1990年3月9日金曜日

1990年3月号

1990年3月号 表紙:田村英里子



SOFT TOP20
 集計期間が年末ということで新作ラッシュ。
 首位は『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』で格の違いを見せつけた。以下、『エメラルド・ドラゴン』『三国志2』と続き、4位には『ドラゴンナイト』が! エロゲーといえども侮れないということが認識されるようになった。ベスト5に「ドラゴン」が3作も入っているのも見逃せない。
 ちなみに前号で飯島健男が鼻息荒かった『ブライ』は5位に。



新作
『アマランス』で有名な風牙システムから『ビートバイス』というSTGが。このころから女の子キャラの可愛さには定評があった。
『ティル・ナ・ノーグ』や『ブルトン・レイ』のようなマルチシナリオRPGが静かなブームになっていた模様。


特集
【史上最強のRPG】
 ついに日本語版『ウィザードリィ 5』が登場。『4』で脱線したが、『5』は原点回帰を目指すと共にTRPGの要素もふんだんに盛り込んだものとなった。これには、かなりオレの魂が熱くなったものである。
 他にも『T&T』『AD&D』とTRPGをベースにしたRPGがあったのだが、これらはいずれもアメリカンテイストなイラストが、かなり不評だった。その点、ウィズ5はファミコン版のイラストレーター末弥純を起用するなど超本気であった。
 他に『プール・オブ・レイディアンス』『サーク2』『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『ソーサリアン』『ルーンワース』『T&T』『夢幻の心臓3』。


How to Win
『天下統一』のみという寂しい内容。
 RPGの攻略は特集で済ませていたから。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第5話
 ウォームの神獣バイアードが登場。だんだん、クリスタニアらしくなってきた。でも、サイアの言葉じゃないが、クリスタニアはグロテスクな奴らが多い。ロードスの場合は、基本的に人間やデミ・ヒューマンを相手にすることが多かった。
 今月の新作は『タイタン』。ファイティングファンタジーシリーズということで、ゲームブックだと思うのだけど…?


SLG WORLD
 レビューは『提督の決断』。提督だけでなく太平洋戦争SLG全般にも言及しているが、この手のシリーズは未プレーなので何とも言えなかったりする。


福袋
 福袋初と思われるHゲーのHow to Win。選ばれたのは『ドラゴンナイト』。やった感じとしては攻略法なんていらないと思ったが、それだけユーザーが多かったってことなのだろう。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第4話
 シリウス人の念波攻撃(サイキックみたいな兵器)の前に大苦戦。ジュンは腕を骨折してしまい、まさにマリナは孤立無援!

『ルーンワース 星の勇者』:第7話


付録
【エメラルド・ドラゴンDX】
 ダンジョンマップを見て思うのは「難しい~」。現在のオートマッピング、単純マップに慣れきってしまったヌルいオレなら間違いなくギブアップ。こんなゲームを、よくぞクリアしたなと当時のオレに乾杯。
【秘本 三国志2】


その他・備考
 今月のリセットちゃんは『ブルトン・レイ』。これはシナリオエディターに惹かれて買ったな~。
『ロードス島戦記』OVAが紹介。全13巻を揃えた友人から借りて見た。話の中身はリプレイとも小説ともゲームとも違うもの。あんまりオレ的には好きではなかった…。
 他機種やコンシューマーのゲーム大賞を発表。アーケード部門は『テトリス』、X68000部門は『アフターバーナー』、PC-エンジン部門は『究極タイガー』、メガドライブ部門は『ファンタシースター2』、ゲームミュージック部門は『交響曲イース』。PC-エンジン部門にはベスト10にハドソンのゲームが4本もランクイン。


1990年2月9日金曜日

1990年2月号

1990年2月号 表紙:CoCo



SOFT TOP20
『キャンペーン版大戦略2』が首位。『大戦略3』が出ているのに、純粋に新作とはいえないこのゲームが首位になるとは大戦略恐るべし。
 2位が『遙かなるオーガスタ』、3位は『ディスクステーション・スペシャルクリスマス号』と地味な展開。
 年末商戦を控えて(クリスマススペシャルなんて出てるけど)、新作が少ない期間だったようである。



新作
『ロードス島戦記・福神漬け』『あーくしゅ』が登場。こういう自社ゲームのパロディも、ひっそりと流行っていたりした。後に『あまらんしゅ』とか『SDスナッチャー』とかも出る。
『野球道2』が登場したがTAKERU専用というのが意外だった。合わせてMSX版の「1」もTAKERU専用に。


特集
【日本一のHow to Win】
 特筆すべきは、やっぱり『三国志2』の初登場だろうか。超期待の新作ということで、発売前だというのにシステム解説からリプレイの準備など、力が入っている。
 また『エメラルド・ドラゴン』『プールオブレイディアンス』『天下統一』と、 この辺からオレもプレーしたゲームが多く出てくるようになった。まだ、このころはオレはMSXしか持っていなかったのだ。だから、古いゲームは未プレーのものが多い。


How to Win
 他に『セレクテッド・ソーサリアン』『無限の心臓3』『T&T』『ブライ』『ダークレイス』『アークス2』『メルルーン』も。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第4話
 ようやくクリスタニアに到着。神獣の存在が明らかに。このあたりから読者は、ルールはロードス島戦記RPGだけど、違うゲームなのだなと感じるようになってきた。
 ただし、フォーセリアワールドであることに変わりはないのだけど。


SLG WORLD
 レビューは『斬』とファミゲーの『不如帰』。
 不如帰は面白かった。だが、大名の後継ができないため、まさに全国統一間近というところで病没し、統一できなかったという苦い想い出がある。まさに人生五十年である。


福袋
 Hゲーム大賞は『ポッキー』が。グラフィックが命であるということを如実に物語る結果である。
 ついに『ドラゴンナイト』が登場。ここからエルフの快進撃が始まる。いや、マジな話、このころからどんどんエルフのゲームはグラフィックが向上していって、売り上げも右肩上がりになっていくのだ。
『電脳学園2』も出ております。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第3話
 シリウス星人に捕らえられた同級生を救うために、マリナ達がマイクロガンバスターで出撃。NeXT GENERATIONの世界ではガンバスターの技術は未知のものとなっているので、マイクロガンバスターの攻撃力は圧倒的であった。

『ルーンワース 星の勇者』:第6話 


付録
【ドラゴンスレイヤー英雄伝説ガイドブック2】
【「ルーンワース 黒衣の騎士 極楽漫遊記】


その他・備考
『ブライ』発売直後の飯島健男にインタビュー。ショップでは『ドラゴンナイト』に売り上げで負けていたが、全国的には『ブライ』の方が売れるはずと鼻息荒かったが…結果は、次号で。
『電脳学園3トップをねらえ!』で出題するクイズを読者から募集。
 ロバート“トレボー”ウッドヘッドのエッセイが。
 X68000ゲームのカタログが。これを見て「パソコンってスゲーな~」とため息をついたものである。
『フォーチュン・クエスト』の広告を見て思ったこと。パステルの肩書きがマッパーになっているが、今時、この言葉が通じる人なんているんだろうか?


1990年1月9日火曜日

1990年1月号

1990年1月号 表紙:本田理佐



SOFT TOP20
『ワンダラーズフロムイース』『斬』がワンツー。
『遙かなるオーガスタ』『上海2』といった、いわゆる定番モノがそれに続く。こういったゲームは今でもシリーズを重ねて売れている。



新作
 デービーソフトお得意の可愛いキャラのゲーム『メルルーン』。でも、デービーソフトは脱衣麻雀も出したりするから侮れない。最近はゲームを作ってないようだけど。


特集
【第4回 全国縦断ソフトハウス・マラソン】
 新年号では恒例となった企画である。
 興味深かったのはデービーソフトの所在地。前年号では市街地に居を構えていたのに、今回はテクノパークに移転していたのだ。移転は知っていたが、意外と早い段階で移転していたのだなと感心しきりだが、地元民以外にはわかりにくいローカルなネタである。コンプにもテクノパークの田舎ぶりを揶揄されてるし。
 笑ってしまうのがウルフチームの秋篠氏のキャッチ。「秋篠さんは成金だ」。う~ん、今となっては悲しいぐらいに笑えてしまう。
 ガイナックスではオタキングこと岡田氏が、きちんと社長としてサービスをしている。これを見ると「あ~、社長だったんだ」と納得する。
 また、今号からはTRPGやボードゲームメーカーも取り上げている。いかに当時はTRPGがパソゲーと密接に関わっていたかを物語るエピソードである。


How to Win
 同じSLGリプレイでも2つの系統がある。一つは、任意のキャラクタを使って攻略の過程を記すというもの。もう一つは、マルチプレイで対戦の様子を記すというもの。で、前者が『天下統一』で後者が『提督の決断』である。読み物としてダントツに面白のは、やはりマルチプレーで、当時はログインでも似たような企画があったと記憶する。
『セレクテッド・ソーサリアン』の攻略に関しては、コンプで募集した企画なのだが、他誌ではどういう扱いだったのだろうか? 『ソーサリアン』というメジャータイトルだけにブッチするわけにもいかないだろうし。さて?
 他に『ルーンワース』『エメラルド・ドラゴン』も。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第3話
 クリスタニアもロードス島RPGも初お目見えということで、この連載は初心者向けになっているのがミソ。わりと用語解説やルール説明にページを割いている。
 そのせいかテンポがわりと遅く、ようやくクリスタニアへの手かがりが手に入ったというところで終わっている。


SLG WORLD
 レビューは『銀河英雄伝説』と当時の売れ線ゲーム『斬』と『提督の決断』。
『斬』に関する指摘は、まさにその通りでグラフィック先行でシステムがヘボだった。『斬2』に関してはオレもプレーしているので、そのときに改めて詳述したい。


福袋
 新年号ということでエロゲーメーカーも新年の抱負を。それにしてもジャストは「ソフトハウス・マラソン」で扱われているのに、他のエロゲーメーカーは袋とじで1ページ十把一絡げ状態。いわゆる老舗と呼ばれるメーカーにも苦労の時代はあったのだ。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第2話
 マイクロガンバスターの存在に気付いたマリナたち。でも、ガンバスターの充電のため戦艦を停電させてしまい、重営倉行きならぬ艦内謹慎。、修学旅行へは連れて行ってもらえなくなる。

『ルーンワース 星の勇者』:第5話


付録
【ドラゴンスレイヤー英雄伝説ガイドブック】
【お正月だよ!AD&D冒険日誌DX】
『AD&D』に関してはリプレイの天才・グループSNEの清松みゆきが製作しているだけあって面白い。ゲームの方も、これぐらい面白ければねぇ……


その他・備考
 今回の『リセットちゃん』は『遙かなるオーガスタ』。
 当時、仲間内で話題になっていた『ハラキリ』。登場する武将(忍者?)には「S.小杉」なる人物も。スタインバーグ氏のセンスは無限大だ!
 ファミコン版『MADARA』の完成発表会というパーティが開かれた模様。ファミゲーでこんなことが行われていたとは驚き。ちなみに当時のコナミの正式社名は「コナミ工業株式会社」。
 昨年、日本テレネットのイメージガールに選ばれた宮本裕子嬢は「麻生優子」という芸名でデビューしていた。「麻生優子」とは『ヴァリス』シリーズの主人公のこと。この手のゲームキャラのバーチャルアイドルは「藤崎詩織」だけかと思ってたけど、こんな昔からやっていたとは…ちなみにデビュー曲は『マイ・シュガー・ベイビー』。『アルバトロス2』(ゴルフゲーム)の主題歌。
 裏表紙のFM-TOWNSの広告が宮沢りえに。この後、高倉健、木村拓也と続くのだが、彼女の前任者はカケフくんである。


1989年12月9日土曜日

1989年12月号

1989年12月号 表紙:吉田真理子



SOFT TOP20
『提督の決断』が初登場で1位に。なんか、光栄は出せば必ず首位って感じである。ちなみに、これが光栄初の歴史物以外のゲーム。で、2位が歴史物の『信長の野望・戦国群雄伝』。
『テトリス』は根強く3位に。



新作
『夢幻の心臓3』が登場。『ゼルダの伝説』や『ザナドゥ』が流行った頃に、国産RPGの二大巨頭として『夢幻の心臓』と『ブラック・オニキス』が挙げられていた。その伝説のゲームの続編ということで、「3」そのものよりも「1」のゲーム画面の方に惹かれたものである。
 システムソフトが一挙に4本のゲームを発表。『上海2』を発売したのがシステムソフトだったのが意外。コンシューマではサンソフトだったのだけど。


特集
【'89最後のRPG大特集】
 これまで『ドラスレ6』と呼ばれていたゲームが、ようやく正式名称を発表。『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』である。これまでのファルコムはARPGが主体だったが、シリーズ6作目にして初のオーソドックス(ドラクエタイプ)なRPGになった。
 そして、ロードスかSLGに触発されたのか『プールオブレイディアンス』もリプレイが開始。アメリカンテイストなグラフィックはともかく、システムは『AD&D』なので安心して遊べるはずだったが…あまりにもアメリカンなルール解釈でオレは挫折してしまった。
 そして、『アークス2』であろうか。みんな、この美麗なグラフィックに騙されたよなぁ…。
 他に『ソーサリアン』『ルーンワース』『エメラルド・ドラゴン』『T&T』。


How to Win
『提督の決断』と『天下統一』ともにおなじみのリプレイである。コンプのSLG攻略って、正直言ってあんまり役に立たない。攻略本ならデータを全掲載したり、マスクデータへの影響なども書くのだが、そういうことは一切ない。読み物として潔く割り切っているのだろうし、だからこそ長く人気を保っていたんだろう。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第2話
 クリスタニアの導入部というだけあって話はけっこう地味。まずはクリスタニアへの手がかりを探している段階。
 なおルールは『ロードス島戦記コンパニオン』を使っていた模様。
 新作RPGは『ファンタズム・アドベンチャー』のキャンペーンシナリオ『霧雨の島』。


SLG WORLD
 89年度のSLGゲームを振り返るというもの。とはいえ再三述べているが、光栄とシステムソフトの二大巨頭がそびえ立っている、というのはコンプ的見解でも同様なようだ。このころは、まだ目新しいSLGは出ていないのだ。


福袋
 89年度のHゲーム大賞のノミネート作品を発表。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第1話
 ついに『トップをねらえ!』のオリジナルストーリーが連載開始。当時はトップを見ていなかったのであまり興味がなかったが、現在、このコンテンツを作りながらじっくりと読み直している。
 第1話では、旧世界のテクノロジーとなったバスターマシン(マイクロガンバスター)を発見したところで終わり。
 でも、結局……
『ルーンワース 星の勇者』:第4話


付録
【ブライ原色秘宝館】
 今にして思うと、飯島健男はゲームの制作者で表に出てきた人の第1人者的なところがある。でも、オレ的にはあんまり面白いゲームはなかったな。


その他・備考
 つげ義春に続いて、ひさうちみちおの『アソコの幸福』もゲーム化。
『フォーチュンクエスト』のピンナップが。そっかぁ、このころだったのか…ちなみにイラストは『ルーンワース』の迎夏生。


1989年11月9日木曜日

1989年11月号

1989年11月号 表紙:千葉美加



SOFT TOP20
 トップスリーは『ワンダラーズフロムイース』『信長の野望・戦国群雄伝』『大戦略3』という常連。それ以下も『天下統一』『テトリス』『ディスクステーション』と手堅いチャートとなっている。



新作
 当時流行っていたトレンディドラマ風のミステリADV『ミスティブルー』だが、これも未プレー。っていうか、PC-9801に移植されていないような…エニックスのADVなので面白いはずなので心残り。
 98で発売されていた『斬』にラップトップ用というものが出た。ラップトップ=膝の上という意味だが、ノートより大きく、デスクトップより小さいパソコンで、今ではその姿を見ることができない代物だ。
 ちなみにラップトップパソコンを、本当に膝の上に置いて使用すると膝が低温火傷するってのは都市伝説でしょうか?


特集
【秋の新作ラッシュ】
 RPGでは『T&T』『プールオブレイディアンス』のTRPGのパソゲー化が目立つ。他には『ブルトン・レイ』か。後日、コンプ読者の自作シナリオ集も発売されることになる。
 で、その『ブルトン・レイ』に先駆けて『セレクテッド・ソーサリアン』が登場。大賞発表から半年でゲーム画面を上げて、年内に発売するとはファルコムは良心的なメーカーである。っていうか、当時は発売日の大幅な延期とかってなかったのだけど。
 その他『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『ルーンワース』『提督の決断』『ブライ』『ファイアーホーク』。


How to Win
『遙かなるオーガスタ』をコースごとに攻略。ゴルフゲームをコースごとに解説するってのも、当時のゲーム雑誌ではよく見られた。今はどうなんだろうか? 『みんなのゴルフ』とかを攻略するってことはあるのだろうか?
 また信長が終わったので『天下統一』にてリプレイ開始。担当はお茶の水。
 他に『ワンダラーズフロムイース』『銀河英雄伝説パワーアップ&シナリオ集』


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第1話
 ロードスに代わる新シリーズの開始である。プレーヤーはもちろん、読者も「クリスタニア」とは何なのか予備知識がなかったので、最初は戸惑いがあったようである。
 ストーリーは導入部ということでダナーン半島から始まっている。
 なお、連載の第1印象はイラストレーターが出渕裕からうるし原智志へ変わってしまったこと。最初はなんかイヤだったんだけど、うるし原氏独特のちょっとHな感じの女の子がいい感じ。今では好きなイラストレーターの一人。でも、『ラングリッサー』とかはやったことがない。
 新作RPGは『ビヨンド・ローズ・トゥ・ロード』。これも未プレー。っていうか、基本的にグループSNE監修のものしかプレーしてなかったし。


SLG WORLD
 レビューは『マスターオブモンスターズ』。とことんシステムソフトに縁のないオレは、もちろん未プレー。


福袋
 なんか、どれも知らないゲームばっかり。一つ気付いたのは、ゼネラルプロダクツ=ガイナックスって同人ゲームの販売をしていたんだな~。


コミック
『ルーンワース 星の勇者』:第4話
『イース』:最終話
 ついに『イース』が終了。でも、『イース』自体ほとんどプレーしたことがなかったので、このマンガの中身もあんまり良く覚えてなかったりする。


付録
【先取りエメラルド・ドラゴン】
『エメラルド・ドラゴン』といえばオレには想い出がある。
 話題作ということで喜び勇んで買ってみたが、なぜかウチのパソコンでは動かない。ショップにも持っていったが原因が分からず、結局、返品した。
 その後、PC-9801DXではディップスイッチでクロック周波数を下げればよいということがわかり、ようやくプレーできるようになった(そのときは友人から借りてプレー)。
 今のようにインターネットで情報が溢れているわけでもなく、またゲーム雑誌もハードやシステム周りの解説ってのはしてくれなかったのだ。このへんが現在の、パソゲー離れの遠因のような気がしないでもない。


その他・備考
 今月号から赤井孝美による『リセットちゃん』が隔月で連載。オレ的には『プリンセスメーカー』の人という認識。で、今回扱ったのは『天下統一』だった。
 なお、『セレクテッド・ソーサリアン』はTAKERUというゲームの自動販売機のようなもので売られていた。フロッピーディスクを差し込むと、そこにゲームが書き込まれるという仕組みになっているのだ。いろいろなハードに対応していてわりとフレンドリー。でも今じゃ、全く見かけない。


1989年10月9日月曜日

1989年10月号

1989年10月号 表紙:田山真美子



SOFT TOP20
 やはりというか『ワンダラーズフロムイース』が初登場で首位。2位は『大戦略3』で3位が『信長の野望・戦国群雄伝』で、いつも通りのチャートとなった。
 これ以下に『ヴァリス2』が4位に入り、『ジェノサイド』が5位に入るなどアクションゲームの健闘が光る。



新作
『テグザー』と思ったら、その続編の『ファイヤーホーク』だった。
『ポリスクエスト2』は当時のアメゲーらしく原色を使ったサイケな色使い。こういうところにアメゲーっぽさが現れている。


特集
【パソコンゲーム考現学】
 突如始まったこのコーナー。「SLGとはなにか?」という切り出しから、『大戦略』の進化の過程を追ってシミュレーションウォーゲームについて考えるというもの。かなり読ませる作りになっている、がオレは大戦略シリーズはやっていない。
【いかすファンタジーゲーム天国】
 TRPGなんかの影響もあって「ファンタジー=RPG」という感じがあった。案の定、この特集もRPGがメインに。
 ここで取り上げないといけないのは、なんといっても『エメラルドドラゴン』だろう。このゲームの大ヒットのおかげで、キャラが前面に出てくる、いわゆる「一本道RPG」というジャンルが確立したのだから。
 また、ファルコムからは『ドラゴンスレイヤー6(仮)』の情報も。
 他に『ワンダラーズフロムイース』『ソーサリアン・宇宙からの訪問者』『ヒーローオブランス』『ブライ』『デュエル』も。
 なお、この特集のタイトルは当時テレビでやっていた「いかすバンド天国」から拝借していると思われる。
【時代劇ゲームの時代】
 How to Winがお休みで特集が3本立てに。こちらでは『天下統一』『ハラキリ』『斬』が。
 なんといっても興味深いのが『ハラキリ』。チープなハリウッド忍者映画そのまんまの、わけのわからん設定がイカしすぎている。花見を開くのに金が足りないと、家臣が腹を切って詫びるというセンスは日本人にはマネができないセンスである。ぜひとも、コンシューマに移植して欲しいゲームの1つ。
 開発者のスタインバーグ氏は、今は何をやっているのだろうか。


How to Win
 お休み


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』の予告。
 だが、ロードスそのものが消滅したわけではなく、「ロードス島戦記商店」としてサポートは続いていた。
 新作RPGは『モンスターメーカー』シリーズの翔企画へのインタビュー。このころはカードゲームといえば、トレーディングカードではなくて翔企画のカードゲームだったのだ、オレの周囲では。


SLG WORLD
 レビューは『太平洋の嵐』。これと前後して、光栄も『提督の決断』を発表するなど、海戦ものは根強い人気がある。でも、オレはほとんどプレーしなかった。


福袋
 不思議なもので『RUN・RUN競争曲』はカットを見ただけでエルフのゲームだと分かってしまう。当時からグラフィックには定評があったってことだろう。
 それに引き替え、アリスソフトの『ランス』は現在と比較すると見る影もない…もちろん、逆の意味で。


コミック
『ルーンワース 星の勇者』:第3話
『イース』:第18話


付録
【トップをねらえ!NeXT GENERATION超百科】
 読者参加ゲームの『トップをねらえ!』が新シリーズ『NeXT GENERATION』に。
 これはノリコとお姉さまが行ってしまってから400年後が舞台となっている。
 で、銀河連邦とシリウス連邦の戦争が今回の戦い。つまり、人間同士が戦争するのだ。
 だが、400年経過しているとはいえ、度重なる戦争と銀河中心殴り込み艦隊が凍結されたためテクノロジーは著しく後退している。ガンバスターは兵器として存在していない。
 このプレストーリーとして、殴り込み艦隊から200年後(つまり『NeXT GENERATION』の200年前)のクローン戦争のことも語られている。
 クローン戦争時は、ユングが銀河連邦初代大統領に選ばれており、彼女に代わってシズラーに搭乗するのがクローンのノリコとカズミ(若い頃の)。これがクローン戦争と呼ばれる由縁である。
 なお、オリジナルのノリコたちが地球に帰ってくるのは、この1万2千年後……気が遠くなる話だ。


その他・備考
 この後(12月号)、『NeXT GENERATION』のマンガもスタートする。主人公は銀河連邦の訓練生ハヤミ・マリナ。ドジでノロマなカメの眼鏡っこ。で、パートナーが高ビーなアラシ・ジュンと、無線担当のムラマサ・スズコが仲間。
 リアルタイムにトップに接していたのに、OVAを見たのがこの10年後だったとは…不覚。


1989年9月9日土曜日

1989年9月号

1989年9月号 表紙:河田純子



SOFT TOP20
 ついにというか、ようやくというか『大戦略3』がトップに。ラインナップを見ると、ファルコムも光栄も新作を出していなかったおかげもあるのだろうけど。
 そして3位には『R-TYPE』。STGがコンスタントにランキングに入る時代だったのだ。でも、この頃のSTGって今でも楽しく遊べたりする。



新作
『エメラルド・ドラゴン』が巻頭。バショウハウスというメジャーじゃないソフトハウスなのに、この扱いは破格。そして、この後、エメドラは大ヒットすることになる。
 システムソフトから『保存版ロードランナー』。ファミコン版に近いグラフィックに変更することも可能。


特集
【イース3大特集】
 1つのタイトルで特集を組んじゃうんだから大したものである。
【総集編 ロードス島戦記】
 今号で完結する『ロードス島戦記3』。これにて『ロードス島戦記』そのものの連載も終わるため、これまでの歴史を振り返るというもの。これを読んでいると衝撃的な事実が、たくさん浮かび上がってくる。
 たとえばカーラが使った魔法は、ただのスリープクラウドだったとか。まあ、D&Dのルールならヒットダイスの少ないキャラは抵抗できない=強力な魔法だから仕方がないのか。
 それとエルフの耳が、あんなに長くなってしまったのはディードリットのせいというのは、なかなか興味深い。


How to Win
 長きに渡って連載されてきた『信長の野望・戦国群雄伝』もこれにて終了。偶然の一致だが、秋葉原が選んだ大名の長宗我部家は、オレもいつも使っている。 この連載の影響ではなく、司馬遼太郎の一連の作品の影響である。
 他に『ソーサリアン・宇宙からの訪問者』『大戦略3』『ヴァリス2』も。


RPGリプレイ
『ロードス島戦記3』:最終話
 最終話ということで増ページ。
 小説の『新・ロードス島戦記』は、この後日談ということになっている。このロードスサーガからクリスタニアへ、どのように歴史的に繋がっていくのかも興味深いところ。
 今月の新作は『ワースブレイド』。ホビージャパンといえばTRPGやボードゲームの老舗だが、実はオレはホビージャパンのゲームはやったことがない。っていうか、パソゲーの『リングマスター』で懲りてしまったから。


SLG WORLD
 レビューは『シュバルツシルト2』と『天下統一』
 どうもSLG=戦国ものというイメージが強くて、オレはもっぱら戦国ものしかやっていなかった。というわけで『天下統一』はプレーしていた。
 当時から評価の高いゲームだったけど、ゲーム終盤になっても局地戦の緊張感は維持され続ける、というシステムは絶妙だった。
 巨大戦力なのに全く勝てない、っていう矛盾もあったけど、少なくても『信長の野望・覇王伝』にあった厭戦気分にはならなかった。


福袋
 ついに『きゃんきゃんバニー』の第1作目が登場。歴史の流れを感じる。


コミック
『ルーンワース 星の勇者』:第2話
『イース』:第17話


付録
【ロードス島戦記ジオラマポスター】
 ロードスキャラのメタルフィギュアが発売された記念だと思う。
 TRPGと切っても切り離せないのが、戦闘マップに置くメタルフィギュア。自キャラのイメージに合うメタルフィギュアを探すのもTRPGの面白さの1つだった。


その他・備考
 アリスソフトが『ランス』でデビュー(福袋では扱われてないけど)。だんだん、現在のブランドを確立するゲームが登場してきた。
 ゲームミュージックの特集も組まれていた。やはりというかドラクエとファルコム系は外せないようだ。
  コナミ矩形波倶楽部は登場したが全体的にコナミはおとなしめ。現在のコナミレーベル絨毯爆撃=ときメモ関連CDから比べると隔世の感あり。
 それとタイトーのZUNTATAが初ライブ。
『ヴァリス2』のイメージキャラが決定。宮本裕子さんだそうで。今はどこで何をやっているのだろうか?
 OVAシンドロームでは『トップをねらえ!』をベタボメ。