2011年12月25日日曜日

ノストラダムス 1999世紀末大予言! 1 実証篇

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パッケージ表より
予言は人類最後の
シナリオへとむかっている
ノストラダムスの真の予言
いま真実をここに実証する



パッケージ裏より
ノストラダムスの予言が的中していることに目をそむけることなかれ。事実こそが、予言の真実を証明している。あの湾岸戦争も、あのチェルノブイリ原発事故も、ドイツ統合も彼は予言していた。
今からおよそ500年前、1503年12月14日、フランスに生誕したノストラダムスは、1000にも及ぶ予言を「諸世紀」におさめた。描かれた未来像はすでに遂行され、残る予言も刻一刻と人類最後のシナリオへとむかっている。
ノストラダムスの真の予言。いま、その真実をここに証明する。



今となっては懐かしい、ノストラダムスの予言ものです。
とはいっても、実はどういうテイストなのか見るまではよく分かってませんでした。
『ノストラダムスの大予言』という偉大な(?)先達もあるので、いわゆるパニック映画なのかな? なんて思っていたんですが……。



「ノストラダムスは知っていた!」というイントロから始まって、「諸世紀」の一説が引用されます。
それから各テーマごとにニュース映像をまとめ、もっともらしいナレーションを付ける、というドキュメンタリーの体を取っています。
最近だと、池上彰さんが出てるようなニュースまとめテレビ番組的なカンジというか。


扱われているテーマは、
・湾岸戦争
・イラン・イラク戦争
・ソ連軍のアフガニスタン侵攻
・ベルリンの壁崩壊
・東欧の民主化、チャウシェスクの最期
・フィリピン政変、マルコスの末路
・天安門事件
・韓国の民主化運動
・チェルノブイリ原発事故
・地球の飢餓
といったところ。


こう書くと、見ているもののインテリジェンスをちょっと刺激しそうな、プチインテリ系環境ビデオな感じなんですが。
ところが映し出される映像には、ちょいちょい死体のものが入ってきます。
初期のジャンクレベルで、あからさまにグロい! っていうのはないんですが。
テーマからして、そういうのは期待していなかったし。そういう雰囲気もなかったので、唐突にインサートされる死のショック映像には、こちらが身構える余裕も与えてくれないので、わりと引きます。


ちなみにタイトルに実証篇とありますが。
「ノストラダムスの予言がいかに当たっていたか!」っていうのを、数々のニュース映像を見せることで、「ほら、こんなに当たっているでしょう?」みたいに実証してみせる、ということらしいです。
とはいえ映像を見ただけじゃ、予言の通りだったのかどうかは良くわからんのですが…。


ところで扱われているニュース映像は、わりと政変とか紛争とか同系統なカテゴリーなのに。
最後だけ「地球の飢餓」っていう漠然とした、これまでとは違う系統のカテゴリです。
しかも取って付けたように「この饑餓問題を克服できなければ、ノストラダムスの予言が成就されるだろう~」的な締めでエンド。


予言って成就されるものなのか? というツッコミはさておいて。


もっともらしいナレーションに文明批判、だけどグロ映像というこの作り方は、まさにヤコペッティの系譜を継ぐモンド映画そのものでした。
足りないのは、エロだけ。
っていうかエロが皆無(全く出ません!)なので、ハッキリ言ってみていてつまらんです。


ちなみに、これには天災のショック映像を集めた続編もあるようです。


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『ノストラダムス 1999世紀末大予言! 1 実証篇』
発売元:株式会社ホールマン・オフィス
販売元:東芝EMI株式会社


AMAZONには売ってないみたい?


2011年12月23日金曜日

無惨画

パッケージより
この作品はJVD製作のオリジナル・ドキュメント・ビデオです。TVなどの一般メディアでは報道を自粛せざるを得なかった異常猟奇犯罪にスポットをあて、病める現代社会の隠された真実に意欲的な作品です。この作品には、一般映像倫理に抵触すると思われる場面が多数登場します。御家庭での視聴に際しましては十分な御配慮の上、御鑑賞ください。



タイトルは「むざんえ」と読みます。



「AVギャル殺人ビデオは存在した!」という、スナッフフィルムの存在をほのめかす煽り文に思わず買ってしまいました。
パッケージ裏の解説文も、なんともそれらしい作りだし。



以降、ネタバレしながら感想文です。
なお、この映画はモンド系なんでパッケージも「続きを読む」をクリックしないと表示しないようにしています。



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「AV女優が被害者になったスナッフフィルムの存在を追跡する」というドキュメンタリーの形式を取っています。
多くのメタドキュメンタリー系の冒頭部(我々は未開部族を追ってアマゾンへ向かった~的な部分)を組み込んでいるといったカンジ。
んで、AV女優の関係者にインタビューをしながら、ついにはスナッフフィルムを入手する、ってのが前半部のパートです。
このへんの作りは、報道系ドキュメンタリーの作りを模倣していて、臨場感っぽいものがあります。
何よりも特筆すべきは、殺人描写がいっさい無いのに、それなりの緊張感を保ったまま尺を持たせているという点。

そして、ついに噂のスナッフフィルムを入手。
このスナッフフィルムと一緒に、犯人からの犯行声明文が送られてきます。
声明文は犯行の有り様を刻銘に綴っていたっていうんだけど、便せんの枚数の割りには、記述が多すぎるのはご愛敬か。

んで、ついに核心。その前に"WARNING"が表示されます。
報道の使命とか知る権利など、安っぽい忠告文を入れた後に殺人描写。
「え?」って思うほど、淡泊で短い描写。しかも、モザイク入り。
パッケージを確認すると、1999年作。もう、この時代は、このぐらいの描写しかできなかったんでしょうか?
ギニーピッグ的なのは無理だった?

でも、ここで終わりません。
さらにドキュメンタリー制作者達は、フィルムに写っていた手掛かりを元に、スナッフフィルムの制作者を捜し出そうと試みます。
犯人の車やナンバープレートも写ってるのに、何故かそれには目もくれずに、ひたすら映像を解析。
そして、ついに犯行現場とおぼしき場所を特定、そこへ急行だ!

ここから先はネタバレも含むんで、未見の人は注意してほしいけど。

犯行現場をウロウロしていたら、犯人に拉致されてるレポーター。
ついにはレポーターも犯人に虐殺されそうに――このへんは『食人族』系の「実はフィルムが残っていた~」的な展開。
ところが実は、これが全部ヤラセでVシネマの撮影だったということが分かる。
冒頭の報道的な部分から、ここまで全部、Vシネの劇映画だったというわけ。
『食人族』が食人ドキュメンタリーのメイキング部分を暴いたメタドキュメンタリーだとすれば。
この映画は、そのメタドキュメンタリーの撮影過程を暴いた、メタモンド映画といったところだろうか。

その後、レポーター役の主演女優と、映画監督が諍いを起こして、カメラの前で殺人事件が発生。
結果的に、「AVギャル殺人ビデオは存在した!」ということになる。

残虐描写の規制が厳しくなった時代にあって、それを逆手にとって残虐描写を徹底的に隠す。
残虐ドキュメンタリーの作成手法を踏襲しながらも、最初は「スナッフフィルムのありかを探る」という取材部分からはじめ、「スナッフフィルムは作り物でした」というオチで終わらせるという常識破り。
上記の点でわりと斬新だったのは、けっこうイイ感じだったかも、と思いました。

とはいえ、「血まみれ」描写のほとんどが生理中の女とのセックス(もちろん、これも作りもんだけど)ってのが、相当に不愉快。ってか、キモい。
それと、チープなサスペンスが、わりとゲンナリするかも。


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『無残画』
監督:山内大輔
出演:江本友紀、北千住ひろし、神戸顕一、サーモン鮭山、おくの剛、平川ナオヒ、他

発売・販売元:株式会社ジェイ・ブイ・ディー



無残画~AVギャル殺人ビデオは存在した!~ [DVD]無残画~AVギャル殺人ビデオは存在した!~ [DVD]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2007-01-12


2011年12月19日月曜日

テコンドー・ファイター





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パッケージより

拳が唸り、蹴りが闇を裂く! 88年ソウル・オリンピックにおいてデモンストレーション競技として行われた究極の格闘技、テコンドー(?拳道)。韓国の国技であり、1500年の伝統を持つそのテコンドーの魅力と迫力を余すところなく捉えた最新ダイナマイト・アクションの登場だ!
ニンジャ群団を従え、麻薬取り引きでマイアミ制覇を目論む男、ヤシト。彼は、学生達の間の麻薬取り引きに乗りだし、彼らの気を引くために、ナイトクラブで若者に爆発的人気のバンド、「ドラゴンサウンド」の壊滅を企てる。
しかし、バンドの一員の韓国人マークはテコンドーの達人。その手ほどきを受けたメンバー達とともに、いわれなき攻撃に敢然と立ち向かっていく。ヤシトの手先となったマーシャル・アーツの使い手たちとの死闘。そしてマイアミ・ニンジャ群団とのクライマックス・ファイト!
「ドラゴンサウンド」のゴキゲンなビートに乗せて贈る、テコンドー・アクションの決定版!





日本テコンドー連盟が推薦する本作。
パッケージの概要にあるように、きっとソウルオリンピックの件を受けて日本で発売されたのかな~、なんて思います。
ちなみアメリカでの公開は1986年。



Y.K.キムという人が、プロデューサーと脚本と主演をしてます。
申し訳ないけど、オレはこのY.K.キムという人をよく知らないです。
名前や外見から、おそらくテコンドーをやっている人なんでしょうが、ネットではさしたる情報はなし。
原題『MIAMI CONNECTION』でググってみても、彼の主立った出演映画はこれしかないようです。



以下、ネタバレ上等の感想文です。



んで、いきなりですがパッケージの概要がビミョーに違ってます。
そのへんは後ほど書いていきますが。


映画冒頭、麻薬取引をしているところへ、ヤシト率いるニンジャ群団(軍団?)が乱入して取引の上前をかっさらっていきます。
このニンジャ群団ってのが、バイクに乗ってゾロゾロやってくるんで全然ニンジャっぽくない…。
ここで麻薬軍団との対決があるんですが、パッケージ裏にある銃を乱射している男達、彼らはここでしか登場しません。以後、銃を使ったバトルは一切登場しません。一切!
銃を乱射する連中を相手に、日本刀で戦うニンジャたち。なんとももっさりしたアクションですが、まあ仕方がない。
そんな中、一回だけ日本刀で切られて麻薬軍団の腕がもげるゴアシーンがあります。でも、それ以外は日本刀で切られてるはずなんだけど、血も出ないでバタッと倒れるだけ。
でも、血が出ることもある……なんで、出たり出なかったり、もげたりもげなかったりなの? っていう疑問が沸くぐらい、もっさりしたアクション。
基本的に、この映画は作りがテキトーなんで、やがて「そんなもんだ」と思うようになっていきますが…。


ちなみに我々日本人は、勝手にニンジャを良いモノと思っちゃいがちですが。
この映画のニンジャは、取引に乱入して横取りしちゃったり、大学生相手に私怨で戦っちゃうぐらいセコい悪者として描かれています。


この乱闘シーンの後、オープニングロールとともに、我らがドラゴンサウンドのバンドによる演奏シーンとなります。
これが長い。オープニングだけじゃなく、その後のクラブのシーンまでずっと演奏。正直、コレはウザい。
っていうか、この映画、本筋とあんまり関係ないこういう演出がくどいです、全体的に。


彼らが演奏しているクラブへ、先ほどのニンジャ群団のヤシトと彼と取引するジェフがやってきます。
このドラゴンサウンドには紅一点のボーカルがいるんですが。この彼女とジェフは兄妹とのこと。
ヤシトと悪だくみの話をしながらも、バンドの演奏をチラチラ見ている兄貴のジェフ。ついには「妹が男とイチャイチャしながらバンドやってるのはけしからん!」って怒っちゃいます。
実はこの映画、麻薬取引がどうのこうのって概要にあるけど、このお兄ちゃんがバンドメンバーに怒っちゃうのが直接のきっかけです。シスコン映画なんですな!


その後、ドラゴンサウンドのメンバーはマイアミの大学生だった、ということが判明。
ボーカルの彼女とバンドの男がイチャイチャしているんですが、そこで彼女が「兄とは最近会ってない」と断っておきながら、「これから会うんだけど」って。けっこうな頻度で会ってるんじゃないの、これ?
しかも、「兄は裏の社会でがんばってます」的なカミングアウト。
なのに男はノコノコ彼女に付いていって、兄貴とご対面。いや、それはマズいでしょ。
案の定、バンドのことを快く思ってない兄貴は、この男をぶちのめします。これはヒドい、展開もヒドイ。
ただ、ここではバトルにはならず、お互いその場を引き下がります。


一方、ドラゴンサウンドが活躍している陰で、彼らに仕事を奪われたバンドもいるわけで。
オレ達の仕事をどうしてくれるんだ、とクラブのオーナーに詰め寄ります。
「お前の曲はダメだよ」って身もふたもないことを言われ、逆上して暴力を振るうバンド。
ところがオーナーが達人だったので、バンドの連中は返り討ちに遭ってしまうという、なんともトホホな展開。


場所は変わって、ヤシトの屋敷ではジェフとなにやら悪だくみ。
ここでは彼らのセリフはなく、屋敷の外でニンジャ群団のノロノロした特訓風景が。あんま、スゴイって感じはしないです。
ジェフの帰り際、妹の話となり、ドラゴンサウンドはこの一帯を仕切るのに邪魔だって話になるんですが…別に邪魔はしてないんじゃない? 勝手にジェフが妹の彼氏にイチャもんつけてるだけで。
麻薬の取引に至っては、話に絡んでもないでしょ。
とまあ、こんな感じで、どんどんいい加減なお話となっていきます。


それからドラゴンサウンドの演奏が。本作2曲目だけど、相変わらずダルい。数分は続く。
しかも、このクラブでの演奏シーンはストーリーに関係ないという!


演奏が終わって、すっかりゴキゲンで家路につこうとするドラゴンサウンド。
そこへ、先ほどクラブのオーナーにボコられた連中が、仲間を引き連れてドラゴンサウンドを急襲。
「お前らのせいで仕事が無くなった!」
言いがかりもいいところ、仕事の文句はオーナーに言え。
もちろん話し合いになるわけもなく、ついには大乱闘に発展。
ここで、ようやくドラゴンサウンドのメンバーによる、テコンドーアクションが炸裂します。


荒くれ者を返り討ちにしたドラゴンサウンドは、ようやく帰宅。彼らは一軒家をメンバー達でシェアしながら暮らしてます。
(女の子だけ別)
そこで黒人メンバーが、「孤児という設定だったけど、実は韓国生まれの黒人兵士とのハーフで、幼いときに生き別れた米兵の父親を捜すためにアメリカへ渡ってきた。国務総省(字幕にそう出てる)に父の行方を訊ねる手紙を書いたんだ」という説明が入ります。
いや、なんか唐突ッスね。
っていうか、ドラゴンサウンドはメンバーだけになると、こんな感じでちょいちょい平和だとか人種差別だとか愛だとかを語りはじめたりするんですよ。セリフだけで!


一方、そのころ。
ドラゴンサウンドにボコられたバンドは「ビジネスの話しに来た」といって、ジェフの元へ。
そこで彼らが切り出すのは「ドラゴンサウンドをボコってくれたら、オレ達はまた仕事にありつける。仕事にありつけたら、その給料でお金を払うんで、ドラゴンサウンドをボコってくれないか?」と。
いやいや、ちょっと待ってよ! そんなのビジネスにならんでしょ、どう考えても。金の当てもないのに、そんなバカな話あるかよ。
しかし、ドラゴンサウンドが個人的にイケすかないジェフは、こんな話にも乗っかってくれます。
もうね、こんなのばっか。


んで、ジェフはドラゴンサウンドに、わざわざ果たし状を送りつけて決闘を持ちかけます。裏の社会の組織っていうより、高校生みたい。
そして、その果たし状を受けて立つドラゴンサウンド。そこは警察に行った方が早いんじゃねえの?
案の定、決闘のさなかに警察がやってきてこのバトルはドローに。
お互い、なにやってんだよ。


決闘では決着が付かなかったので、ジェフはドラゴンサウンドのメンバーが一人きりになったところで、こっそり近付いて拉致します。
そして、監禁。
ようやく悪者っぽい感じになったな、と思ったんですが……この作戦はまったく功を奏さず。
せっかく人質を取ってるというのに、それを活用しようともせず。
っていうか人質そっちのけで、むざむざとドラゴンサウンドの連中にボコられ、最後はジェフは勝手に鉄塔から転落して死亡という始末。
その鉄塔に、まさに人質がいたのにいったい何をやってたんでしょうな…。


ジェフをぶち殺しておきながら、妹もドラゴンサウンドも「まあ、しょうがないか」的なカンジ。むしろ、目障りな兄貴が死んだんで、これから堂々と付き合おうぜ、と。
しかも、行方不明だった黒人の父親がついに発見。明日にも会いに来るという急展開。
さあ、お父さんに会うために洋服を新調しようぜ、と浮かれた展開。
「堂々と付き合おうぜ!」「父親に会おう!」という、直球ど真ん中な死亡フラグがビンビンだったのですが。
かなりいい加減な展開だったので、気付きもしなかったんですが。


ジェフを殺された復讐に燃えるヤシト(そもそも、彼がドラゴンサウンドに悪感情を抱く理由は全くないはず。会ったこともないんだし)が、お抱えのニンジャ群団を従えてドラゴンサウンドの前に現れます。
ニンジャ群団に囲まれて「Oh、ニンジャ!」って驚くドラゴンサウンド。
まあ、こんなノリだし、これまでの演出だから、ささっと終わっちゃうんだろうな、と思ってみていたら。
いきなり、黒人が新調のスーツとともに胴体を切られ、瀕死の重傷。
「アッ! あれってフラグだったの!?」って感じ。
その後も、彼女と一緒になるんだの人も背中を切られ――あれ、こっちは何ともない?
とまあ、そんな感じの乱戦でドラゴンサウンドのテコンドーパワーが炸裂し、どんどんやられていくニンジャ群団。弱いよ!
「ニンジャが全滅しました」の報告に、逆ギレのヤシトが部下の首を刎ねる強烈なゴアシーンを経て、ついにヤシトとの一騎打ち。
結構、鈍くさいけど、そこそもおもしろいアクションシーン。だけど、ヤシトはあんまり良い見せ場もなく死亡。
ちなみに、このシーンでのY.K.キム演じるマークは、黒い革のベストにジーパンという出で立ちで、雄叫びを上げながら戦ってるんですが、ちょっと大仁田チックな装いでした。


とまあ、なにはともあれ悲しい犠牲の下に逆ギレニンジャ群団をやっつけて――と思ったら、黒人は大したケガでもなく、車椅子でケロリと参上。生きてんのかよ! あのフラグで!


とまあ、こんな感じで、いい加減な作りですが。
テコンドーの型と、ラスト10分のニンジャ群団とのバトルだけは、なかなかおもしろかったです。


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『テコンドー・ファイター』
監督:リチャード・パーク
出演:Y.K.キム、他


発売元:株式会社東北新社
販売元:株式会社ビデオ・グラフ


テコンドー・ファイター [VHS]
価格:¥ 14,585(税込)
発売日:1988-10-25