヘルスのお店で働いてるの。ちょっと危険な男。だから、とっても危ない目に遭うと思うけど、持前のガッツと鍛え抜いたこのボディで切り抜けていこうと思うの、応援してね!
この『モモコ』、パッケージだけ見るとOVA的なイメージなんですが…。
OVAではなくて「オリジナルCVP」です。
オリジナルCVPというものなんだけど、コレは何かと思ってパッケージを読んでみると――
パッケージより
CVP(コミック・ビデオ・ピクチャー)とは
アニメ(静止画)と実写の合成作品。
アニメーションでは不可能なカットを実写との合成により迫力のある映像にする新手法。
――とのこと。
ググって見たけれど、これ以上の情報もなし。
まあ、ようするに背景が実写取り込みになってるOVAみたいなもんだろ、と思って買ったら……大間違いでした!
以下ネタバレするほどもなく感想へ。
オープニングは、実写による街並みやバイクの運転シーンとか、雨のシーンが挿入されてます。
んで、人物のクロースアップになると―― アニメ絵の一枚絵(静止画)を、カメラの前で前後左右に動かしたり拡大縮小(アニメ)して、それに合わせて声優(超棒読み聞いてるだけで死にたくなる)がセリフを喋るのだ。
これ、なんてパワーポイント? ってか、パワポだってもうちょっと良い仕事してるよ!
んで、実写とアニメの合成っても、立ち小便の滴だけが本物の水という超絶なくだらなさ。
しかも、基本的に静止画なんで、早送りすると何をやってるのかさっぱりわからない(ずっと止まった絵が出てるだけなのな)!
さらに、話の中身もアホ過ぎ。
主人公のモモコは、女子大生にして風俗嬢(お色気シーンあります。静止画ですが)だけど処女で、しかも空手の達人。んで、弟を殺した謎の男を捜しているという、すごいのかすごくないのかよくわからん設定。
そのモモコに熱を上げたストーカー(しかもラストで仲良くなる)や、実の娘(=モモコ)に欲情する父親、その夫に呆れて心中する母親など、電波ゆんゆんなお話。
そして、モモコが物語の最後には必ず全裸で水に飛び込む、というサービスが加えられています。
あまりにもくだらなすぎて780度ぐらい回転して、ほんのちょっと面白いかもと感じてしまうかも。
それと同時に、アニメってのは動きがあるから面白いんだなと、心底思い知らされた。
一話24分しかないんだけど、うんざりするほど退屈です、これ。
クラリオンソフトから出ているビデオなんで、モモコも一応クラリオンガールなんすかね?
『モモコ』
声:鵜飼貴子、永井政春、他
製作元:クラリオンソフト株式会社/国際放映株式会社
販売元:クラリオンソフト株式会社
Amazon的にはアダルトコンテンツとして扱われているようです
モモコ(1) [VHS] 価格:¥ 9,991(税込) 発売日:1989-11-10 |
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