1991年5月9日木曜日

1991年5月号

1991年5月号 表紙:中嶋美智代



SOFT TOP20
 前号同様に『A列車で行こう3』『信長の野望・武将風雲録』がワンツー。面白いのは、コンプ読者が選ぶ注目のソフトでは、『A列車で行こう3』はトップ20にも入っていないということ。こうした読者の傾向をふまえて、コンプ本誌ではA列車の攻略はほとんどされていない。
 で、『ドラゴンシティX指定』『ドラゴンナイト2』が3位・4位と続いているが、これもコンプ読者の意向は反映してなかったりする。
 TAKERUでは『電脳倶楽部/武尊 第34号』がトップ。これって、どんなゲームなのか知らない。



新作
 ファミコンで発売されていた『ベストプレープロ野球』が98に移植。ファミコン版は好きだったが、プラットフォームをパソコンに移した場合、『野球道』シリーズの方がオレ的には面白かった。『野球道』シリーズは球団運営やチームの戦力強化も自分でプレーできるから。
 ファミコン昔話を思い起こさせる『クリスタル・チェイサー』が登場。オリエンタルな舞台なのに、横文字のタイトルは違和感アリ。
『ザ・ビッグ野球』というボードゲームが登場。野球のゲームなのだが、イラストはやくみつる。この人、ホントにいろんな仕事をしてる。


特集
【SLG新作大事典】
 パソゲーとは切っても切れないSLG。っていうわけで、新作のSLGについて包括的に扱っている。『ポピュラス』『シムシティ』の登場によって、SLGの定義や種類が大いに増えたというのも見逃せない。
【パソコン風雲録 人気作家の野望】
 コンプ(角川書店)に縁のある作家のコンピュータ環境を紹介し、各人のパソコンとの関わり方も述べてもらうというもの。また、コンプにしては珍しくハードのカタログも載っている。コンプはゲームオンリーで、ハードについて特集を組むということは極めて稀だった。


How to Win
 初登場以来、ずっと誌面に載っている『プリンセスメーカー』であるが、実は開発画面も載らないほど出来。なのに毎月取り扱うのだから太っ腹である。でも、ヒットしたしな。
『続ダンジョンマスター』はリアルタイム3D、『ドラッケン』は360度画面がウリなのだがポリゴンは使っていない。これって凄いことなのか、凄くないことなのか…?
 他に『信長の野望・武将風雲録』『ダイナソア』『アルシャーク』『戦極』『マスターオブモンスターズ2』『ブライ下巻』『ルーンワース』も。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第5話
 テューレの死体を冷凍保存することに成功。とりあえず、これでミッションクリア。だが、テューレには莫大な借金の山が残され…これが次の連載での冒険の動機になる。


SLG WORLD
『鋼鉄の騎士』を特集。久しぶりに一つのタイトルに焦点を当てている。


福袋
『キャル2』が登場。以前も書いたが、キャラデザの美龍はオレが好きなイラストレーター。
 How to Winは『麻雀クリニック増刊号』。麻雀ゲームだけに攻略法と呼べるものもないが、フラグの立て方について。


コミック
『ムーンクエスト』:第1話
 桐嶋たけるによるマンガです。
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第14話
 無事に載った(笑)
 宇宙中心空間に到着したエルトリウム。そこでグレートアトラクターと出くわすという予想外の展開。総員出撃ということで、「ふくめんコーチX」は覆面を脱ぎ捨て、ユング・フロイトとなって(マリナだけ正体に気付いていなかった)シズラーで出撃。もちろん、グレートガンバスターも出撃だ。


付録
【ロードモナーク征服ガイド】
 ファルコムにしては珍しい戦略型SLG。だが、このタイプのゲームはプレーしないのがオレ。っていうか、ファルコムのゲームも『ダイナソア』と『太陽の神殿』(ファミコン版)しかクリアしていないし。


その他・備考
 ミス・リリアの杉本理恵がファーストシングル『初恋の通り雨』をリリース。
 マル勝ファミコンが、4月26日よりマル勝スーパーファミコンへと名称変更。
 押井守のゲームエッセイが隔月で載るようになった。この頃の押井守は、オレに大きな影響を与える映画監督ではなかった。っていうか、そんなこと知らなかったし。で、扱ったゲームは『ドラゴンウォーズ』。
 アーケードで『ドライバーズアイ』『ウィニングラン』のポリゴンレースゲームが登場。今のポリゴン技術から比べると雲泥の差。
 画面見下ろしタイプになったテトリス『ウェルトリス』が登場。でも、これがヒットしたという話は聞かない…
 工藤めぐみがアイドルとして登場。10年一昔とは言ったもんである。


1991年4月9日火曜日

1991年4月号

1991年4月号 表紙:ribbon



SOFT TOP20
『信長の野望・武将風雲録』が一歩後退し、『A列車で行こう3』がトップに。ここで興味深いのは、信長は88専用であるのに対し、A列車は98専用だったということ。そして、各種ハードに移植されている『エメラルド・ドラゴン』は3位。
 TAKERUでは『電脳倶楽部/武尊 第33号』がトップ。ディスクマガジン形式のものがチャートの上位を占めるようになった。一方でTAKERUチャートを独占していた『ソーサリアン』はチャートから姿を消した。



新作
 脱げば脱ぐほど強くなる『バトル・スキンパニック』が98に移植され、『スーパー・バトル・スキンパニック』となった。
 トールキンの『指輪物語』(今でいう『ロード・オブ・ザ・リング』)もゲーム化された。でも、相変わらずのアメリカンなグラフィックが、当時のオレを萎えさせていた。
 TRPGでは『ソードワールド』のマスタースクリーンが登場。このマスタースクリーンっていうのもTRPG独特の商品だ。


特集
【ファルコム王国】
『ソーサリアン』『イース』の二枚看板がなくなったファルコムだが、『ダイナソア』『ロードモナーク』で巻き返しを図る。このころは、まだマウスオンリーの操作体系がなかったっていうのが時代を感じさせる。


How to Win
 風雅システム唯一の看板タイトルといってもいい『アマランス』が登場。ストーリーは面白そうなのだが、独特の戦闘システムに付いていけず挫折した覚えがある。
 他に『大戦略3'90』『マスターオブモンスターズ2』『戦極』『ブライ下巻』『プリンセスメーカー』『ルーンワース2』『ファースト・クィーン2』も。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第4話
 戦死したテューレの死体を冷凍保存するために白き谷を目指す一行。元テューレのプレーヤーは、カルーアという人間・戦士のキャラクタを作り直して参加。連載4回目にして、未だに何を目的にするのか分からないという異例の連載となっている。


SLG WORLD
『三国志2』リプレイを振り返るというもの。


福袋
 How toWinは『ドラゴンナイト2』2回目。
 読者投稿のバナナメイツにはHシーン自主規制を嘆くものが寄せられた。それに対するコンプ編集部(=角川書店)の腰抜けな対応にため息。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第13話
 連載再開時期は流動的、とのことだったが2ヶ月ぶりに告知もなしに復帰。でも、ページ数は減っている。
 神(=グレートアトラクター)の意志に従ってマリナを亡き者にしようとするシリウス人。だが、マリナに託してみようということで、マリナ暗殺計画は白紙に。


付録
『少年信長王』
 2月号では有力大名によるデータと傾向を載せたので、今回は弱小大名のデータと傾向。
 そして、いよいよリプレイも開始。今回のリプレイは「運命の回転盤」というランダムで発生する強制命令を導入。これによってごり押し・力押しだけでなく、ランダム要素の強いゲーム性が導入されることになった。


その他・備考
 PC-9801の広告は大江千里。当時の98は、NEC的には「キュッパチ」と呼ばれていた模様。オレは「キューハチ」だったけど。ちなみにX68000は「ロッパー」だった。
 90年度のソフト大賞応募の告知。
『ストリートファイター2』が登場したのはこの年だった。『ゆうゆのクイズでGO!GO!』もね。
 NECのPC-9801新シリーズとしてPC-9801DXが登場。これがオレの愛機(通称・初号機)になった。


1991年3月9日土曜日

1991年3月号

1991年3月号 表紙:三浦理恵子



SOFT TOP20
 1位は初登場の『信長の野望・武将風雲録』。満を持しての登場、貫禄の首位といったところか。信長シリーズでは、オレが一番ハマったのもこれ。
 2位に『サーク2』が入ったものの、3位以下は『A列車で行こう3』『銀河英雄伝説2』『シムシティ』とSLGが続く。
 TAKERUでは『T&Eセレクション』が首位。それ以下も、『ファルコムキャラクタCG』『MSXディスク通信'91年1月号』『MSXファンダムライブラリー8』とゲーム以外のものが健闘。



新作
 ライトスタッフから『戦極』が発表された。これはシステムは共通で、データを変えることで戦国や中国、ファンタジーなどいろいろな舞台で戦えるようになっている。しかも、異なる世界観でも組み合わせて(戦国+ファンタジーなど)戦えるという斬新なシステムだった。
 テキストアドベンチャーの『ゾーク』がリメイク。テキストアドベンチャーは難しくてねぇ……。
 ボードゲームではガンダムの『ジークジオン』が登場。この頃はコンピュータゲームではなく、ボードゲームで本格派ガンダムが製作されていた模様。


特集
【信長の野望スペシャル】
 シリーズ最新作『信長の野望・武将風雲録』発売を記念しての特集。ワンタイトルで20ページの特集を組んじゃうのだから、信長シリーズの人気の凄まじさが分かろうというもの。
 ちなみに『信長の野望』の初期作品が出たのは1983年のこと。


How to Win
『プリンセスメーカー』は、このころはこんなにオレがハマルとは思わなかった。結局、プレステ版も含めて全シリーズプレーしている。
 他に『続ダンジョンマスター』『ブライ下巻』『ルーンワース2』『三国志2』『サーク2』『大戦略3'90』も。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第3話
 ミュルミドンとの戦闘でリーダーのテューレが死亡。連載3回目で死亡するとは、かなりレアなケース。
 でも、このリプレイを読む限り、オレのサークルなら間違いなく血を見るような喧嘩になっていた(プリーストが回復の手間を惜しんだのが原因だった)。SNEの人たち、もうちょっと協調して遊ぼうよと思ったもんである。
 なおストーリーは、ミュルミドンに囚われていた村人を救出に成功した。


SLG WORLD
 SLGに限らず「遊び」について考えるというもの。


福袋
『ドラゴンナイト2』のHow to Winだけという大盤振る舞い。ドラナイには勢いがあった。


コミック
『天下統一 外伝』:後編


付録
【ダイナソア完全攻略読本】
 この付録はしっかりと使わせてもらった。きちんとダンジョンマップにも書き込みをしていたりする。それぐらい、このゲームはやり込んだってこと。
 なお、新作『ロードモナーク』の発表もあったが、こちらは未プレー。


その他・備考
 各機種のゲーム大賞を選ぶスピリッツ・オブ・ジ・イヤーの発表。アーケードは『ファイナル・ファイト』、X68000は『ラグーン』、PCエンジンは『ワルキューレの伝説』、メガドライブは『スーパーモナコGP』、ゲームミュージックは『パーフェクトコレクション イース2』。X68000の『ラグーン』だけコンシューマではメジャーになっていないような気がする。


1991年2月9日土曜日

1991年2月号

1991年2月号 表紙:高橋由美子



SOFT TOP20
『大戦略パワーアップキット』『大戦略3'90』がワンツー。『シムシティ』は3位へ後退。
光栄は新作がなく、『ランペルール』の6位が最高、同じく新作のなかった日本ファルコムはチャートに載らないという異常事態に。
 TAKERUは『年賀状デザイン集'91』が4位、『P1EXE年賀状データ集』が9位と、季節を象徴するようなランキングに。



新作
『プリンセスメーカー』が登場。システム的にはパラメータ上げゲームということで、経営SLGの系譜を継ぐことになるのだが、「女の子」を主人公に据えたことがエポックメイキングに。このゲームがなければ、ときメモに代表される「恋愛SLG」の基礎が作られなかったかもしれない。
 今の形に近づいた『A列車で行こう3』が登場。町作りに焦点を当てたという点では『シムシティ』に影響されているのだろうか。
『ダンジョンウォーズ2』というモンスターメーカーのボードゲームが登場。でも、カードゲームほどには、これにはハマらなかった。


特集
【ダイナソア】
 ファルコム初の本格派3DRPGということで特集が。ただし、中身は攻略法。3Dマップということで、逐一全てのマップを掲載している。
【信長の野望・武将風雲録】
 待ちに待った信長の最新作。コンプにしては珍しく攻略法に徹している。システム解析の他に、主要な大名のデータと傾向も掲載。攻略に役立つか否かはともかく、数字をたくさん用いており、いつものリプレイとはやや趣を異にする。


How to Win
 前月号では1月25日に発売日が決定していた『アルシャーク』。だが、今月号では「発売日が5月にずれ込んだ」という謝罪広告が載った。ところが本誌記事では、「1月下旬に発売日が変更」と載っている。いつを起点に延期されたのかは、この時点では不明、前号では発売日告知もなかった。広告と記事とで情報が一元化されていなかった、という希有な例。
 他に『ブライ下巻』『ルーンワース2』『続ダンジョンマスター』『三国志2』『銀河英雄伝説2』『サーク2』『大戦略3'90』も。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第2回
 ミュルミドンとの戦闘でクラスがウォリアーのテューレより、チェインメイルを着ているプリーストのフィランヌの方が役立つことが判明。レベルが低い時は、こういうのってありがち。


SLG WORLD
 武士道について。


福袋
 前作がヒットした『ポッキー2』登場。How to Winは『レイ・ガン』。
 なお、この頃に「悪書追放運動」が活発化し(遊人のコミックスが発禁になったりした)、福袋のHシーンが著しく自主規制されることに。


コミック
『天下統一 外伝』:前編
 どこらへんが『天下統一』の外伝か分からない忍者のマンガ。短期集中連載の模様。
 で、『トップをねらえ!NeXT GENERATION』はまたもや休載。しかも復帰は流動的で、いつになったら原稿が載るのか分からない状況だという。


付録
【平成3年 日本のソフトハウス PART2全国版】
 前号は東京のソフトハウスだったが、こちらは東京を除く全国版。
 ウェストサイドって馴染みのないソフトハウスだが『ウィザード』を開発と知って納得。これはバックアップツールでゲームでも何でも、バックアップできちゃうという優れもの。今だったら絶対に市場に出ないようなツールなのだが、このころは一般のゲーム雑誌でも取り上げられていた。
 ついにエロゲーメーカーも、こちらで取り扱ってもらえることに。でも、1社当たり半ページ、開発スタッフの顔写真も無しと相変わらず不遇をかこっていた。


その他・備考
 今月のリセットちゃんは「リセットちゃんすごろく」。季節らしいテーマ。
 OVA版『ロードス島戦記』のキャラデザを勤めた結城信輝のインタビュー。


1991年1月9日水曜日

1991年1月号

1991年1月号 表紙:千堂あきほ



SOFT TOP20
『シムシティ』が貫禄のV2。『銀河英雄伝説2』が初登場で2位。『大戦略3パワーアップキット』と『大戦略3'90』が5位と6位に仲良くランクイン。このランキングを眺めていると、オレの趣味はマイナー志向なのかと思わなくもない。
 TAKERUでは『野球道2』が首位。『ソーサリアン』一色だったTAKERUにも、色々なゲームが登場するようになった。



新作
【パソコンゲーム大全】としてまとめられている。後半が、いつもの新作ページのような体裁になっている。
 ルーカスフィルムが鳴り物入りで投入したのが『ルーム』というADV。でも、オレの周りでこれをやってる人はいなかった。
 年の瀬ということで『ファルコムキャラクターCG』というものが登場。これを使えば、ファルコムキャラを印刷した年賀状も作れる。
『サーク』の番外編『フレイ』が出たが、なぜかMSX版のみだったと記憶している。
 TRPGでは『ブルーフォレスト物語』が登場。一部に根強いファンがいるようだが、オレは未体験。


特集
【The日本ファルコム】
 貫禄の一社独占特集。システムソフト以来(1989年8月号)である。
 もっともゲームの攻略は『ダイナソア』だけで、残りはファルコム関連のニュースだけ。特集といってもページ数は少ない。


How to Win
【パソコンゲーム大全】
 新年号ということでイレギュラーな誌面構成となっており、How to Winも新作ソフトエクスプレスが合わさったような状況となっている。
 前半部がいつものHow to Winで『アルシャーク』『銀河英雄伝説2』『ルーンワース2』『大戦略3'90』『三国志2』『ブライ下巻』。なんだか続編ばっかりだ。人気シリーズの続編はヒットが固い、というのは20世紀から定説になっていたようだ。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第1話
 というわけで新シリーズ開始。面倒な設定はなく、全員が顔見知りで村人を助けに行くという、わりとありきたりのオープニングだった。
 この連載で注目すべきは、魅力度18というフォース以上の美形美少女プリースト・フィランヌの存在だろうか。でも、性格と口がよろしくない。
 今月の新作はサイリュームという発行物体。ゲームの新作はソウトエクスプレスの方でまかなうようになったみたい。


SLG WORLD
 SLGでは題材にされることの少ない古代の戦争について。


福袋
 バーディーソフトの『CAL』が登場。キャラデザの美龍の絵はオレのお気に入り。
 アリスソフトからは『闘神都市』が登場。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第12話
 シリウス人の指導者に操られるタクナ。正気を失ったタクナはマリナを殺そうとするのだが…マリナの必死の説得と熱いキス(笑)のおかげで、タクナは正気を取り戻し、マリナも無事なのであった。


付録
【平成3年 日本のソフトハウス PART1東京版】
 ソフトハウスの数も増えたので、この年から東京(関東)版と全国版とに別れて月跨ぎの企画となったのである。この企画、ソフトハウスがこれまで開発したゲームも合わせて紹介してくれるので、とっても役立つ。
『ドラッケン』でパソゲーデビューしたEPICソニーだが、読者プレゼントがファミコンの『TM NETWORKライブインパワーボール』ってのが笑える。
 また、謎の存在だったグローディアがエメドラスタッフによって立ち上げられたソフトメーカーだということも、ようやく判明した。


その他・備考
 コンシューマのゲーム大賞を決めるスピリッツ・オブ・ジ・イヤーのノミネート作品を発表。電撃PSのウォルフ中村って、この頃から仕事をしてたんだ。


1990年12月9日日曜日

1990年12月号

1990年12月号 表紙:杉本理恵



SOFT TOP20
 洋ゲーの『シムシティ』が1位に。話題通りの売れ行きだった。3位の『ラグーン』はX68000だけの発売で大健闘。5位には『レイ・ガン』が入り、エロゲーがチャート上位に入るのが不自然ではなくなってきた。
 TAKERUはMSXマガジンから出た『MSXディスク通信』が1位。こういうマガジン形式やユーティリティディスク形式の廉価なものがTAKERUでは人気があった。



新作
『ジーザス2』が登場。「1」はファミコン版でやったが、「2」はパソコン版でプレー。これもコンシューマに移植して欲しいゲームの一つだ。でも、最後のトリックをどうすればいいんだろう…?
 フランス生まれのRPG『ドラッケン』が登場。これまで「洋ゲー」と「アメゲー」の区別は厳密にしてこなかったけど、これは紛れもなく洋ゲー。
『スパン・オブ・ドリーム』がひっそりと登場。


特集
【歳末RPG大決算】
 年末はRPG特集というのはコンプの恒例だったようだ。
 ファルコムの完全な新作『ダイナソア』が登場。ファルコムにしては珍しく3DRPGであった。ウィズフリークだったオレは、このゲームにはハマりまくったもんである。表・裏両方のシナリオで全てのアイテムをコンプリートした。それぐらい面白いゲームだったのだが、なぜか昨今のリバイバルでも復帰していないし、コンシューマにも移植されていない。ファルコム的には『スタートレーダー』と同じ扱いのようで、それが残念。
 もう一つハマったといえば『アルシャーク』。エメドラのスタッフが大挙して立ち上げたライト・スタッフの処女作である。オレのエメドラのスタッフが作ったということで、発売日に速攻で勝ったもんである。未だに戦闘シスムテが理解できないが、かなり遊んでいたのは確か。
 他に『ルーンワース2』『サーク2』『ブライ下巻』『ファンタジー4』『ダークレイス2』も。
 またRPG特集ということで、コンプとは切っても切れないTRPGも特集。これも時代性の表れというやつである。
 カードゲームで『シークレットゲーム』というSMを扱ったものがあったが、これはどうやってみんなで盛り上がれば良いんだろうか…


How to Win
『銀河英雄伝説2』『大戦略3'90』『三国志2』『天と地と』『ソーサリアン』


RPGリプレイ
 RPGリプレイは時期シリーズ開始の準備のため休止。
 クリスタニアについては付録にて。
 今月の新作はマジカル・トランプという手品用のトランプ。新作ゲームに関しては特集の方で。


SLG WORLD
 旬のゲーム『シムシティ』について。でも、オレは全然ハマらなかった。


福袋
 この頃になるとグラフィックが優れていて、なおかつゲーム的に遊べるゲームが求められてくるようになった。エルフやカクテルソフトといった、今でもブランドとして残っているメーカーと、今は残っていないメーカーとの差はそういうところにあるようだ。


コミック
『トップをねらえ!エルトリウム奇譚』
 というわけで、またもや作者急病のため連載休止。9月号に続き、西野司の原稿が載ることに。これは殴り込み艦隊の時の話で、ユングとノリコが主人公。
 それと2Pだけ今南二のよくわからないマンガも載っている。

『ルーンワース 星の勇者』:番外編
 年の瀬ということで、レギュラー連載に最終回が多いのか?


付録
【クリスタニアRPG】
 パソゲー雑誌でTRPGのルールブックを別冊付録にしてしまうなんて、現在ではきっと考えられないことだろう。
 で、肝心のゲームについてだが、あくまでも基本設定と用語集だけで、クリスタニアの最大の特徴であるビーストマスターについては、本当に触りの部分だけである。ロードスRPGをベースにしているので、やり込んでる人ならこの程度のルール説明でもなんとか遊べないことはない。


その他・備考
 ミス・リリアもコンプの表紙を飾ったんだから大したモンだ。ちなみにファーストアルバムは『KRELIA』
 今月のリセットちゃんは『ごくらく天国』、相変わらずマイナー指向。
 ブルトン・レイ・シナリオコンテストの大賞が発表された。ゲームは持っていたが、コンストラクションに挫折したオレは、挫折の負い目からシナリオコンテスト受賞作は買わなかった。


1990年11月9日金曜日

1990年11月号

1990年11月号 表紙:小川範子



SOFT TOP20
 MSX版への移植が完了した『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』が1位返り咲き。2位には『プリンス・オブ・ペルシャ』。『サイレント・メビウス』は初登場で4位だった。
『三国志2』『大航海時代』はコンスタントにチャート上位を占めるのだが、『ランペルール』はやや低迷。88SR専用というのもあるが、やはりヨーロッパという馴染みの薄い世界観が災いしたのか?
 TAKERUは『セレクテッド・ソーサリアン』の1~5が全てランクインするという怪物ぶり。



新作
『ファンタジー4』が登場。未プレーだが、身体部所ごとにダメージが設けられているというのが斬新。でも、他のゲームがパクっていないところを見ると、さほどウケたわけではないようだ。
『エメラルド・ドラゴン』のX68000版がグローディアというソフトハウスから出た。バショウハウスとは、どういう関係にあるのだろうか? 同社から出る『ヴェインドリーム』では「エメドラでおなじみのグローディア…」とあるので変名したのだろうか?
 TRPGでは『AD&D』の日本語版が登場。当時のオレたちは、『D&D』をベースに『AD&D』の面白いところを付け足していくというローカルルールで遊んでいた。たとえば、アライメントをローフル・グッド~カオティック・エビルまでの9段階に分けたりとか。


特集
【How to Win完全制覇】
『大戦略3’90』『銀河英雄伝説2』『ランペルール』『サイレント・メビウス』『ウィザードリィ5』『三国志2』『バーズテイル』『ヒルズファー』『天と地と』『ウルティマ5』『ソーサリアン』『クォータースタッフ』『ロボクラッシュ』
 アメゲーのRPGが5本も含まれている。外国産RPGがこんなに多くを占めるなんて、現在のコンシューマ市場じゃ考えられないことである。


How to Win
 特集でやったので休載。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:最終話
 M字型の生え際の人影は読者の予想通りアシュラムであった。外なる人間が会合の地に集結したことによって、クリスタニアの秩序を保っていた「周期」が崩れる。そして、これによってクリスタニアが本格的に(ゲームとして)スタートすることになる。
 今月の新作はモンスターメーカーのフィギュア。このカードゲームは、毎週のように友人同士で集まって遊んだもんである。


SLG WORLD
 SLG徒然対談。四谷、お茶の水がSLGについて語り合うというもの。


福袋
 満を持してという感じで『ドラゴンナイト2』が登場。でも、これだけはオレは未プレー。深い理由はない。
 How to Winは『ドリーム・プログラム・システムSG』


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第11話
 エルトリウムに置いていかれたと思われたガンバスターであったが、危機一髪というところで間に合い、なんとか宇宙怪獣を退ける。その後、神(=グレートアトラクター)を討伐することに反対のシリウス人が、マリナの恋人タクナ(通称・若ハゲ様)を使ってマリナ暗殺を試みるのだが…

『ルーンワース 星の勇者』:最終話


付録
【サーク2冒険ガイドブック】
 サークは面白かった…だが、続編は何故かプレーせず。特に理由らしい理由はないのだが。


その他・備考
『ポピュラス』の生みの親ピーター・モリニューが、新作『パワーモンがー』を引っ提げて来日。モンガーって、モモタロウを連想させる名前だ。