2000年12月5日火曜日

ナムコの凋落(C区Iにて)

噂を訪ねて



 Iでは中古プレステソフトを、さらに廉価で販売するという安売りコーナーを設けている。
 今回は、そこの安売りコーナーを訪ねてみることにした。



ワゴンセールの常連



 色々な店で、色々なワゴンセールをやっているが、たいていの店に置かれているのが、ナムコのゲームである。
 ワゴンに並ぶのは、プレステの黎明期を支えた『リッジレーサー』シリーズ、 プレステの大躍進のきっかけとなった『鉄拳』シリーズと、一昔前なら壮観とも呼べるラインナップである。
 これらの名作が500円前後で買えるというのだから、時代は変わったものである。
 1500円で粗製濫造されるゲームより、こちらの方がお買い得度は遙かに高いだろう。
 卓越した技術と、ゲーム業界を常にリードしてきたトップカンパニーのナムコ。
 プレステ2の登場期も、『リッジレーサーⅤ』がプレステ2の描画能力を示すサンプルとして、各種メディアに露出していたものである。



 ところが最近のナムコはセールス的には不調である。今やゲームではなく、不動産で会社を持たせているなどと揶揄されるほどだ。
 技術があり、ゲーム的に完成されたものであっても、セールス的に不調なものは容赦なくワゴンセール行き…マーケットは売り上げに対して、常に厳しく、冷たい。
 ちなみにゲームとしては遙かに時代が古いゲームばかりを収録した『ナムコミュージアム(含むアンコール)』シリーズは、なかなか中古でも価格が下がらない。
 現在となっては技術的には劣るゲームの方が、最新技術を駆使したゲームの数倍の値段で販売されているとは……これだからワゴンセールは趣きがある。



なんだ、これ?



 なお、これだけナムコゲームに感慨を寄せておきながらも、私が買ったのは380円と異様に値段が安かった『TIZ』と、山田章博のイラストでジャケ買いしてしまった『マーメノイド』というRPGであった。
 ちなみに『TIZ』は、声優にホンジャマカの石塚や爆笑問題、そして水森亜土を起用。豪華なのかどうかよくわからないソフトである。



掘り出し物



なし



購入品



『TIZ』
『マーメノイド』



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