1992年6月9日火曜日

1992年6月号

1992年6月号 表紙:中嶋美智代



SOFT TOP20
 さすがの三国志。『三国志3』が貫禄の連続トップ。『英雄伝説2』は相手が悪すぎて2位止まり。『太閤立志伝』は3位に。シリーズものの強さが発揮されたチャートとなった。
 TAKERUでは相変わらず『電脳倶楽部 47号』が強い。他のメンツは月ごとに変わっても、『RPGツクール』と『Dante2』は3位・4位と安定してランキング上位にとどまっている。
 ファンタジー小説では『スレイヤーズすぺしゃる2 リトルプリンセス』がトップ。そっか~、まだシリーズ2作目の頃なのか…。その一方で『グイン・サーガ38 虹の道』はシリーズ38作目。
 TRPGでは『パワープレイ2』がトップ。ブックタイプのものはランキングされないのか、ソードワールドの名前がマスタースクリーン以外に見当たらない。



新作
『マイト&マジック3』が登場。ファミコン時代は、このゲームがやりたくてしょうがなかったがパソコンを購入してからは食指が延びず。他のゲーム、特にSLGの方に気が移ってしまったからだと思う。
 クトゥルフ神話をモチーフにしたという『ティラムバラム』が登場。その世界設定には興味を引かれたが、結局、買わなかった。


コンプRPG月報
 テーブルトークRPGコンベンション2のレポート。当時、この手のコンベンションをやるとき、著名人のプレーヤーを呼び物にしていたが、冷静に考えるとそれがどうしたんだって気もする。「われめDEポン」もそうだけど、別に有名人がゲームをしているのを見ても、オレは何とも思わない。どうせなら桜井章一みたいなプロ雀士の腕前を見た方が良い。
 新作TRPGは各種ゲームのサプリメントが続々と。


特集
【初挑戦ソフトハウスVS人気シリーズ最新作】
 コンプのゲーム大賞を受賞した『プリンセスメーカ』の「2」が登場。当時のオレは、この報に色めき立った…と思う。記憶にないけど。でも、発売日に「2」を買っているから、多分、続編発売を喜んでいたはず。
 他の人気シリーズは『銀河英雄伝説3』と『大戦略4』
 初挑戦組ではカプコンの『ファイナルファイト』が目を引く。カプコンの場合、他機種からの移植がメイン(最近では外国の翻訳も)なので、初挑戦とは一概には言い切れない気分。
 一方、バンプレストは『ウルトラマン』で参入。こちらはパソコンオリジナルのゲームを出している。でも、その出来は…
 遊演体は『フィフス・エレメント』で新規参入。TRPGの大御所ということもあって期待されていたが…『フィフス・エレメント』は中古で500円だった。


How to Win
『ソードダンサー』はジャンルとしてはARPGとして括られているが、戦闘システムは2D格ゲータイプになっている。これをキーボードでやるのは相当に辛いだろう。
 他に『ふしぎの海のナディア』『英雄伝説2』『ぽっぷるメイル』『ロードス島戦記2』『ロボクラッシュ98』『天下統一2』『太閤立志伝』『シュバルツシルト3』『川中島異聞録』も。


RPGリプレイ
『黄金伝説クリスタニア』:第3話
 交渉では役に立たないテューレに代わって、ミーアが色仕掛けを使って情報を収集。最終的には色仕掛けではなく、美人局になってしまったが、なんとか騎士団長が真犯人であるという核心に近づく。


SLG WORLD
 規模が縮小された戦国合戦バトルロイヤルは関東平定戦。
 何故かは知らんが昭和40年代の話が展開されている。


福袋
 アリスソフトの『Dr.STOP!』が登場。
 なんだか、いつの間にかHow to Winがなくなっている。


コミック
『リスティス』:第2話
『ダンジョン・マスター』:第5話
『ムーンクエスト』:第14話


付録
【少年三国志】
 表紙は横山光輝御大という豪毅さ。
 中身は、呂布、孔融、馬騰、張魯の弱小君主での攻略法。他の君主はともかく、馬騰なら息子達の活躍でクリアできる。
 その他、三国志のマンガも何故か載っている。西野司、谷津太郎、ひぐちきみこ、林正之。林正之は裏ワザえもんと、あんまり作風が変わってないのが微笑ましい。


その他・備考
 91年のソフト大賞発表。大賞は『プリンセスメーカー』。これによってガイナックスは前年の『サイレントメビウス』に続いて連続で大賞受賞である。以下、各部門ではRPGは『ロードス島戦記2』、SLGは『プリンセスメーカー』、ADVは『電脳学園4エイプハンターJ』、ACTは『パロディウスだ!』、ETCは『レミングス』、家宝大賞は『サイレントメビウス』となった。
 アーケードゲームのコーナーは、ここのところ『ストリートファイター2』ばっかり。懐かしの格ゲーブームの頃なのだろうね。


1992年5月9日土曜日

1992年5月号

1992年5月号 表紙:新島弥生



SOFT TOP20
 初登場の『三国志3』が貫禄のトップ。この頃から、光栄のゲームも98専用で発売するようになったみたい。というわけで、2位は98に移植された『ロボクラッシュ98』。すっかり市場の中心は98に移ったようだが、そんななかX68000専用の『グラディウス2』が3位と頑張っている。
 TAKERUのトップは『スタートレーダー』なのだが、これはファルコムの同名タイトルと同じものなのだろうか? メーカーの名前がMNMソフトウェアとなっているのだが。
 ファンタジー小説では秋津透の『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー10 突入』がトップ。2位には友野詳の『コクーンワールド3 夜明けに笑う冒険者』これは読んでいた。
 TRPGでは『マジカルランドRPG』がトップ。でも、これは見たことも聞いたこともないゲームだ。



新作
『大戦略4』が通信対戦機能を備えて登場。とはいえ、シリアルケーブルを使っての通信なのだけど。当時のパソコン普及率を考えると、一般家庭じゃほぼ無理な環境。
 アメゲーでは『ミッション・インポッシブル』が出ているが、これはトム・クルーズ版ではなく、いわゆる『スパイ大作戦』の方。主演もピーター・グレイブス。


コンプRPG月報
 コンプRPGということで『ガープス』が上陸したわけだが、それ以外にも『ルーンクエスト'90s』や『クレギオン』など、毎月のように新作がリリースされる。でも、TRPGって消費するタイプのゲームじゃないので、こんなに新作が次から次へと出ても、遊ぶ時間と仲間が揃わないような気がするのだが…。
 ちなみにオレのサークルでは、毎週土日に集まって約1年ほどに渡っての超長期キャンペーンをやっていた。ロードスの連載をもしのぐ環境である。当時は、これが当たり前だと思っていたけど、大人になって時間と仲間が希少な存在となると、この当時がいかに恵まれていたかを痛感することに。こんな時代は、もう戻ってこないんだろうな…。


特集
【光栄SLG三連射】
『信長の野望・武将風雲録』『三国志3』『太閤立志伝』と前号と全く同じメンツ。とはいえ、どれもこれも面白いゲームなのだから仕方がない。事実、オレもこの頃はこの3つのゲームしかやっていなかった。
【ファルコム2大RPG ATTACK GUIDE】
『ドラゴンスレイヤー英雄伝説2』と『ぽっぷるメイル』。『ぽっぷるメイル』は『ワンダラースフロムイース』以来の横スクロールARPGだったが、あんまり芳しい売り上げではなかった模様。でも現在だったら、ちょっとやってみたいかも。


How to Win
『ロードス島戦記2』『ロボクラッシュ2』『天下統一2』『ウィザードリィBCF』
 上の特集でも書いているが、この頃は光栄三昧だったので印象に残るゲームが少ない。ロードスは年が明ける前にクリアして、やり尽くしていたし。


RPGリプレイ
『黄金伝説クリスタニア』:第2話
 没落した騎士の娘・レミリアから仕事の依頼をされる。依頼の内容は、父を謀略で殺した真犯人を捜し出すというもの。仕事を受けた一行だが、クリスタニアのプレーヤー達は、シティアドベンチャーが苦手な人ばかりのようで、無為に時間だけが流れるだけだった。


SLG WORLD
 戦国合戦バトルロイヤルは長篠の戦い。なんかテーマがパソゲーから離れていってる。


福袋
 CGノベルの第2弾は『ドラゴンナイト4』。「4」とはいってもゲームとは違い、あくまでもタケルとルナのその後のエピソードというもの。
 ゲームでは『レッスルエンジェルス』が登場。この1作目はやっていないが、後に出る『レッスルエンジェルス3』は最高にハマった。
 福袋裏表紙の「もぎたてフルーツ・ギャル」は飯島愛。このころは、あんな過去(当時は現在?)があるとは知る由もなし。


コミック
『リスティス』:第1話
 わたぬきほづみのマンガ。この号から、異例のマンガ3本の連載に。
『ダンジョン・マスター』:第4話
 短期連載から通常連載を勝ち取った下克上連載。でも、面白いしね。
『ムーンクエスト』:第13話


付録
【ふしぎの海のナディア プロダクションノート】
 プロダクションノートとあるように攻略法ではなく、製作過程を追いながら製作スタッフのコメントを求めるというもの。ゲームでも、こういうアプローチの仕方ってありだと思う。読んでいて面白いし。


その他・備考
 表紙の新島弥生は『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』(スーファミ)のCMに出演(ゼルダ姫役)。つまり、第二の間下このみというわけだ。
 押井守のこれもくらえは『ブルー』。マルチシナリオでTRPGっぽさがウリだったが、想像力の幅を持たせるための地味なグラフィックが災いしてセールスに繋がらなかった…という印象がある。
 各ソフトハウスの近況を伝える「ソフトハウス伝言板」が終了。こういうメーカーの近況報告って、当時はわりと貴重な情報源だったんだけど。今はホームページがその役割を担っているけど。


1992年4月9日木曜日

1992年4月号

1992年4月号 表紙:小田茜



SOFT TOP20
 トップは『関ヶ原』。以前も書いたと思うが、自分が意図したことが実行できなくて、もどかしいゲームだった。2位から4位には『ロードス島戦記2』『幻影都市』『ウィザードリィBCF』とRPGがランクイン。
 TAKERUでは『RPGツクール』『Dante2』とRPGコンストラクションがワンツーに。みんな、オレ同様にRPGの自作を夢見ていたのだね。
 今号からファンタジー小説とTRPGの売り上げランキングもスタート。
 ファンタジー小説では菊池秀行の『D-昏い夜想曲』がトップ。TRPGでは『蓬莱学園の放課後』がトップ。



新作
 X68000に『グラディウス2』の移植が決定。このころのコナミは硬派といわれていた。出すゲームはACTかSTGがほとんどだった。
『スーパー野球道』が登場。これは、かなりやり込んだ。当時のジュニアオールスターでMVPになった鈴木一朗を鍛えまくって、9番ライトで起用したのも懐かしい想い出。


コンプRPG月報
 コンプRPGVol.2が発売。『ルナル・サーガ』のエフェメラが大人気のようで。
 新作TRPGでは『三国志2』のカードゲームが。中身はともかく、3300円というのは破格の高値。さすが光栄といったところか。


特集
【'92ソフトハウスBIG3】
 この栄えあるBIG3に選ばれたのは光栄、ガイナックス、日本ファルコムの3社であった。
 光栄は『三国志3』『太閤立志伝』『信長の野望・武将風雲録』のリプレイ3本立て。信長は伏兵の織田南の勝利で幕。『太閤立志伝』の場合、どんなリプレイよりも自分のプレイが一番楽しい。
 ガイナックスは『ふしぎの海のナディア』と『プリンセスメーカー』。プリメは最終回にして、ようやくプリンセスに。でも、このゲームはプリンセスになることだけが目的じゃないんだよね。
 トリのファルコムは『ドラゴンスレイヤー英雄伝説2』『ぽっぷるメイル』『アドバンスト・ロードモナーク』。英雄伝説2はクリアしたはずなのだが、どんな内容だったか全く思い出せない。


How to Win
『ロードス島戦記2』は前号で一気に攻略してしまったが、一転、今号ではリプレイの続きからになっている。ゆえに中身は前号と重複している。
 他に『ロボクラッシュ98』『天下統一2』『ウィザードリィBCF』『ポピュラス2』『幻影都市』も。


RPGリプレイ
『黄金伝説クリスタニア』:第1話
 前回のキャンペーンで戦死したテューレ(1991年3月号参照)が今回も登場する。テューレを蘇生するためにかかった費用を借金として抱えてしまい、それを返済するために「黄金峡」を目指すというのが冒険の発端。


SLG WORLD
 戦国合戦バトルロイヤルは三増峠の戦い。


福袋
 エルフから『天神乱魔』が登場。例の事件によって当局のチェックが厳しくなる中、エルフは独自に「成人向け」バージョンと「一般向け」バージョンを出すようになった。で、『天神乱魔』はその第1弾。
 How to Winは『華麗なる人生 みなさんのおかげです。』
 例の事件に関する読者の意見も載っている。で、担当ライターの私的意見と断った上で見解も述べられているが…コンプの正式コメントはなし。


コミック
『ムーンクエスト』:第12話


付録
【少年コンプ Vol.2】
 今回はコンプ本誌に復帰を果たした『ダンジョン・マスター』が巻頭に。


その他・備考
 '91コンプティークソフト大賞の応募開始。
 スーパーファミコンのCD-ROMアダプタが発表された。だが、これが実現されることはなく、いつの間にかプレイステーションが発売されて……
 今月も未来ちゃんがサポート。扱っているのは『レミングス』
 小川範子のエッセイ「おっこらせ日記」が終了。


1992年3月9日月曜日

1992年3月号

1992年3月号 表紙:西田ひかる



SOFT TOP20
 初登場の『天下統一2』がトップに。2位の『ウィザードリィBCF』はDOS/Vでも発売されていた。3位から5位までは『出たな!!ツインビー』『ジェノサイド2』『スターウォーズ』とX68000勢が健闘。
 TAKERUは『RPGツクール』がトップを堅守。2位には『戦国ソーサリアン』が。



新作
『ドラゴンランス戦記』のパソゲー版『ドラゴン・オブ・フレイム』が登場。小説版は読んでいたけど、どうしてもゴールドムーンが絶世の美女には思えなかった…。ちなみに当時のTRPGサークルでは、戦士のくせに戦わないやつを「スターム」と呼んでいた。
 辛口のゲーム批評が話題を呼んでいた三遊亭円丈がゲームデザインした『サバッシュ2』が登場。でも、口で言うほど、このゲームが面白かったとは思えなかったけど…。


コンプRPG月報
 今月の新作は興味のあるものなし…というわけにもいかないか。
 TRPGが盛んになるにつれて、西洋ファンタジーの世界観を解説した出版物が多数でされた。『精霊の大地』『武器屋』なんてのは、まさにその最たるものだろう。武器屋などという商売がクローズアップされるなんて、この当時ならではである。


特集
【三国志演戯】
 待望の『三国志3』発売ということで気合いの入った特集。圧巻は三国志地名辞典。ゲームに登場する都市・戦場の辞典だ。ゲームには何ら関係ないが、バックストーリーを理解する上では役立つ、かもしれない。


How to Win
『ふしぎの海のナディア』が登場。『プリンセスメーカー』ともども、ガイナックス作品のHow to Winにはひぐちきみこの四コマ漫画が載る。これが、けっこう面白く(特にプリメはゲームをやってれば絶対に笑える)、どこにも発表されずに埋もれさせるには惜しい。版権とスキャナの問題さえ解決できれば、ここに掲載したいぐらいなのだが。
 他に『ロボクラッシュ98』『信長の野望・武将風雲録』『天下統一2』『アドバンスト・ロードモナーク』『ぼっぷるメイル』『ウィザードリィBCF』『レイルロード・タイクーン』『関ヶ原』『幻影都市』『ウルティマ6』『レミングス』。
 そして『ドラゴンスレイヤー銀河英雄伝説2』。なんだか見慣れぬタイトルだが、実は『ドラゴンスレイヤー英雄伝説2』の誤植。まあ、似たようなタイトルだからな~。


RPGリプレイ
 TRPGリプレイは『黄金伝説クリスタニア』の準備のため休載。黄金伝説って、今じゃココリコですな。


SLG WORLD
 戦国合戦バトルロイヤルは川越夜戦。北条家と上杉軍の戦い。


福袋
『ドラゴンナイト3』のHow to Win。
「H帝国の逆襲」ということで、 開き直ったというわけでもないのだろうが、わり普通にHシーンも掲載。この件に関するコンプの正式コメントもなければ、対応の変化についての弁明も釈明もない。このへんが、ちと残念。


コミック
『竜惑星叙事詩 バーストランド』:後編
『ムーンクエスト』:第11話


付録
【ロードス島戦記2 五色の魔竜 完全ファイル】
 何故かリプレイはなくなっており、ファリスまで一気に攻略。ついでにサブミッションの発生方法まで。


その他・備考
 押井守のこれでもくらえは『ロードス島戦記2』
 PCエンジン版の『サイレントメビウス』がアナウンスされた。でも、確か、これは発売されていなかったような…? 誰か情報を持っている人がいたら教えて。
 アイドルコーナーの「アイドルデータバンク」が最終回。


1992年2月9日日曜日

1992年2月号

1992年2月号 表紙:中江有里



SOFT TOP20
『ブランディッシュ』が2ヶ月連続でトップ。2位は『ランス3』。4位に『指輪物語』が入るなど、久しぶりにRPGがチャート上位を賑わせた。
 TAKERUはRPGコンストラクションツールの『ログインRPGツクール・チャイムズクエスト』がトップ。「ツクール」シリーズは、これが第1段なのではないだろうか。当時は作ったゲームを配布する方法がなかったが、現在はインターネットがあるので出来の良い自作ゲームを遊べるようになった。



新作
 サイキックディテクティブシリーズの最新作『ナイトメア』が登場。当時はマシンパワーのあるFM-TOWNSでしかプレーできなかったので、このゲームを羨望の眼差しで見ていたものである。
 飯島健男がパンドラボックスというソフトハウスを設立。同社と同名の『パンドラボックス』というゲームを出した。
 源平もののSLG『義経』が日本ソフテックから登場。光栄のもそうだが、源平ものはあんまりヒットしないようだ。ヒットしたのは『源平討魔伝』ぐらいのもの。


コンプRPG月報
 コンプRPG第2号のお知らせ。
 今月の新作はゲームではないが『ワースブレイドがよくわかる本』。『D&Dがよくわかる本』を皮切りに、ルールごとにこういう本が続々と登場するようになった。でも、「TRPG」という包括的なゲームの紹介にまで及んでいたという点で、D&Dが群を抜いていたと思う。当時は、これを何度も読み返して「TRPGとは、どんなものなんだろう?」と想像を膨らませていたものである。
 メディアミックスといえば角川の十八番だが、『モンスターメーカー』もメディアミックス大展開中だった。


特集
【戦国ゲーム最前線】
『天下統一2』を筆頭に、『三国志3』『関ヶ原』『川中島異聞録』と揃った。昔は歴史SLGとして一括りにされていたが、この頃になると歴史物だけでもいろんなジャンルが登場するようになった。
【'92日本ファルコム基礎知識】
『アドバンスト・ロードモナーク』『ぽっぷるメイル』『ブランディッシュ』と新作を立て続けに出したファルコムの特集。『イース』や『ソーサリアン』のドラゴンスレイヤーシリーズは影も形もない…一応、コミック版『ソーサリアン』の全巻プレゼントってのはやってるけど。


How to Win
『ロードス島戦記2』の攻略だが、このリプレイ形式はアイデア賞ものだと思う。というのも、とっくにゲームをクリアしているオレのような読者にとっても、読み物としての価値があるからだ。記事中、SNEの高山浩がテストプレーヤーの不甲斐なさを嘆いているが、そんなものオレに任せれば大丈夫だ(笑)。
 他に『ブルトン・レイ シナリオ集Vol.3』『ロボクラッシュ98』『信長の野望・武将風雲録』『プリンセスメーカー』『幻影都市』『ウルティマ6』『KIGEN』『レミングス』『ウルティマBCF』も。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:最終話
 真紅の皇帝とは戦闘にならず、神獣クロイセを説得して帝国の侵略戦争は終止符を打つ。だが、一行の真の目的は戦死したテューレを蘇らせること。マーファの高司祭の力によって無事に生き返ったテューレ。だが、生き返ったテューレには莫大な借金が残っていて…第3部に続く。


SLG WORLD
 なんだか、雑多な内容。このコーナーに大量の投稿をする読者の宗近三十郎氏のマンガが秀逸。
 戦国合戦バトルロイヤルは信長と信玄が、もし戦ったらというもの。


福袋
 ジャストの社長以下開発メンバーが「わいせつ文書等販売目的所持容疑」で逮捕された。そのため福袋ではエロゲーは一切扱っていない。で、この影響からエロゲーの表現が厳しくなり、またエロゲーに「18禁シール」が貼られるようになった。1991年までは、この手の規制もなかったのである。
 ちなみに、この事件が発覚した原因は中学生がエロゲーを万引きしたことであった。万引きした商品を警察が検分したところ、日本の法律では見せてはいけないものまで見せていた、ということが明るみになって、この逮捕に繋がった。
 くだらんことだけどエロゲー的には、わりと重要な出来事。


コミック
『竜惑星叙事詩 バーストランド』:前編
 杉田流仙によるマンガ。
『ムーンクエスト』:第10話


付録
【平成4年 日本のソフトハウス】
 新春恒例企画だが、例年より1号遅れての登場。
 バショウハウスはエメドラ以来のゲーム『ドラゴン創世記』を発表。それにしても、この時点で未だにエメドラの呪縛に縛られているとは…
 パンドラボックス社長の飯島健男の「今度こそ、この会社は決して辞めません」ってシャレになってない。何のことか分からない人は、当コンプテョークを読み直してほしい。
 この企画、各ソフトハウスの従業員数も記載しているのだが、笑ってしまうのが富士通の5万人。これは富士通全社員の人数だろって。
 マトリックスという聞き慣れないソフトハウスがあるが、ここには、あかほりさとるがいた。この当時の写真にも面影が残っているが、なによりも痩せている!
 それにしても、この頃はTRPGにも元気があったのだな~と、しみじみしたりする。


その他・備考
 リセットちゃん休載のため新田真子の未来ちゃんがピンチヒッター。扱ったのは『パワーモンガー』だった。
 読者参加ゲーム『ゲートワールド』が開始。でも、オレってこの手の読者参加ゲームには参加していない。郵送するのが手間で。


1992年1月9日木曜日

1992年1月号

1992年1月号 表紙:西野妙子



SOFT TOP20
 日本ファルコム久しぶりのARPG『ブランディッシュ』が初登場でトップ。2位の『斬2』はウルフチームの戦国SLG。グラフィックは確かに綺麗だったが、それ以外に見るものがないゲームだった。
 TAKERUのトップは『麻雀マスター』。ダンマス風の3Dダンジョンで脱衣麻雀をやるので「マスター」。キャラデザは唯登詩樹なので、ちょっとやってみたい。



新作
 ガイナックスから『ふしぎの海のナディア』が登場。ガイナックスが自分の所のアニメをゲーム化するという流れが、これで完全に定着した。
 手術SLGの『ライフ&デス』が登場。オレは盲腸手術も成功できず、早々と挫折した。
 エニックスの十八番ADVの『ホーリーナイト』が登場。エニックスは優良なADVをたくさん持っているのに、なぜかコンシューマに移植してくれない。ドラクエなんかより、こっちの方が楽しみなのに。


コンプRPG月報
 季刊ということでコンプRPGのネタは少な目。
 新作TRPGでは『機動警察パトレイバーALPHONSE』が登場。ヒットしたアニメのTRPG化ってのは一時期、相当に流行った。あの『新世紀エヴァンゲリオン』もTRPG化されている。でも、それが原作並に面白いのかっていうと…


特集
【七つの伝説】
 コンプに縁のあるイラストレーターに気合いの入ったイラストを描いてもらい、ついでに関連作品の宣伝もするというもの…いや、趣旨は逆か(笑)。
 結城信輝(ロードス島戦記OVA)、うるし原智志(クリスタニア)、中村数宣(ロボクラッシュ)、桐嶋たける(ムーンクエスト)、池田恵(忍者家族 瑠璃丸伝)、中村博文(ゲートワールド)、貞本義行(ルナル・サーガ)というラインナップ。
【新春新作ゲーム大特集】
 光栄から待望の『三国志3』が発表。まずは、さわりということで基本システムから。そんなに三国志に入れ込んでいたわけではないが、光栄のこのシリーズはよく遊んでいた。
 日本ファルコムからは『ぽっぷるメイル』が。これまでのファルコム色とはやや異なり、メイルという女の子キャラが前面に押し出されたARPG。
 今号から『ロードス島戦記2』の攻略が本格化したが、なんとリプレイ形式での攻略に。しかも、リプレイといっても本当にプレイヤーが6人揃ったわけではないと思うが…でも、この方が読んでいる分には楽しかった。なお、パソゲー版ではスパークを最初から仲間にすることはできない。で、スパークに変わってショートという騎士が随行することに。
 他に『アドバンスト・ロードモナーク』『ブランディッシュ』『天下統一2』『幻影都市』『ヨーロッパ戦線』『ウルティマ6』『指輪物語第1巻』『信長の野望・武将風雲録』『プリンセスメーカー』『関ヶ原』『ウィザードリィBCF』『らんま1/2』『KIGEN』『ファングス』『ヴェインドリーム』『レミングス』も。


How to Win
 特集をやってるのでお休み。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第13話
 打倒皇帝を目指す一行は神獣クロイセに会うために城に穴を開ける工事を開始。その工事に最中に皇帝側が送り込んできた強敵を相手にしボロボロ。でも、なんとか工事は完了。だが、そこに待ち受けていたのは真紅の皇帝であった。


SLG WORLD
『信長の野望・武将風雲録』のリプレイ記事が出来上がるまで。
「戦国合戦バトルロイヤル道場」というコーナーができた。これは歴史上の合戦をライターが指揮官になりきって、自分なりの戦い方を仮想シミュレートする、いわゆる「歴史ifもの」系の企画。ログインでも似たような企画があった。SLGゲーマーってのは、こういうのが好きなんでしょうか?で、選ばれた舞台は川中島の戦い。


福袋
『女教師・亜紀子』が登場。
「アノ」事件の影響で『ドラゴンナイト3』が発売延期に。だが、グラフィックは差し変わっていない…ある意味で貴重な画面写真かも?


コミック
『ダンジョン・マスター』:最終話
 短期連載ということで今月号で終わり。だが、好評だったので4月号から連載が再スタートすることに。まさに下克上。
『ムーンクエスト』:第9話


付録
【少年コンプ VOL.1】
 漫画雑誌としても軌道に乗ってきた『コミックコンプ』の出張版的な感じの付録。コンプに縁のある作家が原稿を寄せている。
【1992新作ゲーム総進撃】
 年末から年始にかけて発売されるゲームのカタログ。カタログをつらつらと眺めていると、いわゆる美少女キャラの含有率が高めだ。


その他・備考
 ミス・リリアこと杉本理恵のニューシングル『宇宙へ行こうGOGOGO』が発表された。
 押井守のこれでもくらえは『アトラス』。
『ブルトン・レイ』シナリオコンテスト2の大賞発表。
 松枝蔵人の新作『忍者家族 瑠璃丸伝』が連載開始。
 アーケードコーナーで「ピンボーラーへの道」が開始。この当時でも、ピンボールで遊んでる人って、あんまりいなかったような気がするけど。


1991年12月9日月曜日

1991年12月号

1991年12月号 表紙:杉本理恵



SOFT TOP20
『シムアース』がトップ、『アトラス』が2位に。ワールドワイドというか、グローバルなゲームがワンツー。3位は『ワイアラエの奇跡』が。ゴルフゲーは着実なセールスを記録する。
  なお、4位には『シャングリラ』が。エルフも新作を出せば、ランキング上位にくるようになった。
 TAKERUでは『ソーサリアン』が2ヶ月連続でトップ。さすが。



新作
『らんま1/2飛龍伝説』なのだが、原作よりもHっぽいような気がするのは気のせいだろうか?
 アートディンクからは『関ヶ原』が。テーマがテーマだけに楽しみにしていたのだが、なんだかシステムが理解しにくいというか、自分のしたいことが反映されにくいゲームなので挫折した。
 ウルフチームからは三国志ゲームの『天舞』が。これは逆に、適当にやっていても適当にクリアできてしまうという、トホホなゲーム。ちなみにオレは劉備、関羽、張飛の三人だけに兵力を持たせ、敵部隊を一つずつ潰して中原の覇者になった。


コンプRPG
 新作TRPGは「コンプRPG」月報に移転。
『ウォーハンマー』は話題になったような気がするが、でも未プレー。『スペース・アウトロー』のイラストが唯登詩樹っていうのが、ちょっとだけ気になる。


特集
【RPG大特集'91】
 年末恒例企画のRPG特集。だが、この年はSLGに押されていた印象がある。ファルコムの新作がないというのが、その印象をより強めている。そこで仕方がなく(?)エロゲーの『ランス3』が陽の目の当たるところに出てこれた。
 他に『ロードス島戦記2』『ウルティマ6』『指輪物語第1巻』『ウィザードリィBCF』『幻影都市』『ファングス』『KIGEN』『ごくらく天国』。
 ウィザードリィ、ウルティマのRPG二大巨頭と、ファンタジー小説の金字塔・指輪物語というラインナップがしぶい。
(当然、この当時は『ロード・オブ・ザ・リング』はなかったわけで)


How to Win
『太閤立志伝』が登場。このゲームは、まさに何でもできるゲームで、何度も繰り返し遊んだものである。プレーヤーの想像力とシステムが、何でもアリを実現していた。
 他に『信長の野望・武将風雲録』『ヨーロッパ戦線』『天下統一2』『プリンセスメーカー』『アルシャーク』『パワーモンガー』『ルーンワース3』。特集のRPGよりも、こちらの方が粒が揃っている感じ。


RPGリプレイ
『蟻帝伝説クリスタニア』:第12話
 帝国の執政官を拉致し、半ば強引に反帝国組織を革命軍に変えてしまった一行。成り行きながら賛同者も増えて、いよいよ革命の気運が高まる。


SLG WORLD
 サバイバルゲームについて。SLGと歩兵戦闘は切っても切れない、ってことなのか?


福袋
『ドラゴンナイト3』が登場。ドラナイシリーズでは、オレが初めてやったのがこれ。でも、とある事件により発売が少々延期になり、しかもグラフィックにも若干修正が加えられることに。
 How to Winは『2069AD』


コミック
『ダンジョン・マスター』:第2話
『ムーンクエスト』:第8話


付録
【ブランディッシュ】
 付録の表紙も本誌と同じく杉本理恵。
 付録で『ブランディッシュ』をやったので特集の方が寂しい内容に。また、ファルコムの新作『ぽっぷるメイル』と『アドバンスト・ロードモナーク』についても少々。


その他・備考
 ミス・リリアこと杉本理恵がセカンドアルバム『銀河の空想』をリリース。ついでに、桂三枝のザ・ラスベガスという番組にもレギュラー解答者として出ていた模様。
 今月のリセットちゃんは『ぷよぷよ』。リセットちゃんの作風にあったゲームでした。
 読者参加ゲームの『トップをねらえ!NeXT GENERATION』が終了。マンガより早く始まって、マンガより遅く終わった。