1990年5月9日水曜日

1990年5月号

1990年5月号 表紙:ribbon



SOFT TOP20
 98に移植された『ダンジョンマスター』がトップに。
 3位には『ドラゴンナイト』、7位には同じくエルフの『FOXY』が。総合分析にもあるが、このころからエロゲーも市民権を得たというか、売り上げランキングの上位を占めるようになった。
 なお、今月号からTAKERUのランキングは別に。ソーサリアンのシナリオ集は、軒並みこちらの上位にランクインしている。そのためトップセールの方ではソーサリアンの名前はない。
 こちらのランキングの2位には『Dante』が。これは当時としては画期的な、「自分でRPGが作れる」という、今でいうところの『RPGツクール』の元祖である。もちろん、MSXユーザーだったオレも、これを買った。これを使ってゲーム界にデビューし、中村光一(現チュンソフト社長)を追い抜いてやろうと野望を抱いていたのだ。だが、結果は推して知るべしである。



新作
『ディオス』というゲームの88SRのCD-ROM移植版が登場。FM-TOWNSはあったが、NEC系のパソコンでCD-ROMを搭載したのは、88SRが初めてだったはず。だが、その後、CD-ROMはさほど普及せず、むしろ98ではハードディスク専用のゲームが増えた。
『クォース』『ロードス島戦記』『ルーンマスター2』と、なぜかMSXのソフトばかりが大きな扱いに。


特集
【花のゲーム万博】
 当時は花の万博っていうのがやっていたのだなぁ…「コンプティークは花の万博とは一切関係有りませんが、陰ながら応援しています」っていうのが笑。堂々と応援すればいいのに。
 エニックスのRPG『46億年物語』だが、これは面白かった。グッドエンドは同じ結末になるようだけど、進化の過程によっては色々なエンディングがあって、今で言うところのマルチエンディング。
『ポピュラス』と『シムシティ』については巻頭で特集。当時は凄く斬新に写ったのである、このゲーム達は。
 それとゲームに関わりが深い人々が未来のゲーム像というのを想像したエッセイがあったが、エロゲーが市場を覆い尽くす今の状況は予想できなかったようである。
 他に『インペリアル・フォース』『ロボクラッシュ』『T&T』。


How to Win
 別冊付録になっている。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第7話
 オーソドックスな迷宮探索、そしてミノタウロスとの戦闘。ロードスからリプレイに入ったので、意外とこういうオーソドックスなプレーはかえって新鮮だった。「ああ、あるある」ってカンジで。
 今月の新作は『謎かけ盗賊』で『ファイティングファンタジーRPG』のシナリオ。


SLG WORLD
 今号からタイトルは読者の公募によって毎回変わることに。そして特定のタイトルに焦点を当てるのではなく、SLG全体を扱うようになったみたい。


福袋
 オレが初めて買ったエロゲー『きゃんきゃんバニー・スペリオール』が。理不尽とも思えるコマンドを選択していって、上手い具合に当たりを引ければ女の子とHができるという、いわゆるナンパゲー。でも、同ゲームの広告では「ねるとんソフト」というらしい。
 見田竜介がキャラデザをした『シェナン・ドラゴン』も登場。いろんな仕事をしてるんだな~。
 How to Winでは『FOXY』が。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第6話
 グレートガンバスターとドッキングして宇宙怪獣を倒したマリナ。だが、宇宙怪獣の危機はまだ去っていない。人類を襲う新たな危機に、コールドスリープ中だったユングが目覚める。

『ルーンワース 星の勇者』:第10話


付録
【まるごとHow to Win特集号】
 ゲームとも原作とも全く関係のない『トップをねらえ!』のマンガ。でも、真のトップファンならこれも抑えておきたい。
 コンプでは珍しくMSX専用ソフトの『SDスナッチャー』を攻略。それだけ『スナッチャー』が人気だったということである。攻略法を見て気付いたのだが、足跡を辿って地雷を回避するというネタが、こちらでも使われていた。同じ制作者だからね。
 他に『ウィザードリィ5』『エメラルド・ドラゴン』『三国志2』『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『ギルガメッシュ&セレクテッドソーサリアン』『ルーンワース』『ダンジョン・マスター』も。


その他・備考
 今月のリセットちゃんは『森田将棋2』。なんか、随分と地味なゲームを…
 パソコンゲーム考現学、『大戦略』に続く2作目は『ウィザードリィ』。当時のパソゲーと切っても切れないのがTRPGの存在。で、その橋渡し的役目をしていたのが『ウィザードリィ』だっただが、この辺の歴史について述べられている。
 各方面でぶっ叩かれた映画『天と地と』のゲーム版について。さすが角川が配給ということで、コンプで特集を組んだようで。コナミと工画堂スタジオという珍しい組み合わせの共同製作だった。


1990年4月9日月曜日

1990年4月号

1990年4月号 表紙:増田未亜



SOFT TOP20
『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』が6位まで下降。まだ、88SRのみの対応だったから仕方がない。とはいえ、PC9801にも対応したエロゲーの『ドラゴンナイト』がドラスレを抜いたとは、なんとも象徴的なランキングである。
 このころは88と98の世代交代が進みつつある時期で、98のみで出すゲームと、88で出した後に98に移植するゲームとがあった。1位の『三国志2』は、この時期はまだ88専用だった。



新作
 角川お得意のメディアミックス『天と地と』がゲームになって登場。
『タッグ・オブ・ウォー』といえば筋肉番付でおなじみだが、同名タイトルのゲームが登場。魔物と綱引きで対戦して、囚われの恋人を救出するというものらしい。突飛すぎた発想でヒットには至らず。


特集
【アメリカゲーム特集】
『ポピュラス』と『シムシティ』の日本語版が出ることが決定。今となっては当たり前のゲームなのだが、この当時の衝撃はすさまじかった。なんというか、既存のジャンルに当てはまるゲームではなかったからだ。これは方々で言い尽くされている言葉だが、このゲームが日本に上陸したことによって、SLGの概念が大きく変わってしまったのだ。まさに黒船。
 それと『ダンジョン・マスター』の登場も大きい。リアルタイムに処理される3DRPGっていうのは、これまでになかったゲームだから。これはオレの勝手な憶測だが、この『ダンジョン・マスター』の影響で『DOOM』のような3D主観ゲームが産まれたのではないかと考える。
 この当時、旧態依然とした『ウィザードリィ』が焦って、『6』以降では見るも無惨な姿に…
 ダンマスと一緒に特集を組まれている『ウィザードリィ5』の姿は、まるでウィズファンの墓標のように見える。
 なにはともあれ、この特集で取り上げられたアメゲーたちは、後のゲームの形を大きく変えるエポックメイキングだったのだ。
 他に『T&T』も。


How to Win
 いよいよ『三国志2』のリプレイが開始。秋葉原、四谷、お茶の水、イボンヌ(イヌボン)の4人によるマルチプレーだ。ログインのリプレイも好きだったが蘊蓄ばかりだったので、ライトで読み物として楽しめるコンプの方が好きだったという記憶がある。
 攻略のしようがない『電脳学園3トップをねらえ!』。攻略は期待すべきではないだろうが、『トップをねらえ!』のマンガは楽しかった。
 他に『エメラルド・ドラゴン』『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『ギルガメッシュ・ソーサリアン』『ルーンワース』『夢幻の心臓3』『遙かなるオーガスタ』も。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第6回
 バザールで武器を買い換えたり、毒消し草というアイテムを入手したり、かなりRPGしてる展開。ロードスでは、あんまりこういう展開はなかった(書いていなかった)。やっぱり初心者向けだからだろうか。
 今月の新作は『ウィズボール』と『トレボー戦役』。
『トレボー戦役』は『ウィザードリィRPG』のキャンペーンシナリオ。トレボーがリルガミンから 外へ討って出るというキャンペーンで、リルガミン周辺の地域データも収録されている。
 これはオレもやった。ウィズというなじみ深いシステムと世界観だったので、相当にハマった。また、面白いのがコンピュータ版も、きちんとダイスで管理されていたということ。だから、コンピュータ版の乱数は、だいたいダイスで説明できるのだ。


SLG WORLD
 大戦略を語ってしまおうということで、システムソフトの開発者と対談をしている。大戦略ファンなら楽しめるのだろうが、オレの場合は…信長を語ろうで光栄スタッフとの対談なら。


福袋
『DPS』といっても電撃プレステのことではなく、『ドリーム・プログラム・システム』のこと。短編を集めたオムニバス形式のもので、これは後にシリーズ化され、他社も追随してオムニバス形式のゲームを出すようになる。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第5話
 グレートガンバスターに導かれ、なんとか窮地を脱するマリナ。そのころ絶滅したはずの宇宙怪獣が重力波をシリウス星へ向けて放った。

『ルーンワース 星の勇者』:第8話 


付録
【システムソフト宝船】
 読者参加ゲームから産まれた『ロボクラッシュ』がゲーム化。
 それと『ブルトン・レイ・シナリオエディター(仮)』の情報も。『ソーサリアン』では後塵を拝したため参加できなかったが、こちらでは自分の企画を売り込んで…と思い立って、『ブルトン・レイ』を買ったものである。


その他・備考
『ドラゴンハーフ』の見田竜介が原画を勤めたエロゲー『シェナン・ドラゴン』というゲームがあったようだ。でも、テクノポリス・ソフト(徳間書店)のゲームだから、コンプでは扱われなかった。
『トップをねらえ!』CDにはコンプの一般読者もガヤ役で出演。声優さんと一緒に記念撮影をしていた。羨ましいぜ!
 89年度のソフト大賞のノミネートゲームを発表。


1990年3月9日金曜日

1990年3月号

1990年3月号 表紙:田村英里子



SOFT TOP20
 集計期間が年末ということで新作ラッシュ。
 首位は『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』で格の違いを見せつけた。以下、『エメラルド・ドラゴン』『三国志2』と続き、4位には『ドラゴンナイト』が! エロゲーといえども侮れないということが認識されるようになった。ベスト5に「ドラゴン」が3作も入っているのも見逃せない。
 ちなみに前号で飯島健男が鼻息荒かった『ブライ』は5位に。



新作
『アマランス』で有名な風牙システムから『ビートバイス』というSTGが。このころから女の子キャラの可愛さには定評があった。
『ティル・ナ・ノーグ』や『ブルトン・レイ』のようなマルチシナリオRPGが静かなブームになっていた模様。


特集
【史上最強のRPG】
 ついに日本語版『ウィザードリィ 5』が登場。『4』で脱線したが、『5』は原点回帰を目指すと共にTRPGの要素もふんだんに盛り込んだものとなった。これには、かなりオレの魂が熱くなったものである。
 他にも『T&T』『AD&D』とTRPGをベースにしたRPGがあったのだが、これらはいずれもアメリカンテイストなイラストが、かなり不評だった。その点、ウィズ5はファミコン版のイラストレーター末弥純を起用するなど超本気であった。
 他に『プール・オブ・レイディアンス』『サーク2』『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『ソーサリアン』『ルーンワース』『T&T』『夢幻の心臓3』。


How to Win
『天下統一』のみという寂しい内容。
 RPGの攻略は特集で済ませていたから。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第5話
 ウォームの神獣バイアードが登場。だんだん、クリスタニアらしくなってきた。でも、サイアの言葉じゃないが、クリスタニアはグロテスクな奴らが多い。ロードスの場合は、基本的に人間やデミ・ヒューマンを相手にすることが多かった。
 今月の新作は『タイタン』。ファイティングファンタジーシリーズということで、ゲームブックだと思うのだけど…?


SLG WORLD
 レビューは『提督の決断』。提督だけでなく太平洋戦争SLG全般にも言及しているが、この手のシリーズは未プレーなので何とも言えなかったりする。


福袋
 福袋初と思われるHゲーのHow to Win。選ばれたのは『ドラゴンナイト』。やった感じとしては攻略法なんていらないと思ったが、それだけユーザーが多かったってことなのだろう。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第4話
 シリウス人の念波攻撃(サイキックみたいな兵器)の前に大苦戦。ジュンは腕を骨折してしまい、まさにマリナは孤立無援!

『ルーンワース 星の勇者』:第7話


付録
【エメラルド・ドラゴンDX】
 ダンジョンマップを見て思うのは「難しい~」。現在のオートマッピング、単純マップに慣れきってしまったヌルいオレなら間違いなくギブアップ。こんなゲームを、よくぞクリアしたなと当時のオレに乾杯。
【秘本 三国志2】


その他・備考
 今月のリセットちゃんは『ブルトン・レイ』。これはシナリオエディターに惹かれて買ったな~。
『ロードス島戦記』OVAが紹介。全13巻を揃えた友人から借りて見た。話の中身はリプレイとも小説ともゲームとも違うもの。あんまりオレ的には好きではなかった…。
 他機種やコンシューマーのゲーム大賞を発表。アーケード部門は『テトリス』、X68000部門は『アフターバーナー』、PC-エンジン部門は『究極タイガー』、メガドライブ部門は『ファンタシースター2』、ゲームミュージック部門は『交響曲イース』。PC-エンジン部門にはベスト10にハドソンのゲームが4本もランクイン。


1990年2月9日金曜日

1990年2月号

1990年2月号 表紙:CoCo



SOFT TOP20
『キャンペーン版大戦略2』が首位。『大戦略3』が出ているのに、純粋に新作とはいえないこのゲームが首位になるとは大戦略恐るべし。
 2位が『遙かなるオーガスタ』、3位は『ディスクステーション・スペシャルクリスマス号』と地味な展開。
 年末商戦を控えて(クリスマススペシャルなんて出てるけど)、新作が少ない期間だったようである。



新作
『ロードス島戦記・福神漬け』『あーくしゅ』が登場。こういう自社ゲームのパロディも、ひっそりと流行っていたりした。後に『あまらんしゅ』とか『SDスナッチャー』とかも出る。
『野球道2』が登場したがTAKERU専用というのが意外だった。合わせてMSX版の「1」もTAKERU専用に。


特集
【日本一のHow to Win】
 特筆すべきは、やっぱり『三国志2』の初登場だろうか。超期待の新作ということで、発売前だというのにシステム解説からリプレイの準備など、力が入っている。
 また『エメラルド・ドラゴン』『プールオブレイディアンス』『天下統一』と、 この辺からオレもプレーしたゲームが多く出てくるようになった。まだ、このころはオレはMSXしか持っていなかったのだ。だから、古いゲームは未プレーのものが多い。


How to Win
 他に『セレクテッド・ソーサリアン』『無限の心臓3』『T&T』『ブライ』『ダークレイス』『アークス2』『メルルーン』も。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第4話
 ようやくクリスタニアに到着。神獣の存在が明らかに。このあたりから読者は、ルールはロードス島戦記RPGだけど、違うゲームなのだなと感じるようになってきた。
 ただし、フォーセリアワールドであることに変わりはないのだけど。


SLG WORLD
 レビューは『斬』とファミゲーの『不如帰』。
 不如帰は面白かった。だが、大名の後継ができないため、まさに全国統一間近というところで病没し、統一できなかったという苦い想い出がある。まさに人生五十年である。


福袋
 Hゲーム大賞は『ポッキー』が。グラフィックが命であるということを如実に物語る結果である。
 ついに『ドラゴンナイト』が登場。ここからエルフの快進撃が始まる。いや、マジな話、このころからどんどんエルフのゲームはグラフィックが向上していって、売り上げも右肩上がりになっていくのだ。
『電脳学園2』も出ております。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第3話
 シリウス星人に捕らえられた同級生を救うために、マリナ達がマイクロガンバスターで出撃。NeXT GENERATIONの世界ではガンバスターの技術は未知のものとなっているので、マイクロガンバスターの攻撃力は圧倒的であった。

『ルーンワース 星の勇者』:第6話 


付録
【ドラゴンスレイヤー英雄伝説ガイドブック2】
【「ルーンワース 黒衣の騎士 極楽漫遊記】


その他・備考
『ブライ』発売直後の飯島健男にインタビュー。ショップでは『ドラゴンナイト』に売り上げで負けていたが、全国的には『ブライ』の方が売れるはずと鼻息荒かったが…結果は、次号で。
『電脳学園3トップをねらえ!』で出題するクイズを読者から募集。
 ロバート“トレボー”ウッドヘッドのエッセイが。
 X68000ゲームのカタログが。これを見て「パソコンってスゲーな~」とため息をついたものである。
『フォーチュン・クエスト』の広告を見て思ったこと。パステルの肩書きがマッパーになっているが、今時、この言葉が通じる人なんているんだろうか?


1990年1月9日火曜日

1990年1月号

1990年1月号 表紙:本田理佐



SOFT TOP20
『ワンダラーズフロムイース』『斬』がワンツー。
『遙かなるオーガスタ』『上海2』といった、いわゆる定番モノがそれに続く。こういったゲームは今でもシリーズを重ねて売れている。



新作
 デービーソフトお得意の可愛いキャラのゲーム『メルルーン』。でも、デービーソフトは脱衣麻雀も出したりするから侮れない。最近はゲームを作ってないようだけど。


特集
【第4回 全国縦断ソフトハウス・マラソン】
 新年号では恒例となった企画である。
 興味深かったのはデービーソフトの所在地。前年号では市街地に居を構えていたのに、今回はテクノパークに移転していたのだ。移転は知っていたが、意外と早い段階で移転していたのだなと感心しきりだが、地元民以外にはわかりにくいローカルなネタである。コンプにもテクノパークの田舎ぶりを揶揄されてるし。
 笑ってしまうのがウルフチームの秋篠氏のキャッチ。「秋篠さんは成金だ」。う~ん、今となっては悲しいぐらいに笑えてしまう。
 ガイナックスではオタキングこと岡田氏が、きちんと社長としてサービスをしている。これを見ると「あ~、社長だったんだ」と納得する。
 また、今号からはTRPGやボードゲームメーカーも取り上げている。いかに当時はTRPGがパソゲーと密接に関わっていたかを物語るエピソードである。


How to Win
 同じSLGリプレイでも2つの系統がある。一つは、任意のキャラクタを使って攻略の過程を記すというもの。もう一つは、マルチプレイで対戦の様子を記すというもの。で、前者が『天下統一』で後者が『提督の決断』である。読み物としてダントツに面白のは、やはりマルチプレーで、当時はログインでも似たような企画があったと記憶する。
『セレクテッド・ソーサリアン』の攻略に関しては、コンプで募集した企画なのだが、他誌ではどういう扱いだったのだろうか? 『ソーサリアン』というメジャータイトルだけにブッチするわけにもいかないだろうし。さて?
 他に『ルーンワース』『エメラルド・ドラゴン』も。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第3話
 クリスタニアもロードス島RPGも初お目見えということで、この連載は初心者向けになっているのがミソ。わりと用語解説やルール説明にページを割いている。
 そのせいかテンポがわりと遅く、ようやくクリスタニアへの手かがりが手に入ったというところで終わっている。


SLG WORLD
 レビューは『銀河英雄伝説』と当時の売れ線ゲーム『斬』と『提督の決断』。
『斬』に関する指摘は、まさにその通りでグラフィック先行でシステムがヘボだった。『斬2』に関してはオレもプレーしているので、そのときに改めて詳述したい。


福袋
 新年号ということでエロゲーメーカーも新年の抱負を。それにしてもジャストは「ソフトハウス・マラソン」で扱われているのに、他のエロゲーメーカーは袋とじで1ページ十把一絡げ状態。いわゆる老舗と呼ばれるメーカーにも苦労の時代はあったのだ。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第2話
 マイクロガンバスターの存在に気付いたマリナたち。でも、ガンバスターの充電のため戦艦を停電させてしまい、重営倉行きならぬ艦内謹慎。、修学旅行へは連れて行ってもらえなくなる。

『ルーンワース 星の勇者』:第5話


付録
【ドラゴンスレイヤー英雄伝説ガイドブック】
【お正月だよ!AD&D冒険日誌DX】
『AD&D』に関してはリプレイの天才・グループSNEの清松みゆきが製作しているだけあって面白い。ゲームの方も、これぐらい面白ければねぇ……


その他・備考
 今回の『リセットちゃん』は『遙かなるオーガスタ』。
 当時、仲間内で話題になっていた『ハラキリ』。登場する武将(忍者?)には「S.小杉」なる人物も。スタインバーグ氏のセンスは無限大だ!
 ファミコン版『MADARA』の完成発表会というパーティが開かれた模様。ファミゲーでこんなことが行われていたとは驚き。ちなみに当時のコナミの正式社名は「コナミ工業株式会社」。
 昨年、日本テレネットのイメージガールに選ばれた宮本裕子嬢は「麻生優子」という芸名でデビューしていた。「麻生優子」とは『ヴァリス』シリーズの主人公のこと。この手のゲームキャラのバーチャルアイドルは「藤崎詩織」だけかと思ってたけど、こんな昔からやっていたとは…ちなみにデビュー曲は『マイ・シュガー・ベイビー』。『アルバトロス2』(ゴルフゲーム)の主題歌。
 裏表紙のFM-TOWNSの広告が宮沢りえに。この後、高倉健、木村拓也と続くのだが、彼女の前任者はカケフくんである。


1989年12月9日土曜日

1989年12月号

1989年12月号 表紙:吉田真理子



SOFT TOP20
『提督の決断』が初登場で1位に。なんか、光栄は出せば必ず首位って感じである。ちなみに、これが光栄初の歴史物以外のゲーム。で、2位が歴史物の『信長の野望・戦国群雄伝』。
『テトリス』は根強く3位に。



新作
『夢幻の心臓3』が登場。『ゼルダの伝説』や『ザナドゥ』が流行った頃に、国産RPGの二大巨頭として『夢幻の心臓』と『ブラック・オニキス』が挙げられていた。その伝説のゲームの続編ということで、「3」そのものよりも「1」のゲーム画面の方に惹かれたものである。
 システムソフトが一挙に4本のゲームを発表。『上海2』を発売したのがシステムソフトだったのが意外。コンシューマではサンソフトだったのだけど。


特集
【'89最後のRPG大特集】
 これまで『ドラスレ6』と呼ばれていたゲームが、ようやく正式名称を発表。『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』である。これまでのファルコムはARPGが主体だったが、シリーズ6作目にして初のオーソドックス(ドラクエタイプ)なRPGになった。
 そして、ロードスかSLGに触発されたのか『プールオブレイディアンス』もリプレイが開始。アメリカンテイストなグラフィックはともかく、システムは『AD&D』なので安心して遊べるはずだったが…あまりにもアメリカンなルール解釈でオレは挫折してしまった。
 そして、『アークス2』であろうか。みんな、この美麗なグラフィックに騙されたよなぁ…。
 他に『ソーサリアン』『ルーンワース』『エメラルド・ドラゴン』『T&T』。


How to Win
『提督の決断』と『天下統一』ともにおなじみのリプレイである。コンプのSLG攻略って、正直言ってあんまり役に立たない。攻略本ならデータを全掲載したり、マスクデータへの影響なども書くのだが、そういうことは一切ない。読み物として潔く割り切っているのだろうし、だからこそ長く人気を保っていたんだろう。


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第2話
 クリスタニアの導入部というだけあって話はけっこう地味。まずはクリスタニアへの手がかりを探している段階。
 なおルールは『ロードス島戦記コンパニオン』を使っていた模様。
 新作RPGは『ファンタズム・アドベンチャー』のキャンペーンシナリオ『霧雨の島』。


SLG WORLD
 89年度のSLGゲームを振り返るというもの。とはいえ再三述べているが、光栄とシステムソフトの二大巨頭がそびえ立っている、というのはコンプ的見解でも同様なようだ。このころは、まだ目新しいSLGは出ていないのだ。


福袋
 89年度のHゲーム大賞のノミネート作品を発表。


コミック
『トップをねらえ!NeXT GENERATION』:第1話
 ついに『トップをねらえ!』のオリジナルストーリーが連載開始。当時はトップを見ていなかったのであまり興味がなかったが、現在、このコンテンツを作りながらじっくりと読み直している。
 第1話では、旧世界のテクノロジーとなったバスターマシン(マイクロガンバスター)を発見したところで終わり。
 でも、結局……
『ルーンワース 星の勇者』:第4話


付録
【ブライ原色秘宝館】
 今にして思うと、飯島健男はゲームの制作者で表に出てきた人の第1人者的なところがある。でも、オレ的にはあんまり面白いゲームはなかったな。


その他・備考
 つげ義春に続いて、ひさうちみちおの『アソコの幸福』もゲーム化。
『フォーチュンクエスト』のピンナップが。そっかぁ、このころだったのか…ちなみにイラストは『ルーンワース』の迎夏生。


1989年11月9日木曜日

1989年11月号

1989年11月号 表紙:千葉美加



SOFT TOP20
 トップスリーは『ワンダラーズフロムイース』『信長の野望・戦国群雄伝』『大戦略3』という常連。それ以下も『天下統一』『テトリス』『ディスクステーション』と手堅いチャートとなっている。



新作
 当時流行っていたトレンディドラマ風のミステリADV『ミスティブルー』だが、これも未プレー。っていうか、PC-9801に移植されていないような…エニックスのADVなので面白いはずなので心残り。
 98で発売されていた『斬』にラップトップ用というものが出た。ラップトップ=膝の上という意味だが、ノートより大きく、デスクトップより小さいパソコンで、今ではその姿を見ることができない代物だ。
 ちなみにラップトップパソコンを、本当に膝の上に置いて使用すると膝が低温火傷するってのは都市伝説でしょうか?


特集
【秋の新作ラッシュ】
 RPGでは『T&T』『プールオブレイディアンス』のTRPGのパソゲー化が目立つ。他には『ブルトン・レイ』か。後日、コンプ読者の自作シナリオ集も発売されることになる。
 で、その『ブルトン・レイ』に先駆けて『セレクテッド・ソーサリアン』が登場。大賞発表から半年でゲーム画面を上げて、年内に発売するとはファルコムは良心的なメーカーである。っていうか、当時は発売日の大幅な延期とかってなかったのだけど。
 その他『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『ルーンワース』『提督の決断』『ブライ』『ファイアーホーク』。


How to Win
『遙かなるオーガスタ』をコースごとに攻略。ゴルフゲームをコースごとに解説するってのも、当時のゲーム雑誌ではよく見られた。今はどうなんだろうか? 『みんなのゴルフ』とかを攻略するってことはあるのだろうか?
 また信長が終わったので『天下統一』にてリプレイ開始。担当はお茶の水。
 他に『ワンダラーズフロムイース』『銀河英雄伝説パワーアップ&シナリオ集』


RPGリプレイ
『漂流伝説クリスタニア』:第1話
 ロードスに代わる新シリーズの開始である。プレーヤーはもちろん、読者も「クリスタニア」とは何なのか予備知識がなかったので、最初は戸惑いがあったようである。
 ストーリーは導入部ということでダナーン半島から始まっている。
 なお、連載の第1印象はイラストレーターが出渕裕からうるし原智志へ変わってしまったこと。最初はなんかイヤだったんだけど、うるし原氏独特のちょっとHな感じの女の子がいい感じ。今では好きなイラストレーターの一人。でも、『ラングリッサー』とかはやったことがない。
 新作RPGは『ビヨンド・ローズ・トゥ・ロード』。これも未プレー。っていうか、基本的にグループSNE監修のものしかプレーしてなかったし。


SLG WORLD
 レビューは『マスターオブモンスターズ』。とことんシステムソフトに縁のないオレは、もちろん未プレー。


福袋
 なんか、どれも知らないゲームばっかり。一つ気付いたのは、ゼネラルプロダクツ=ガイナックスって同人ゲームの販売をしていたんだな~。


コミック
『ルーンワース 星の勇者』:第4話
『イース』:最終話
 ついに『イース』が終了。でも、『イース』自体ほとんどプレーしたことがなかったので、このマンガの中身もあんまり良く覚えてなかったりする。


付録
【先取りエメラルド・ドラゴン】
『エメラルド・ドラゴン』といえばオレには想い出がある。
 話題作ということで喜び勇んで買ってみたが、なぜかウチのパソコンでは動かない。ショップにも持っていったが原因が分からず、結局、返品した。
 その後、PC-9801DXではディップスイッチでクロック周波数を下げればよいということがわかり、ようやくプレーできるようになった(そのときは友人から借りてプレー)。
 今のようにインターネットで情報が溢れているわけでもなく、またゲーム雑誌もハードやシステム周りの解説ってのはしてくれなかったのだ。このへんが現在の、パソゲー離れの遠因のような気がしないでもない。


その他・備考
 今月号から赤井孝美による『リセットちゃん』が隔月で連載。オレ的には『プリンセスメーカー』の人という認識。で、今回扱ったのは『天下統一』だった。
 なお、『セレクテッド・ソーサリアン』はTAKERUというゲームの自動販売機のようなもので売られていた。フロッピーディスクを差し込むと、そこにゲームが書き込まれるという仕組みになっているのだ。いろいろなハードに対応していてわりとフレンドリー。でも今じゃ、全く見かけない。